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カイガラムシを駆除した後の処置について
5月12日に樹齢30年ほど、根回り70cmの梅の木にタマタカカイガラムシがびっしりつ付いたのを発見して2日がかりでワイヤブラシと歯ブラシで駆除しました。幹の大小には白かびや紫カビが付着してかなり弱っている状況と思います。梅はほとんど落とし、延びた新芽や混んだ枝などを思い切って選定したので、陽や風通しはよくなり、スッキリしましたがこれでよかったのか、この先が心配です。 なんとか生かしたいので、この後の処置についてご教示ください。 どんな薬を散布ししたらよいのか。 なお、5mほど離れて同程度の豊後梅がありますが異常はありません。また根回り1m強の「しだれ梅」もありますので、早急にやるべき対応について教えてください。
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これで安心しては駄目ですよ。カイガラムシを甘く見ると泣きを見ますよ。 少し残酷ではありませんか。カイガラムシを掻き落とせても、これでは樹皮 が傷んでしまい樹勢が衰えてしまいますよ。また擦った部分から雑菌が侵入 し、その部分が腐敗する事もあります。 歯ブラシなら構いませんが、ワイヤーブラシで落としてはいけません。 適した物は竹ヘラ、毛が少し固いナイロンブラシ、歯ブラシ等です。 肉眼で見えるカイガラムシは成虫と考えて下さい。肉眼では見えないくらい の子が大量に潜んでいて、今のままでは被害が拡大してしまいます。 カイガラムシは体内に蝋状の膜を持っていて、この膜が薬剤を体内に浸透さ せないようになっています。現在の時期の成虫には、膜を体内に持っていま すので、薬剤を散布しても効果が薄いです。しかし肉眼で見えない幼虫には 膜がありませんので、薬剤を散布する事で被害を抑える事が出来る訳です。 使用する薬剤はマシン油乳剤です。元々は機械に使用する油です。これを水 に溶けやすくして作られたのがマシン油乳剤です。水分が蒸発すると油分が 残ります。この油分で窒息死させるのがマシン油乳剤なんです。 成虫を掻き落としたら、マシン油乳剤を葉の裏表、幹、枝、根元に十分散布 します。現在の時期では成虫には効く薬剤がありませんが、卵や幼虫は死滅 させる強さがあります。 吸い込んだり人体に付着しても害はありませんが、万が一を考えてマスクや 保護メガネ、ゴム手袋だけは着用して下さい。 刷毛で塗っても効果は出ません。必ず噴霧器を使用して下さい。 カイガラムシだけでなく、アブラムシにも有効です。 効果が無ければ再び質問して下さい。一般的には行われない方法ですが効果 が大きい方法があります。効果が無ければ教えます。