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立てない人はがん検診を受けれませんと言われましたが

名古屋市では胃がん検診を実施しています。 そして私は立てないハンディキャッパーです。 ところが古くからある名古屋市立の病院で「立てない人は胃がん検診を受診できません。」「これは医師の判断です。」と言われました。 そうするとこの市立病院では設立当初の昔から立てないハンディキャッパーの胃がん検診を拒否し続けてきたことになります。 市役所に苦情申し立てをしたところ、「ハンディキャッパーに多くのスタッフをわりふれない。」「たくさんの人が受診するところだから、身体障害者に多くの時間を割り振ることはできない。」と言われました。 社会がこのような発言をしていたのは数十年前のことと考えられます。 これは身体障害者差別ではないでしょうか?国際障害者年で「障害者の完全参加と平等」がうたわれたはずですが、まったく平等でもなければ、完全参加などできるはずもありません。 このような時の解決機関をご存知の方お教えください。 なお、弁護士とかはお金がかかるので解決機関になりません。 無料法律相談も立てないハンディキャッパーがヘルパーさんの準備をして行列に並ぶのは不可能なので、解決機関になりません。

みんなの回答

  • cankara
  • ベストアンサー率66% (4/6)
回答No.5

質問者さんには不満が残るお答えかと思いますが、結論から言うと胃カメラによる検査をご自身で受けられてはどうかと思います。 決して差別という意図はありませんが、バリウムによる胃部X線が受けられないということについては、スクリーニング検査の限界とも言えるかもしれません。 長くなり、少し専門的な話かもしれませんが、ご容赦ください。 市が行う検診は対策型検診というものです。 対策型の意味は、自治体が集団を相手にがん検診をやった時、不利益が少なくて、利益が多い検診を行うことによって、その集団全体の死亡率を下げるという考え方です。 それに対して、人間ドックなど、個人の判断で受けるものを任意型検診といいます。 検診は、自覚症状があり医療で受けるべき人ではなく、健康な人を対象に行う以上、その健康を損なうリスクができるだけ小さいというのが前提になります。そのうえで利益があるということです。 一番大きな違いは、対策型は不利益を受ける人と利益を受ける人が別である可能性が高いということ。 それに対して、任意型は、個人が自分で判断して受けるわけですから、不利益も利益も自分が受けるということになります。 対策型として行うべき検診の種別と対象や方法などは、国によって決められています。この決められた方法で適切に多くの人に受けていただくことで、初めて死亡率が下がるのです。「科学的根拠に基づくがん検診」や「がん検診実施のための指針」などで検索すると多くの説明が見つかります。また、この対策型の検診をよりシステム的にレベルを上げて行うと組織型検診といって、欧米などで実際に集団の死亡率が下がる効果が出ているものになり、WHOも世界で国が行う検診のスタンダードにすべきと呼びかけているものです。 ところで、実は胃がん検診は多くの国では行われていません。 日本では、戦後の衛生環境などによって、胃がんの原因といわれるピロリ菌を持っている人が多いといった理由によって、胃がんのリスクを持った人が他国より多いといわれます。そこで、特に行われているという事情があります。そして、その死亡率を下げるという科学的な根拠がある検診方法が、バリウムによる胃部X線検査というわけです。 胃カメラは死亡率を下げる効果があるとされていますが、集団に行うキャパシティや質といった体制が十分ではないため、採用されていません。 さて、決められた方法で適切に多くの人にと先に述べましたが、死亡率が下がる証拠がある検診を適切に行わなければ、不利益はたくさん起こる可能性がありますが、利益はなくなります。 適切にというのは、質の高い検査といいかえることができます。 具体的には、バリウムの場合、胃壁にバリウムがついて、腫瘍などがあるとそれをバリウムがよけて通るわけです。そのタイミングでうまく撮影をすると腫瘍部分だけが、白く写るというわけてす。 バリウムは川の流れとまでは申しませんが流れていくわけですから、流れを考えて、角度や向き、体位などを調整し、ちょうど良いタイミングで撮影をします。大体、8枚から9枚くらいとると思いますが、これがうまくできないと、質の高い検診とはならず、また、バリウムが体内に残る、便秘になるなど、受けた本人にも不利益が起こりやすいということになります。 がん検診を1000人すると確率として80人~100人くらい陽性となると思います。しかし、精密検査を行って実際にがんと診断される方は10人以下で、3.4人といったところだと思います。 不利益にはがんでないのにがんと疑われ、不安な気持ちになる、不必要な検査や治療を行う、そして後遺症が残る、検査で感染症にかかるなど、さまざまにあり、実は治療する必要もないのに治療して治ったと喜んでいるが、なにもしなくても良い良性のものだったなど、不利益と気づかないこともあります。考え方にもなりますが、3.4人の命を救うために996.7人に無駄な検査をして、80人以上のひとが疑われ、また感染症などで健康な人が後遺症を持ったり、下手をするとバリウム中毒で死んでしまうといった事故があり得るわけです。(実際、昨年関西のある自治体でおこりました。) 医療者としても受診者の健康を損なうことなく、安全に、そしてキチンとした結果を得るというのは絶対的に求める要件です。医療判断として安全に適切に質の高い検査ができないので、お断りするということはあるのだと思います。 このようなわけで、質問者さんの場合は、この対策型検診の限界という点から、個人で自分に合った方法を選択できる任意型検診として、胃カメラによる検査を受けられたほうが良いのではないかと思うのです。 ですので、以前の回答者の方が言っている市に胃カメラの検診を求めるというのもまた違っているのではないかと思います。 市民サービスというとらえでみなさん言っているのだと思うのですが、検診の場合、それ以前に公衆衛生という観点が必要です。日本では、衛生的で質の高い医療が今日では当たり前のものになっていますが、検診の場合、健康な人に行う以上、より高いレベルが求められるのだと思います。 たとえば効果が高いといわれた予防接種が、後に副作用が大きかったり、かつては針の使いまわしで、肝炎ウイルスが蔓延したりと、後になって問題が顕在化するということがあったわけです。がん検診でも起こり得るわけで、こうしたリスクをできるだけ避けて、死亡率をキチンと下げる効果があるものが、がん検診の場合、科学的根拠あるがん検診を、適切に高い質で、多くの人に受けてもらう必要があるのです。 お答えになっているでしょうか。お気持ちに沿わないお答えではと思いつつも、自治体の行う検診の考え方ということでお答えしました。

