英語のファースト・ネーム使用例についてです。
英語話者が、第3者である近しい人について話し始めてすぐに、その第3者のファースト・ネームを持ち出すのは、こちらに親近感を懐いていて、その第3者についての情報を分かち持ってほしいと願っているからですか。久野すすむ(日へんに章)の『談話の文法』には、その第3者寄りの「視点」に立っているから、そうするのだ、という事が書いてありますけれども・・・。この久野説に疑いを懐いた切っ掛けとなった事例を以下3件、掲げておきます。
1. Lee Strobel: ”The Case for Christ,” p.14: ”It wasn't a phone call from an informant that prompted me to reexamine the case for Christ. It was my wife. Leslie stunned me in the autumn of 1979 by announcing that she had become a Christian.”
2. Jerry Bridges: ”Trusting God," p. 239 ("Author"): ”Jerry Bridges is an author and Bible teacher. [ ... ] As a full-time staff member with The Navigators for many years, Jerry has served in the collegiate ministry and community ministries.”
3. 小弟の知り合いも、my friend と言った直後に既に、その人の事を、Barb ( = Barbara)という主語で表していました。何故なのかは聞きそびれましたが。
お礼
なるほど。そうでしたか。よくわかりました。そういえば、なんかの洋画で父親をファーストネームで呼ぶなんて、と眉をひそめるシーンがあったのを今思い出しました。儒教的風土がかすかに残る日本で育った私などには理解はできませんが、ところ変われば…ということなんでしょう。ご回答いただきありがとうございました。