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jr東海 儲かってる
JR東海は、リニアを自前で作れるほど儲かっています。 しかし、国民にとってリニアは必要であると言えるのですか? 儲かりすぎていて、批判を浴びるのがイヤだから、 利益を少ない方向へと利益調整をするために、 わざと大金を使うのですか? そんなにお金が余っていて困るのなら、 東海道新幹線の運賃を 安くすることで、過剰な利益を調整できるのではないですか?
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正確には、「儲かっていないが、リニアを引くだけの体力はある、ここで(本当に優れているかどうかは不明だが)技術力を示したい、トヨタに目に物を言わせたい」が本音でしょう。 儲かっていないというのは、たとえば規模でいえば、4000億円以上の経常利益を叩きだす事があるトヨタ自動車の3分の1程度の利益しか出していない(売上規模が違いますが)、利益率でいえば、収入1兆8000億円に対し、利益3500億円程度を稼ぐアメリカの鉄道会社(ユニオンパシフィック社、2012年)に対し、かなり見劣りするという点が挙げられます。海外投資家の判断では「高利益の企業ではないが規制で保護されているため安定している」という事で評価されていますが、リニア建設はその優位性をかなり損じてしまいます。 技術に関しては、リニアを成功させれば、アメリカを中心に世界中から導入の引き合せがある、と本気で思っている節があります。 実際には、先のユニオンパシフィックを含め、建設するだけなら全米各地に高速鉄道を引くだけの資金を持っている鉄道会社がいくつも(ユニオンパシフィック以外に北米に5社)あり、過去には旅客輸送の実績があり、今でも新幹線よりやや遅い程度で列車を走らせる技術くらいは持っているのに、旅客輸送ビジネスに参入するそぶりを見せません。利益数千億でも、需要の少ないアメリカで旅客輸送ビジネスに乗り出すのは危険、という判断があるからです。ここで、多少優れた技術があるからといって日本勢がビジネスを展開できるか・・・おそらく、日本と同じく我田引鉄が好きなアメリカの政治家に骨までしゃぶられるのが落ちでしょう。途上国?500kmを1000円で高速輸送でき、10%の利益率確保できるビジネスモデルがあれば成功すると思いますが・・・。 国内需要、すなわち現行の新幹線の発展系、代行線としての役割については過剰投資という言葉がふさわしいと考えられます。イギリスでは170年前に作られた線路を長期運休させることなく、時速200kmの列車を走らせる線路として活用しています。大規模修繕が必要なのは確かでしょうが、長期運休させる事が絶対必要とも思えませんし、「旅客に大きな影響を与えない程度の列車の運休で大規模修繕できる技術」を総力結集して開発すればいいわけです。付け加えると、海外で歓迎される技術はリニアよりもむしろこちらのような気もします。 というわけで、個人的な印象としては、質問者さんが指摘されているような「批判回避のための利益調整」ある種の合理的判断で動いているというよりは、幹部の夢や野心で動いているようなものを強くもちます。JR東海は法律畑の人間がトップを務めてきたので、技術や経済的な合理性を突き詰めて物事を判断するというのが組織として不得手、というのがその原因でしょう。 多少ベクトルはことなりますが(ファンが喜ぶ夜行列車、客車列車、食堂車の保全とかには関心なし)、非合理的なものの許容というところは鉄道ファンと似たようなところがあり、ファンの一員としては経営者になって経営に携われると楽しいのかも、と少し羨んだりもしますが・・・。
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- taketake98
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東海地震を念頭に入れているのでしょう。東海地震は30年後起きる確立は88パーセントと呼ばれていますので。 北陸新幹線と中央新幹線(リニア)で2重に輸送の確保する狙いがあると思います。 リニア開通後東海道新幹線の大幅補修(運休)も予定されています。 利益を調整はできません。利益を求めている投資家に拒否されます。乗車券を安くする方法はデフレスパイラルに陥りやすくなり景気後退の要因になります。
- mekuriya
