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ナイフ用鋼材<S30V>について

私の知人が昨年、アラスカへハンティングに出掛けた際に、鹿の一種であるムースという動物の獲物を解体するのに<S30V>という最新鋼材で出来た某日本製シースナイフで作業した際に、ナイフのブレイドが真ん中で折れたそうです。その時の気温は氷点下30度強だったそうで、それまで使っていた<ランドール>のO1ツールスティール製のナイフでは氷点下50度でも問題は無かったそうですが、それに勝る鋼材であるとの評判であった新素材で出来たナイフが簡単に折れた事に驚いたそうです。私は近々、<ゼロ・トレランス>の<S30V>で出来たフォールディングナイフを購入予定です。しかし、熱処理の仕方やブレイドの形状にもよるのでしょうが、知人も私も何故この様な事が起こるのか分からず、今後、どの様な鋼材のナイフを選べば良いのか悩んでいます。お知恵を拝借致したく、お願い致します。

みんなの回答

回答No.1

アメリカ製の鋼材かな・・・アメリカ製の鋼材の大体は元々低温に強くは有りません。元々がジェットエンジンなど高温で使われていた物を代用しただけですので、丈夫で切る事には適した鋼材であっても極度な低温対策はないのが現状です。形状でもなく熱処理でもないですよ。鋼材は極度な低温化では非常に脆くなります。 ランドールナイフは恐らくですがスウェーデン鋼など気温の低い土地で生まれた鋼材を使っていると考えられます。切れ味はともかく、低温でも使えるのは土地柄が大きく作用する部分は大きいです。ドイツのゾリンゲンなども低温向けかとは思います。

noname#171570
質問者

お礼

お忙しい中でのご回答に感謝します。アメリカ製の鋼材が低温に弱いというのは初耳で大変参考になりました。最近になって私の友人から「ランドールのナイフは<O-1 Tool steel>か<440B>を鍛造で製作しているので、極寒地でも問題ないんやで。<S30V>も鍛造で製作したら寒冷地でもいけるかも」と言っていました。どうやらただの削り出しである<ストック・アンド・リムーバル製法>では金属組成が荒く、鍛造で火造りして成形すると同じ鋼材でも金属組成が細かく、緻密になってブレイドの強度が上がるらしいのです。この助言をしてくれた友人は10年程前まで日本の某有名製鉄所で新素材等の開発部門に籍を置いていた人物なので無視できない証言です。回答者様には申し訳ありませんが、有効確実な回答がこのサイトで得る前に、元プロの製鉄開発者から得られた事から、ベストアンサーを選ばないままに質問を締め切ります。あしからず。

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