普通の室温という状況で考えて、ほどほどにコーヒーを冷ますのであれば、
>2.コーヒーが冷めるのを待ってクリームを入れる
ほうが冷ます温度に近づきやすくなります。
クリームとコーヒーの比熱(冷めやすさと考えてOK)が同じだと単純化すれば、すぐにセ氏90度のコーヒーにセ氏10度のクリームを入れれば、セ氏85.5度になります。室温が20度だとすれば、温度差は65.5度あり、そこから室温まで冷めて行きます。
冷めるのは温度差がある程、速くなります。室温が一定だとすると(コーヒーくらいでは変わらないでしょう)、65.5度の差から始まって、最初は急速に、だんだん緩やかになりながら、室温のセ氏20度まで冷めて行きます。
もし、コーヒーカップの断熱性が充分だとすると、開いているカップ上部だけから、外気により冷まされます。それが一定だとしましょう。、冷まされるべき体積はコーヒーとクリームの合計の265ccです。冷まされるための面積が一定だと、冷めやすさと体積は反比例します。
それを踏まえて、後でクリームを投入するとします。単純化のために、とりあえずクリームの温度は変わらないとしておきましょう。
すると、コーヒーと室温の温度差を考えると、最初は70度という上記より大きい温度差で冷まされて行きます。それが、250ccと、これは少ない体積です。
どちらも、最初にクリームを入れるよりは冷めやすい性質となります。コーヒーとクリームを二組用意し、クリームを最初から入れたほうと比べて見れば、最初の温度こそ高いものの、温度の下がり方は速いため、ある程度の時間が立てば、最初からクリームを入れたものに温度が追いつきます。
その時点でクリームを投入すれば、最初からクリームを入れたほうより温度は下がります。その後は、体積は同じ条件になりますから、後からクリームを入れる方が、いつも温度は低いままで冷めて行きます。
そうしますと、クリームを入れることによって下がる温度を考慮して、コーヒーを飲む直前にクリームを入れれば、最も早く適温のコーヒーが飲めることになります。
P.S.
以上は、コーヒーやクリームの比熱や体積を定数として、変数をコーヒーやクリームの温度(クリームの温度も室温で変わるとするのが普通)とし、それの時間微分を考えた微分方程式を立てて解くことにより、定量的に考えることができます。それは割愛します(たぶん、最も単純なモデルでも面倒臭そうです)。
お礼
いろいろなサイトを紹介頂きありがとうございました。