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「并州の感」の意味を教えて
「北京滞在十月十三日夜より三十一日朝に至る。中間 大同旅行を除くも、殆ど二週間、豈に并州の感なきを得ん哉。」 「并州の感」と関係ありますか。よく分かりません。 教えてください。
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客舎并州已十霜 帰心日夜憶咸陽 無端更渡桑乾水 却望并州是故郷 という賈島の『度桑乾』という詩の最後、「かえって并州(中国の地名)を望めばこれ故郷」という言葉を踏んでいるのではないでしょうか、「旅先でも長い間いたので故郷のような感じ」がする、ということでしょう。 北京には、十月十三日の夜から三十一日の朝まで、滞在した。途中で大同に旅行した(日数を)除いても、ほとんど二週間になり、どうして「旅先ではあるが故郷のような感じ」がしないですむだろうか、(という反語で終わっています)。
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- technatama
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回答No.2
「并州之情(ヘイシュウノジョウ)」という熟語があるようです。 唐の賈島(カトウ)という人が、并州(山西省大原地方の別称)に嫌々ながら長く住んだが、その土地を去ってさらに都から遠い土地に行く途中、并州を故郷のように感じ、慕ったというのが語源だそうです。 従って、 “今まで好ましく思わずに住んだ土地を、去ってから後に懐かしく慕うこと” “長い間住んでいた土地を、第二の故郷と懐かしむこと” の意味になるようです。 「北京にほぼ2週間滞在していることで、北京に対する「并州之情」のような感じがしてきた」 という意味になるのではないでしょうか。 (この質問が目に留まったので、少々調べてみた結果ですが、「并州之情」という言葉は今まで知りませんでした。)
質問者
お礼
熟語か、知りませんでした。 ありがとうございます。
お礼
詩もありますか。勉強になりました。