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古文の質問です!
1~3の( )に、助動詞「き」を正しく活用させてかけ。 1 四方の海の深き心を見()に、 2 横笛、琵琶、筆の琴をなむ次々に習ひたまへると、上も思しのたまはせ() 3 絵はなほ筆のついでにすさびさせたまふあだ事とこそ思ひたまへ() 1~2に「き、けり」を正しく活用させてかけ。 己が師、なにがしと申し(1)人、東国にて、いろをしと申すぼろに殺され(2)と承り(3)ば、その人に逢ひ奉りて、恨み申さばやと思ひて、尋ね申すなり。 よろしくお願いします。
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活用させよなどの問題の場合は、( )の下の単語に第一に注目します。 例えば1は、下に「に」があります。短い文で、下の部分がないので、この「に」が格助詞なのか、接続助詞なのか判読が難しいところがありますが、両者共、連体形接続なので、上に来る語(この場合は「き」の活用語)が連体形になります。ですから、「き」の連体形の「し」が答えとなります。 同じように2は、下が、実際は句点(「。」のこと。ここで文が終了すること。)で、文が終了しているようですから、終止形の「き」になります。 3はひっかけ問題で、文の終わりで、答えは終止形のように思いますが、文の途中に係り結びをつくる係助詞の「こそ」がありますので、「こそ」⇒已然形で、「しか」が答えとなります。 次の文についても文が短いのではっきりしないところもあるのですが、要は直接体験の「き」を用いるか、間接伝聞過去の「けり」を用いるかということを理解しているのかを問う問題です。 1については、「己が師」とあり、「~と申し」となっていますから、直接体験の「き」で、下が「人」という名詞(体言)なので、体言に連なる形である連体形の「し」になります。 2は下の「と承り」は「(他の人から)~と、うかがう・お聞きする」という意味ですから、伝聞の「けり」で、格助詞の「と」は引用文・会話文などを受けますので、「と」の前で文は終了していますから、終止形の「けり」になります。 3は「承り」は自分自身が聞いた事なので直接過去の「き」を使いますが、その後に接続助詞の「ば」があり、「已然形+ば」で確定条件をつくり、「~だったので」の意味になりますので、已然形の「しか」が答えになります。 以上、参考まで。