意味は創作次第になるでしょうが機能的な意味はない(知られていない)でいいと思います。意味が特定できないのと意味がないのがあって人中は意味がない方でしょう。貪欲に意味を求めてしまう、物語をこしらえてしまう人間の精神活動がある。人畜兄弟にするような見境なさを抑えるのも人間の理性です。
誤解を招く例えですが、完成した折り紙で造形的に求めていない折り目が立っていたりします。製作過程で仕方なく折り目を作りそれが消されずに製作終了したものです。
鼻の穴(外鼻孔)も当然最初は開いていません。口の穴の方が先です。切れ目が口の穴に連続するリング状の、2つの隆起が生じてその外面の中央が頭部の内方に深く沈んでいくと外鼻孔になります。地球の地殻が移動して余ってしまう部分は沈み込む道理に似ていると思います。ふちの成長が活発だったからそうなるのだと思いますがその左右2つの外鼻孔を囲うクレーターのような隆起部のふちの部分は顔面中央で癒合してまさに出ている鼻の外形になるわけです。
一方、人中ですが凹みというより、高いふちに挟まれた土地の外形です。人中の肉の部分へ、左右の頬に相当するような部分が両側からぐいぐい押し迫ってその最前線の所は人中のふちを内側から押し上げた考えられます。敷き布団をずらした時のヒダの地形です。
この人中の凹凸を上唇の可動性を高めるための機能的形態と推察するブログもありましたが実際にその機能性は解剖学的にも指摘されていないので凹凸発生の因果関係を逆転させたに過ぎない発想だと言えます。
なんとなくですがくぼんで見える人中は周囲の成長から取り残された感の強い外形なのではありませんかね。
受精卵から生物を作る作り手はいませんから胚自身の各部位の細胞の、スタートもスピードも自動車競争(ラリー)のような成長の差異が多細胞生物の造形を担うのだと思います。
お礼
説明ありがとうございます! そうですね! あまり意味はないことが、よく分かりました。 回答ありがとうございました!!