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最近の円高について

アベノミクスによる円安株高とよく耳にしますが、そもそもなぜ円安傾向になっているのでしょうか? 安倍政権による日本の景気回復に期待した結果だとも聞きますが、景気回復を期待しているのであれば、逆に日本円を手放さずに保有しようと思うのではないでしょうか? そもそも、これまでの円高はユーロやドルの信頼低下に対しての相対的な円に対する高い信頼性からだったと理解しています。 つまり、私の理解だと、円の価値が益々上がって円高が進むように思えてしまうのですが、現実は違っています。 あまり専門的な知識を持っていませんので、分かりやすく教えていただけると嬉しいです。

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  • covanonki
  • ベストアンサー率48% (219/448)
回答No.6

株高だからでしょう。 日本の株式市場の7割近くは外国人投資家によってコントロールされています。(買相場の35%、売相場の35%) 株価が上昇すれば株式を売却し、外貨に換える。一部を別の株に投資し、株が上がったらまた同様の方法を取る。 円を買わずとも、元々手元にある円で株を売買するだけで儲かるわけですから、買いよりも売りが先行するのも当然のことかと思います。 今回のイタリアに関連する事案のように、海外の事案が原因で円が大幅に買われるようなことがあれば、今度は為替相場の変動が原因で日本株の相対的な株価が上昇しますから(元々外国人投資家が持っている株ですから、外貨を基準とすると、日本株の価格が動かずともその価値が上昇する)、円が高いうちに株を売って外貨に換えようという動きが先行する。 そうすると株価は下がりますが、株は安くなるわけですから、また買われます。 株が買われれば株高となり、また株が売られて円が売られる。 こういう循環の元に為替相場は変動します。 アベノミクスによって「インフレ期待値の上昇」、つまり、「経済が動くのではないか」と多くの人が考える状況が生まれたためにまずは前政権のうちに大量に買い集められた「円」が株価に向かいましたね。 今回の状況として、通常と大きく異なっていたのは、外国人投資家たちが、日本株を手に入れるため、わざわざ円を購入せずとも、民主党政権の無策によって、株価に投資されることなく買い集め続けられた円が、「元々」外国人投資家たちの手元にあったということ。 「インフレ期待値の上昇」によって「経済が動くのではないか」と考えられ、円は株に向かいました。 ですが、同時に「株価が上昇するということは、当然為替も円安に向かうだろう」という円安に対する期待値も高まりました。 このことで、今回は株よりも先に為替の方が先行して円安に向かいましたが、本来は上記のような流れで為替と株は推移します。 まとめます。 株価が上昇する →利益を確定するため、株式が売却され、外貨に換えられる →わざわざ円を購入せずとも、株式が上昇したことによって株式を購入するための元手も増えたから、円は再び株式に向かう →売りが先行して為替相場は円安に向かう また、同時に下記のような現象が起きることも想像されます。 →為替相場が円安に向かったことで、輸出部門を持つ大手企業の業績が回復することが想定されるため、大手企業の株価が上昇する。 →利益を確定するために株式が売却され、外貨に換えられる →わざわざ円を購入せずとも・・・ というような循環が起き、株価と為替が連動する状況が生まれるものと想定されます。

ana-go3
質問者

お礼

ありがとうございます。 大変遅くなりました。 最近の株価の動向を見てると、言われていることが理解できるような記がします。

その他の回答 (5)

  • ga111
  • ベストアンサー率26% (247/916)
回答No.5

もちろん国債を買わないこともできますよ。それでは金融緩和になりませんよね。やはり日銀法改正が必要だと思います。今後はアベさんの意向に沿う総裁、副総裁になるので、もっと円安になるでしょう。 もっと生々しくは以下を参照。 http://gendai.ismedia.jp/articles/-/34619?page=3 〈しかし今もっとも責められるべきは、財務省や財界や政府と言うより日銀であろう。デフレ不況を十数年も放置してきた責任の大半は日銀にあるのだ。リーマン危機以来、アメリカは通貨供給量を三倍に増やすなど米英中韓その他主要国の中央銀行は猛然と紙幣を刷り景気を刺激した。日銀は微増させただけで静観を決めこんでいる。  ここ三年間で円がドル、ユーロ、ウォンなどに対し三割から四割も高くなったのは主にこのせいだ。今すべきことは、日銀が数十兆円の札を刷り国債を買い、政府がその金で震災復興など公共投資を大々的に行い名目成長率を上げることだ。札が増えるから円安にもなる。工場の海外移転にも歯止めがかかる。ここ十四年間、経済的困窮による自殺者が毎年一万人も出ている。日銀は動かない〉

ana-go3
質問者

お礼

ありがとうございます。 景気に対する日銀の役割はかなり大きいんですね。 今回の日銀の策がベストなものなのか分かりませんが、これまでの日銀が主に静観を続けてきたということに疑念を感じてしまいます。 円を市場に増やすことに何か弊害もあるのでしょうか。

