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プーリーボスの長さを変えるとベルトがよじれる?
よくショートボスにするとかシムをかませて長くするとか聞きますが、プーリーはボスの上を移動するだけなのでどういう効果があるのかいまいちわかりません。 なんとなくはわかるのですが、それをやるとドライブフェイスの位置が変わってしまい、クラッチから伸びているベルトが若干ねじれるのではないでしょうか?(真っ直ぐではなくなる) さらに、ボスを長くするということはドライブフェイスが若干外に押し出されますよね? ドライブフェイスを留めているセンターナットのネジ山はわずかです。 この取り付けるねじ山が減ることによって強度には問題ないのでしょうか?
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ボス長が長くなれば、停車時(停止時)フェイス~プーリー間が広くなる。ゆえに プライマリは、より軸中心にベルトが来ます。 セカンダリは、より外側(プーリー外周側)にベルトが来ます。 以前よりローギアードとなり加速が良くなる。「落とし込み」といわれてます。 当然限度があり プライマリ側がスプラインに掛からない セカンダリ側がプーリーからベルトがはみ出す。 貴殿の云われるように、プーリーに向かって見てスプラインの より手前側にセットされます。 コンマ数mm単位でしか調整できないと思います。 コンマ数mmでも、フェイス面の傾斜移動量に換算すると結構な量になります。 で、今度はフェイス面の加工(傾斜角度の変更、厚みの変更)を行い、 より広範囲なセッティングが出せるようにしたりします。 その際にボスの長さを調整します。 ノーマル状態からでは、スプラインからはみ出すので範囲が絞られます。 薄くすればナットも正常に掛かりますよね? ただし剛性が犠牲になります。 落とし込みすればプライマリで落ちた分、セカンダリにしわ寄せが来ますね? 同ベルト長であれば、セカンダリプーリーからはみ出すことになります。 これを解消するには ショート長ベルトを使う セカンダリを径の大きなものに替える 等あります。 ショートベルトはリスクが大きい(切れやすい)のであまり使われません。 またセカンダリ側にもシムを入れて、より変速域を広げる手法もあります。 街乗りでここまでやると「マニア」です。
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- kenshiro777
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もう一点。 フレーム中心線に対して内側外側、 フロント側を前、リヤ側を後ろ と便宜上表現しますね。 前プーリーは外側固定 後プーリーは内側固定だから ベルトは前後プーリーV溝中心が移動するため、フレーム中心線と 常に平行とは限らない事はお分かりと思います。 半ばベルトが捩れた形になるが許容範囲なことなのでしょう。 また、改造に於いてスプラインの掛かり具合も綿密に計算して 算出したわけでもないと思います。 だいたいこの位掛かってりゃ問題ないだろう、程度。 目安として、フェイス固定ナットとクランク軸先端が 締め付け時にツライチまで、みたいな。 壊れたらダメだったんだ、てことです。 街乗り改造なんてアバウトなもんです。
お礼
理論上全てがノーマルであると仮定するならドライブフェイスの位置はボスの長さで固定されます。クラッチは言うまでもなく動かないので、ベルトは常にフレーム中心線と平行ですよね。 よじれは高速になればなるほどエネルギーが振動に変わりパフォーマンスは落ちますよね。ベルトの劣化や乗り心地も悪いです。 >ベルトは前後プーリーV溝中心が移動するため、フレーム中心線と >常に平行とは限らない事はお分かりと思います。 ちょっとよくわからないのですがこれは改造したという前提ですよね。 もし改造したとして、ドライブフェイスの位置がズレたとしても ベルトはクラッチからの延長線上の中心にいようとしますので(フレーム中心線と平行でいようとする) なのでフェイスの上に上がったり下がったりして結局は中心にいようとするはずではないですか? この場合シムを入れてボスを伸ばすということですから、よりフェイスの下に落ちて中心にいようとするはずです。なのでさらに加速はよくなると思います。 まあどちらにせよ数ミリの話ですから、ちょっとした磨耗なんかでよくある誤差です。よじれてたとしても問題ではないでしょうけど。
- kenshiro777
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書き忘れました。 フェイスの締め付け部ですが、大概フェイス自体にスブラインは無く 一緒に取り付けるクローワッシャと呼ばれるヒトデ型のワッシャに スブラインが切ってあり、駆動負荷はそこに掛かると思います。 フェイス側はクローワッシャを介して駆動負荷と 締め付け負荷が分散されるのではないかと。 そもそもアルミダイキャストなので剛性無く脆いが 放熱性がよく粘りがあると思います。
お礼
とても参考になりました。ありがとうございました。
- kenshiro777
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一般に フェイスといえば手前側 奥側のWRがあるのはプーリー と呼んでますね。 その人の使い方乗り方好みで傾斜角度なりを 変えたりしてると思いますよ。 ただ、手間時間金がかかるので割りと手軽に入手できる ボスとシムで調整してるんじゃないかと。 もしくはそう作って売ってる商品を買う。 厳密に剛性の問題を考えたら、 すべて一から作らねばなりません。 なければワンオフ。 某車は100cc原二スクに同系列90cc用駆動系を組んだりもします。 大方耐久性を考えた類いではないし。 安全に長持ちし燃費よく乗るならノーマルが一番。 事実、やり過ぎてフェイス粉砕してる漢も多く散見します。
お礼
もともとあまり剛性がないので削るのは抵抗ありますね。ベルトで勝手に磨耗しますが。ご回答ありがとうございました。
お礼
ちょっとわかりづらいので、プライマリープーリーを(ドライブフェイス、プライマリーフェイス)と分割して表記させて頂いて宜しいでしょうか?プライマリーフェイスはローラーが入っているほう、ドライブフェイスはナットで止まっているほうです。 >ノーマル状態からでは、スプラインからはみ出すので範囲が絞られます。 >薄くすればナットも正常に掛かりますよね? 確かに数mmボスを伸ばしてドライブフェイスが外側にいったとするとベルトの落とし込みになり加速が上がると思います。 その分ナットがかかりにくくなるので、ドライブフェイスを薄く削るということですが、ドライブフェイスのナットのかかる部分はそもそも数mmしかありません。そこからさらに1mmも削れば剛性に問題がありすぎないでしょうか? ドライブフェイスの傾斜している部分はそれなりに厚みがあるのですが、ナットのかかる中心の部分は非常に薄いと思います。 そこまでするならばボスの長さをどうこうするより、プライマリーフェイスの傾斜を削るほうがいいのではないでしょうか?プライマリーフェイスのほうはけっこう厚みがあります。そうすればドライブフェイスの位置を変えずにベルトを落とし込むことができると思うのですが。