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人間性と動物性
人間には本源的な欲望があるとされています。本能と言われることが多い。強い順に、睡眠欲、食欲、排泄欲、性欲の4つ。 これらの欲は動物的なものとして、ある場面では否定されるべき事として抑圧されることがあります。しかし、これらの欲を抜きにして人間性を語ることができるとは思えない。 性欲が強調されがちなのは、性欲を煽る方が単に商売に有利だからっていうだけのことでしょう。ここでは、これら4つの欲のうちどれかを過大に評価すること無く同等のものとして考えたい。 質問というには曖昧模糊としていますが、敢えてそのような質問を提出することで、人間性と動物性についての諸賢のご意見を伺いたく思いました。
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noname#194996
回答No.1
>人間性と動物性についての諸賢のご意見を伺いたく 本能と呼ばれるものは3欲 以外の性欲を指す場合が多いと思います。なぜかというと >性欲を煽る方が単に商売に有利だからっていうだけのことでしょう そういう理由もあるでしょうが、やはり生命保持のための3欲とは異なっているし、複雑だからという面があると思います。性欲は生きるためではなく、動物的な見方で言えば子孫を残すためということのようですが、人間は知性を発達させましたから現在では必ずしもこの欲情を単に動物としての本来の役割としては捉えておらず、あなたがいわれるように経済活動に結び付けて利用したりしている。過大に評価されているのは当然かもしれません。他にも食欲は経済活動に密接に利用され始めたばかりですが、性欲ほど哲学者などには興味を持って分析されたりしては居ません。私見では、性欲ほど学問的に、社会学や未来学としての人間存在に関しても、芸術論的にもかかわりを分析する上で面白いものはないと思っています。 誤参考になれば。
お礼
ご回答ありがとうございました。 素人考えですけれども、性欲が過大に情報化される理由としては、西洋的な一神教的価値観があるのではないでしょうか。宗教的な禁欲と対応しているわけです。日本人には想像しにくい事として、宗教が生活の隅々にまで浸透しきっている。そんな世の中への批評として、芸術作品が性欲を底流にした作品を作って挑発する。そういう作品を日本人が見て理解したつもりになっているけれども、感受性の前提が違うので、実はまったく違う楽しみ方をしているようです。 それが世界中に伝播しているのでしょう。日本で生まれ育った日本人として、そういう考え方を相対化するためには、単に忌避するだけでなく、自分なりに分析し考えることが必要なのかもしれません。話が大幅に逸れました。 人間はいつも眠たいわけじゃないし、いつも飲み食いしたいわけじゃないし、いつも排泄したいわけじゃないし、いつも発情しているわけではありません。それらの欲をもっとバランスよく認識できるといいな、と思っております。