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とんでもない。JR東海は全然儲かっていない。データを見れば一目瞭然。過剰な利益などという実態は微塵も存在しない。 JR東日本が売上高1兆8,174億円で営業利益2,929億円に対し、JR東海は1兆1845億円で純利益1208億円です。 コラム080 http://homepage3.nifty.com/kiha/cl/cl100417.html 路線別の営業係数を見比べれば分かります。営業係数トップはJR東海の東海道新幹線ですが、2位から9位までは全てJR東日本の在来線が独占しています。山手線、赤羽線、東海道本線(東日本区間)、横浜線、総武本線、根岸線、京葉線、中央本線(東日本区間)、南武線はどれも首都圏の在来線ですが、東海道新幹線と営業係数が遜色ない。 それに対しJR東海は、名松線・参宮線・飯田線・紀勢本線(東海区間)でワースト1位~4位を独占しています。 両者の事業構造の特色を一口にいえばJR東日本が東北地方の在来線の赤字を首都圏の在来線の黒字で埋めているのに対し、JR東海は在来線の赤字を東海道新幹線の黒字で埋めているということになります。JR東海が抱える中京圏は自動車王国な上に名鉄・近鉄・名古屋市営地下鉄との競争が激しくて在来線では全然稼げない構造なのです。 だからJR東海は稼ぎ頭である東海道新幹線による東京・名古屋・京都・大阪といった広域輸送に注力せざるを得ません。 しかし東海道新幹線は、開業からほぼ50年で老朽化が激しく、いずれ全面的刷新工事が必要になります。また線路容量も足りず、増発も高速化も限界に達しているのです。 「時は金なり」時間にはお金で買えない価値がある。だから東海道新幹線に誰もが乗りたがるのです。質問者さんだってそうでしょう。リニア中央新幹線が完成すれば、絶大な経済効果があります。日帰り圏が拡大し、ビジネス・スポーツ観戦・観劇・観光・遊興といった行動範囲が広がることになるのです。 JR東海にすれば、東海道新幹線だけに頼っている現状は、いずれ行き詰まることは明白な訳です。足腰が立つうちに次の展開を図らねば企業の永続性が危うい。 21世紀になってから円高の進行にも関わらず、中国・韓国・台湾といった近隣諸国からの観光客が増えています。それらの諸国の経済発展に伴って観光旅行を図る富裕層が増えているからです。 21世紀の日本は内に篭っているだけでは駄目です。リニア新幹線の技術を海外に輸出し、世界をリードすると共に、日本文化を世界に発信し、リニア中央新幹線を観光の目玉にしなければなりません。 日本をこれからも平和国家として成り立たせる為にも、より多くの観光客を呼び込んで海外に日本文化の理解者を増やさなければなりません。 それは国民一人一人にとって大きな利益になることだと私は考えます。
- townser
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そうですね、長期債務(つまり借金)が3兆円ある会社で、年間1300億円の利益しか上げられないため、債務を返済するのにあと23年もかかるのに、また5兆円をかけてリニアを作ろうとしている。 ただ、東海道新幹線は建設から40年がたち、コンクリートなどの劣化もはじまり、このまま放っておけば山陽新幹線トンネル壁崩落事故のように、大事故につながりかねない状況。在来線ならバス代行輸送などもできるでしょうが、新幹線では列車を一日止めただけで日本経済が麻痺してしまう大動脈。そう簡単に止められるはずもなく、東南海地震の懸念もあって、東海道新幹線に代わる大動脈は、今度完成する北陸新幹線くらいかと。 というわけで、やっぱり東海道新幹線に代わる鉄道路線は必要なのでしょう。別にリニアである必要はないかもしれませんが、同じ金額をかけるならより高性能で安全性の高いものを導入すればいいだけですしね。なので私はリニアはあると良い物だと思います。 JR東海は儲かっているといいますが、一度破産した会社が前身ですからね。借金は消えてなくならないのですよ。儲かるときに儲けて借金を返す。使えるお金があるうちに、次の利益を生む商品を開発する。それが企業にとってとても大事です。儲かっているからといってそれを次の投資に回さず、安売りとかで既存の商品にあぐらをかいていると、その商品の価値がなくなってしまったときに、取り返しが付きません。なのでJR東海はいまのうちに、次の目玉商品を作ろうとしているのです。
- kyo-mogu
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必要でしょう。儲かっているからではなく、儲かる可能性が高いのもある。 新幹線の利用も恐らく限界に近い。それに格安航空会社の影響も出てくる。完成すれば客も増えるし。 それと、もし新幹線が事故などで動けない場合の代替えとしての役割も出てきます。 鉄道技術の向上。技術はこれで終わりという物ではない。さらに挑戦しないと発展しない。