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植物って力持ち?
アスファルトなどで固めた道路から、雑草やきのこがアスファルトを突き破って、はえてきますよね。 植物の葉っぱのような柔らかいものが、どうしてアスファルトを持ち上げてしまうのでしょうか? 凄く不思議です。
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そうですか、キノコまで顔を出していましたか。 わたしはまだキノコがアスファルトを突き破ったところを見たことがありません。 ポピュラーなのはスギナですね。 堤防の舗装を突き破って顔を出しているのをよく見ます。 植物は、確かに柔らかいですよね。 人が手で折ったら簡単に折れるし、千切るのも簡単です。 でもこれが、特に余計な力の掛からない土の中にあるときには細胞の中に水を取り込み、丁度油圧ジャッキのような働きをします。 アスファルト舗装はコンクリート舗装と違い、撓み性舗装と言って上からの圧力には路盤という硬い土の層と一緒になって耐えるものの、下からの力には弱いという特徴を持っています。 コンクリート舗装の所では、植物もなかなか突き破っては出てこないでしょう。 アスファルトでも舗装圧が6cmを越えるところではなかなか出てきません。 結局植物が出てくるのはアスファルト舗装圧が3cmくらいまでの所ではないでしょうか。 細胞膜の張力が、アスファルトの抵抗力より強いから持ち上げられてしまうのでしょうね。 生命の強さというのは本当に神秘的ですね。
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- DESTINY
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植物は芽を出すときに、葉っぱを広げたまま出てくるわけではありません。特にスギナやイネ科の植物などは、先の尖ったロケットのような形状の芽をしているので、かなり硬い土や、狭い隙間からでも芽を出します。 次ぎにアスファルト舗装ですが、全体として見ればかなり丈夫なものですが、これは小さな砂利とアスファルトを混ぜて固めたものです。アスファルトというのは、原油を精製してガソリンや軽油などとったあとに残る高沸点の物質です。常温でも粘性があり、高温ではドロドロになります。 ということで、アスファルト舗装をミクロにみると、硬い砂利が粘々したアスファルトでくっつけられた、隙間だらけの構造ということになります。 植物の芽は、アスファルト舗装の隙間、時にはアスファルト部分をロケット型の構造でかいくぐり、地上に芽を出します。一旦芽を出してしまえば、後は植物の勝ち。葉を広げ、茎や根の太る力でアスファルト舗装にあけた穴を徐々に広げていきます。 植物の根が石を割ったりするのも、同じような方法で行われます。ごく小さな隙間や割れ目があれば、そこに細い根が入り込み、後は根が少しずつ太って、隙間を広げ、ついには石を割ってしまいます。
お礼
植物は本当にたくましいですね。 アスファルトの構造まで教えていただいてありがとうございした。