ふむふむ、解き方ですか。
しかし、解き方の前にこの問題に出てくる術語の意味や定義はお判りでしょうか。
そこからはじめてみましょう。
ポイントは太陽定数です。
これは地球に到達した太陽エネルギーの単位面積当たりの量です。
つまり、地球のところで太陽エネルギーは1.4kW/m^2の強さをもっているわけです。
次に太陽を中心にした球面を想像してみてください。
この球面(の内側)で受ける太陽エネルギーの総量が太陽が発するエネルギーの総量になります。
だって、この球面の中でエネルギーが減ると考える理由はないでしょう?
もちろん球面でなくても、閉じた曲面なら何でもいいわけですが、この問題の場合は球面を考えたほうが後で計算しやすいのです。
さて、特別に太陽を中心として半径1.5×10^8km(太陽-地球の距離)の球面を考えましょう。
ここの曲面で1.4kW/m^2のエネルギーを受け取っています。
全部でどれくらいのエネルギーになるかは、全球面にわたって足し合わせればいいですね。
つまり、単位面積当たりのエネルギー量に球面の面積を掛ければいいのです。
球面の面積は、半径をrとすると4πr^2 です。
つまり、半径1.5×10^8kmの球面の面積は、2,25x10^16km^2。
エネルギーの総量は
1.4kW/m^2 × 2,25x10^16km^2 = 3,15×10^22kW
ここで、ワット(W)はジュール毎秒(J/s)であることを知っていなければなりません。
すると、3,15×10^22kJ毎秒ということになります。
有効数字を合わせて、3,2×10^22kJ毎秒。
お礼
分かりました ありがとうございました!