インチアップによる燃費向上
インチアップを検討していて色々調べているところなのですが、ふと疑問に思いました。
純正スチールホイールから、1サイズ上のアルミホイールにインチアップすると、軽くなる上にタイヤの円周が大きくなるので、燃費向上に寄与すると考えられるのですが、
どのサイトにも、軽くなることによる燃費向上のことは書かれていても、円周が大きくなることによる燃費向上のことが書かれていません。
タイヤ円周を大きくすることによって燃費を伸ばすことができる、という理解は、間違っているのでしょうか?
フィット13Gを例に挙げます。
この車の10.15モード燃費は24.5km/L、タイヤは175/65 R14です。
このタイヤを、フィットハイブリッドが履いているのと同じ175/65 R15に替えるとします。
ここでは、タイヤの軽量化による燃費向上は考えないので、14インチ純正と15インチアルミは全く同じ重量とします。
14インチ純正のタイヤ径は、25.4×14+(175×0.65)×2=583.1 [mm]
15インチアルミのタイヤ径は、25.4×15+(175×0.65)×2=608.5 [mm]
それぞれのタイヤ円周は、1831.86mm、1911.66mmとなります。
14インチで24.5km走るために必要なタイヤ回転数は、24,500,000/1831.86=13,374 [回転]となりますが、
15インチで同じ回転数を走らせると、13,374×1911.66/1,000,000=25.5 [km]走ることになります。
車にしてみれば、重量も同じ、接地面積も同じタイヤなので、走行負荷は変わらないため、同じ回転数ならば、タイヤの円周が増えれば単純に走行距離が伸び、燃費向上となる(この例では、24.5km/Lが25.5km/Lに向上)、と考えられるのですが、この考えはどこか間違っているのでしょうか?
また、インチアップの例では、ホイール径を大きくするにつれて扁平率を小さくして、タイヤ径ができる限り変わらないようにしているようですが、
上記の発想で、走行レスポンスなどに拘りはないので、タイヤ設置スペースに収まる上限のタイヤ径を選んで燃費を上げたい、というニーズはないのでしょうか?