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浸透探傷が不要な加工条件
金属を機械加工したあと中にクラックがないか、染色浸透探傷試験をすることがあります。 加工条件を変えれば浸透探傷試験をしなくても金属にそういう欠陥を残さない条件とかあるのでしょうか?大半が欠陥が無いのに、万が一のため必ず実施しており、機械加工条件やセンサで不要化できることってどうしたら確立できるのでしょうか? 難しいことは分かっていますが、何かヒントや考え方をご存知の方いらっしゃいましたら、お教えください。
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浸透探傷試験(PT)を含めた非破壊試験(NDE)を行う目的は品質保証であって、傷がないことを証明することです。したがって、傷があろうがなかろうがしなければならないということです。 >浸透探傷試験をしなくても金属にそういう欠陥を残さない条件とかあるのでしょうか そう断言できる方法はありません。よっていかなる場合も原則的にNDEは必要です。 PTが嫌ならECT(渦電流探傷試験)をやる可能性はあるでしょう。電磁気的に傷をセンサーで探す方法ですがセンサーが小さい(せいぜい20mmφ)のでスキャン装置が必要です。試験体によりますが、検査装置とスキャン装置で100万円から1000万円ぐらいかかるでしょう。こんなに金をかけても信頼性はPTを上回るものではありません。 どのNDEをやるかは試験体の材料、工法、規格、契約によってきまってきます。コスト、工程、品質は相反する要求です。それらの調和も考えてください。
お礼
回答ありがとうございます。PTが一番安価で信頼性があるのですね。