>そのうち追いつくからまた円は高くなるという考え方でよろしいでしょうか?
いえいえ、量的緩和に関しては引き離されているのですよ。日本の量的緩和は今まで限定的でしたから追いつくのは日本の方です。ところが欧米ともに無制限の量的緩和を既に発表しているから、ますます離される可能性があります。
米国に関して雇用統計がかなり改善してきており、シェールガスも開発されて2020年代には世界最大の産油国だという景気のいい話も出ていますから、米国に関しては量的緩和の終了とドルの回収の余地もあります。するとドルはどんどん強くなっていきますね。
それに比べたらユーロは今後フランスも苦しくなるし、良い兆候は見られません。ユーロは長期に渡って低迷するでしょう。10年後に対ユーロで円高は進行しているのは確実でしょう。このように対ドルと対ユーロではユーロの方が予測は簡単です。
>結局よくわからないのですね
その時の国家や世界情勢によって変わってきますからね。複数のシナリオは用意しておく必要はあります。
ただ、世界に存在する物理的な問題を挙げていった時に絶対に避けることのできない巨大な流れが出てきます。そこから逆算していけば為替の問題はある程度見通しが立ってくるんですよ。今でいえば爆発的な人口増加とエネルギー問題をどうするんだって話がそれです。
現在、エネルギー価格が高騰しているのは二大取引通貨であるドルとユーロが揃って下落することによって引き起こされています。だからドルが弱いままだと途上国はたまったものではありません。何とかしてくれよアメリカさんというわけです。何もできなければ主役の座を降りなければなりません。今はそこが焦点なわけです。
お礼
結局よくわからないのですね。 日本円の量的緩和を期待して現在円安に進んではいるものの、実情ではユーロもドルも量的緩和を行っているので、そのうち追いつくからまた円は高くなるという考え方でよろしいでしょうか? この考え方だと合理的ですよね。 自分は円高の方が有利なので円高に進んでもらいたい物です。