参考URL:
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/dl/gan_kenshin04.pdf
  • kuma-tan
  • ベストアンサー率0% (0/1)
回答No.4

胃透視の自動化は聞いたことがありません。 ベットが寝たり起きたりと動くのを自動と言われるとそうなのかもそれませんが・・・。 なので基本的に受診者様自身に左右・うつぶせなど動いて頂く必要があり、また、斜めの中途半端な位置で止まっていただく事を求めます。 その動作に介助が必要である場合、検診人員に多くをさく事が出来ない医療機関が大半だと思われます。 ベットから落下等の事故の確率が高く、中途半端な検査になったにも関わらず異常なし。と判定されても質問者様はいいのでしょうか? 先の方が回答していらっしゃるように、市に対して胃透視受診に危険が伴う場合内視鏡での検診が出来るように働きかけるのがいいのではないでしょうか。 内視鏡の方が診断精度高いですし・・。

  • USB99
  • ベストアンサー率53% (2222/4131)
回答No.3

私は医師です。20数年前はそれこそ、毎日、5~6人の胃透視撮影をしていました。 >ベッドに横たわって仰向けとうつぶせになれれば、通常のレントゲン撮影を行うだけで >可能であることは他の都市の医師に確認をとりました。 その医師が胃透視を知らないだけでしょう。若い医師は、今時、胃透視なんてしませんから。

ff0l260pgs
質問者

補足

それならば、市立病院も胃透視について知らないことになります。 なぜなら市立病院は始めは「立てない人は撮れない。」と強く主張していたのに途中から「より良い検査を受けてもらうためには立ってもらわないと。」に変化しました。すなわち、市立病院は「検査できるけれども、よりよい検査のために検査しない。」に現在は変化しているのです。つまり、市立病院は胃透視はできるけれど、やらないといっているのです。 市立病院が胃透視できる。と言っているのですから最初に書きましたように、市立病院も胃透視について知らないとなるはずです。

  • rokutaro36
  • ベストアンサー率55% (5458/9820)
回答No.2

No.1の方のコメント通りだと思います。 胃の透視検査の場合、単にベッドに横たわるだけでなく、 左右に体を動かしたり、頭を下にする(大げさに言えば逆さに近い) 体勢にもなりますから、 そのような体勢に耐えられる人でなければ受けられません。 また、放射線を照射するので、介助を頼むということも 現実的ではありません。 となれば、内視鏡しかないでしょう。 これは、差別という問題ではないと思います。

  • USB99
  • ベストアンサー率53% (2222/4131)
回答No.1

検診が胃透視だと無理でしょう。 胃透視は、体が自由に動けないと思う部位にバリウムを流して洗ってすぐ別の場所に流して..という操作をバリウムが十二指腸以下に流れる前に何度もする必要がありますから、体の動きが不自由な人ではまず、ちゃんとした検査をする事ができません。 立って動ける人を前提の検査ですから、立てない人が受けれないのは差別以前の話と思います。もちろん、他に方法がなければ別ですが、内視鏡という体の不自由な人でも受けれて、病気の発見率は胃透視より優れている方法があるのですから、体の特性にあった検査を受けるべきと思います。 この意味で、どこかに申し立てても、これと同じような事を言われるだけと思います。 よって苦情をいうなら、体の不自由な人は内視鏡検査による検診を受けれるようにして欲しいと市に申し立てるべきと思います。

ff0l260pgs
質問者

お礼

お礼ではありませんが社会問題のほうが差別については解決しやすいかなと思ってそちらでも質問しました、ここでの質問と補足をあわせて質問しました。

ff0l260pgs
質問者

補足

バリウムの胃検診が立てなくてもベッドに横たわって仰向けとうつぶせになれれば、通常のレントゲン撮影を行うだけで可能であることは他の都市の医師に確認をとりました。 市立病院のがん検診は自動化されている検査機器が導入されていて健常者はそこで検診を受けています。 USB99さんは自動化されている機器でしか検診を受けたことがないから、「障害者は検診を受けれない。」と言っているようです。 市は「障害者の検査をしていると時間がかかって、多くの検査ができなくなる。」と主張しています。 つまり障害者だけ、通常のレントゲン機器で撮影を行っていると、手間がかかると言うわけです。 これを差別と言わないでなんというでしょう。

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