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アイヌ語と朝鮮語の関係性
- アイヌ語と朝鮮語の関係性についての共通点をまとめました。
- アイヌ語と朝鮮語の挨拶表現についての他の言語の例を教えてください。
- アイヌ語と朝鮮語の共通点についての可能性や言語間の影響について考察しています。
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(1) トルコ語 (残る側→去る側) güle güle ! (去る側→残る側) Allah'a ısmarladık ! インドネシア語 (残る側→去る側) selamat jalan ! (去る側→残る側) selamat tinggal ! タヒチ語 残る側:パラヒ //去る側 :ハエレ ラオス語 去る側:ラーコーン /// 限定なし:ソークディー ---------------------------------------------- (2) もうわかっているでしょうが1~4の共通点の証拠能力は低いですね。 CVC・内破音の言語は腐るほどあります。 音の体系として平音・激音・濃音の対立がある朝鮮語が特徴で、 これが比較に入らないなら本質的に違うでしょう。 動詞と形容詞の区別がないのは、タイ語・ラオス語などアジアには 多くあります。 数詞も完全に減数法も疑問ですが、語源が違うでしょう。アイヌ語 の20進法表現は対応しないし、数詞もですがそれ以前に古くからの 基本語彙に共通語源のものがなさ過ぎます。これが重要です。 共通語源比較に使われる基本語彙は、体のパーツ・親族名称・古く から身近な物・動植物(目,手,父,母,犬など)。 インド・ヨーロッパ語族ゲルマン語派のほんの一例 日本語 北欧語 -ドイツ語 - 英語 家 hus - Haus - house ネズミ mus - Maus - mouse 犬 hund - Hund - hound 上の3語、古英語では北欧語に同じ。 (現代英語の一般的な犬は dog に置き換わってます) 発音にしても語彙にしても文法にしても断片的なことを考察するの ではなく体系的に考察すべきです。
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- SPS700
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(1)「さようなら」に関してですが、他にアイヌ語や朝鮮語のような表現をする言語はありますか? あるかも知れません。しかし朝鮮語の挨拶は「安寧」という中国語の借用語がありますから、親縁関係を論じる材料にはならないかも知れません。音韻についても数百年で変わる現象ですからあまり役には立ちません。 (2)アイヌ語と朝鮮語には共通点があるのでしょうか?この1~4の共通点はたまたまなのでしょうか?(言語の共通点を考える上でさして重要でない共通点ですか?) 共通点はありますが、この2語間「だけ」に見られて、他とは無い共通点でなければ意味が無いでしょう、12は音の問題、3は印欧語では再構できますが東アジアでは借用が頻繁に見られます、4は多くの言語に見られる現象です。 (3)どちらかの言語がどちらかの言語に影響をあたえたとったような可能性は考えられますか? 一つの問題は、古代の朝鮮半島における言語状態が今のような単一の言語が行われているのではなかったことです。中国の『魏志』には李基文によると扶余、高句麗、沃沮、濊、など七つの言語が挙っています。 僕は今の朝鮮語とアイヌ語が無関係だと言う証拠も、親縁関係があると言う証拠も無いと思います。
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回答ありがとうございます。 本当に参考になります。 確かに、朝鮮語は「安寧」を使っていますね。アイヌ語がその「安寧」を使っていないとなると、二つが似ているのはたまたまと考えた方がいいですね。 >この2語間「だけ」に見られて、他とは無い共通点でなければ意味が無いでしょう 確かに、そうかもしれません。それを考えれば、現代朝鮮語だけでなく時代を超えた幅広い知識が必要になりますね。。。 とても分かり易い文章ありがとうございます。 1~4の共通点を見て「関係性あり」はまずいですね。 まだまだ勉強が足りませんね。 出直してきます。
- cherry77_
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発音について 似ています。 もともと韓国語(とくに南部)と日本の東北の言葉の抑揚は似ている気がします。 実際、釜山の人が一番日本語の発音が綺麗だと言われているのを聞いたことがありますし、 実際にそのような方が多いです。 また、東北弁を聞くと韓国語にも聞こえるときがありました。 クマが神様という点 韓国の神話ですが、虎とクマが同じあなに住んでいて、クマだけが人間になれ、建国したのが韓国であるという神話があります。韓国人なら誰でも知っている神話ですが、クマは神様だと崇められています。 一方で、アイヌ民族のなかでも、クマは神様(カムイ)です。 韓国のクマはツキノワグマで、北海道のクマ(神様と崇めてりうのは)、ヒグマと違いますが、これは生息地が違うというだけです。 アジアの北半球(ロシアなど)でも、クマが神だと崇められているところが数カ国ありました。 昔アジアは陸大陸だったので、共通点があってもおかしくは無いのでしょうね。
お礼
回答ありがとうございます。 >似ています。 もともと韓国語(とくに南部)と日本の東北の言葉の抑揚は似ている気がします。 たしかに私も朝鮮語のと日本の東北の方言はイントネーションが似ていると思います。うまく言えませんが、音が落ちる感じや、音が跳ねる感じが似ていると思います。しかし、やっぱりアイヌ語は別のものとしてとらえるべきだと思います。アイヌ語は日本語の方言ではありませんから。 韓国でもくまが神様だとは知りませんでした。 ありがとうございました。
- mide
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あまり直接的な回答ではないのですが。 昔読んだ安本美典氏の日本語の系統論に関する本で,シフト法による基礎語彙の比較という統計的なアプローチではアイヌ語と朝鮮語の間に,日本語との間以上に偶然とはいえない一致がみられるという分析結果がありました。 ちょっと検索してみたら http://koto8.net/yasumoto/yasumoto_01.shtml に,計算結果とともに仮説が紹介されています。 日本語を含めた文法的類似性についての言及も本にはありました。内容の全てに信憑性があるというわけではありませんが,そういう語彙の点からの統計的研究もあったということで,詳しくは安本氏の著書も参考にされてはいかがかと思います。
お礼
回答ありがとうございます! 非常に参考になります! ご指摘通り、私が感動したところは、 「上古日本語」「中期朝鮮語」「アイヌ語幌別方言」の3つの、「シフト検定法」による比較では、「中期朝鮮語」と「アイヌ語幌別方言」との一致がもっとも大きく、「上古日本語」と「中期朝鮮語」との一致がそれにつぎ、「上古日本語」と「アイヌ語幌別方言」との一致がもっとも小さかった。 というところです。 単語だけではなく、他の面でもこの本で確認したいと考えています。 しかし、私の考えが間違っていないかもしれないと少しびっくりしました。 ありがとうございました。
お礼
回答ありがとうございます。