  • ga111
  • ベストアンサー率26% (247/916)
回答No.4

日銀がお札をたくさん印刷する(そして国債を買うと)傾向にあると国内外投資家が思っているからでしょう。 日銀がお札をたくさん印刷すると(アベさんの金融緩和)、当然円の価値が下がります。これは、円を売らなければいけません。(>円安) 日本は貿易立国ですから、超円高では多くの企業がやばいんですよ。よって、ある程度の円安を設定することで、企業が助かります。よって、株があがり、その輸出企業につれて、その関連企業も、業績回復。 私のトピも参照www。 http://okwave.jp/qa/q7901923.html

ana-go3
質問者

お礼

ありがとうございます。 お金が沢山流通すると予測して円を手放している、という現象が起こってるんですね。 つまり、これまで以上に国債が発行されると考えられてるんですね。 ちなみに、日銀は自らの判断で国債を買わないという行動も出来るのしょうか?

  • nasi000
  • ベストアンサー率19% (100/514)
回答No.3

経済というのはある理念の下にミスリードした言葉が沢山でてきます。一般的な常識で経済の話を聞いていると騙されるので、経済解説は 金融商品を売る営業マンの話 を聞くように話半分で聞く必要があります。 例えば、マスコミは「景気回復に期待が高まり株価が上昇している」なんてデマが当たり前のように語られます。しかし実態は「景気回復期待からの株価上昇」ではなくて「インフレ対応のために投資投機の矛先が変わった」だけなのです。またインフレ期待などという言葉がしばしば出てきますが、期待などではなく単にインフレ予想値というだけのことです。そしてその予想に対応した資産運用を行なっているというだけです。 つまり投資家がインフレの実現に望みをかけて喜び期待をしているわけではなく、インフレ予想値に合わせた投機投資先へとお金を流す先を変更しているだけということです。現在のアベノミクスからの株価上昇もこれです。 (ちなみに私は安倍政権の経済政策は支持しております。上記の話は安倍政権の内容云々ではなくマスコミや経済学者、評論家の経済解説に関わる部分の話を書いております。)

ana-go3
質問者

お礼

分かりやすい回答ありがとうございます。 「景気回復→インフレ→お金(円)の価値が下がる」ということが予想されるって事ですね。確かに円を手放したくなるので円安なんですね。

  • cse_ri2
  • ベストアンサー率25% (830/3286)
回答No.2

マクロ経済を考えるとき、  ・景気がよくなる⇒円高だろ みたいな考えも必要ですが、市場というのはもっと単純で、単に「期待」だけで動くことが多いのです。 一つは、No.1の方の回答にあるように  ・貿易赤字なら、円安だろ というのが一つ。もう一つは、  ・今度こそ、本気で日本は金融緩和するよね。円貨の量が増えるなら円安になるから、先に円を売っちゃえ というのもあるわけです。 この「市場は期待値で動く」というメカニズム(というか、人間心理)がわかってくれば、いろんな動きが見えてきます。 今、円安が一服しているのも、先のG20で声明こそでなかったけれども、どうやら日本は為替操作国の疑いがもたれているという噂(本当かどうかはわかりませんよ)が、ニュース等で流れたからです。 もう一つの観点は、アベノミクスによる円安効果に加えて、アメリカ経済が地味に回復基調にあること。 円以外の通貨も安くなる傾向にあることから、ドル高市場という見方もできるのではないかと思います。

ana-go3
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 「期待」つまり投機家の儲けたい、損をしたくないという心理が影響し、今は円の流通が増えると考えられて円が売られているんですね。

  • mekuriya
  • ベストアンサー率27% (1118/4052)
回答No.1

為替レートは、円を買う人と円を売る人の綱引きで決まります。誰がどういう事情で円を売り買いしているのか誰にも分からないことです。いろんな評論家が憶測で御託を並べているが、それが正しい保証は一切ない。 実際のところは貿易赤字が円安要因です。 日本は原発停止に伴って昨年は史上最大の貿易赤字を計上しました。東京電力が円を売ってドルを買っている。電力会社は電力料金を円で受け取って、火力発電所の燃料となる石炭・石油・天然ガスをドルで買っています。日本の輸出入はほとんどがドルで決済されています。輸入額>輸出額ということは、それだけ円を売ってドルを買っているということなのです。 こういうことを一度でも説明した経済評論家はいますか?それが電波芸人のレベルです。

ana-go3
質問者

お礼

ありがとうごさいます。 貿易の赤字黒字が円高円安に影響を与える一つの要因になるんですね。

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