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分子・原子団・基・官能基について
- 分子は原子が2つ以上、主として共有結合で結合したものを指します。
- 原子団は有機化合物の中に含まれる原子の集団を指しますが、定義には諸説あります。
- 基と官能基も定義については複数の考え方があり、混乱することがあります。
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原子団という言葉には、互いにつながった原子の集合体という意味しかありません。 ただし、それだけで安定な状態にあるものではなく、結合する余地のあるもの、すなわち、「分子の一部」というニュアンスはあります。分子の一部なので、当然、全体が共有結合(配位結合を含む)でつながっているはずです。すなわち,一般的には「分子の一部であり、複数の原子から構成されるもの」という意味で用いられる用語です。 >分子と原子団は全体と部分に対応していると考えればいいのかもしれませんが どこを全体とみるかも色々な考え方があるだろうし 共有結合でつながっている原子全てを含むのが全体であり、一部でもかけていれば全体ではありません。考え方云々の問題ではなく、全体と部分の違いは明らかなことです。 >また基と官能基についても同じように混乱している 「基」というのは、一般に固有の名称や総称で表すことのできるものを指すことが多いです。ただし、理屈で語るなら、原子団であれば何らかの基にはなります。たとえどんなに複雑な原子団であっても、何らかの名前を付けることが可能だからです。 官能基というのは、幾分曖昧ではありますが、通常、飽和炭化水素基以外の基を指します。ただし、基本的にはヒドロキシ基とかカルボニル基のように、比較的単純なものであり、そういった基本的な官能基を複数含むような複雑な原子団に対して用いることは少ないです。皆無とまでは言いませんけど。
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- tanuki4u
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サザエさん一家を考えてみる。 サザエさん一家は 磯野波平 磯野フネ 磯野カツオ 磯野ワカメ フグ田サザエ フグ田マスオ フグ田タラオ 以上7人で構成されている。個々人を原子と考える。 そしてこの7人をサザエさん一家という有機化合物と考える。 ※ 一緒に食事して、一緒に遊びに行ったりする。 だが、この中のフグ田サザエ、フグ田マスオ、フグ田タラオのフグ田の三人は三人で、フグ田という戸籍で別になっており、フグ田マスオの給料で扶養者控除を受けているのはサザエ、タラオの二人である。 このフグ田三人が、基である。 フグタの三人で分類したほうが、海山商事としては、理解しやすい。 海山商事が不景気になると、フグ田マスオさんの給料が減って直接的にフグ田一家は困ります。一緒に生活している磯野家も間接的に困ります。 海山商事の不景気というイベント、化学で言えば反応の発生に敏感に反応する(官能する)のがサザエさん一家におけるフグ田一家(フグ田原子団)ということになります。 あるいは、「かもめ第三小学校」イベントがあると、カツオ+ワカメ 原子団のみが反応します。 原子団というのは、大きな塊である有機化合物を理解しやすくするために便宜的に考える分子の一部の集団ということになります。 なので、原子団というのは、一義的な定義はありません。 === という定義があったのですが、有機化合物に限るのは不適当ですし === 有機化合物は巨大だから、適当な部分・部分で考えたほうがわかりやすいよねという程度です。 二つ以上原子がくっついていれば、なんでも原子団となりますが、反応に関係ない組み合わせを考えても意味が無いので、特定の反応に関係ある原子の集団を任意に捉えて 原子団 と呼んでおり、特に反応にあずかるよねという時に 官能基(反応しちゃう部分)とか呼んでいます。
お礼
回答ありがとうございます 例えは自分で考えられたのですか? とてもわかりやすいです
お礼
なるほどよくわかりました! ありがとうございます