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右翼と左翼、革新と保守。

大変申し訳ありません。右翼に対して左翼と言います。右翼が保守で左翼が革新かと思いきや、日教組とか教育の問題では、そうとも言えないようで【保守】ともとれるところもあります。しかしながら右翼の街宣車は日教組撲滅を叫びます。ようは天皇の敵としてですが、何かが根本的に間違えて覚え込んでいるようでして、それが何なのかがわかりません。この違いを教えてください。

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  • sync-mag
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回答No.6

 右翼と左翼の語源は他の方が回答されているようなのでお任せするとして、質問者様が疑問を持たれているとおり、この言葉は時々ねじれ現象を起こします。  典型的なのはかつての共産党体制下のころの東側諸国で、そこでは共産党の支持者は体制支持派なのですから日本での分類に従えば「保守派」とされるはずなのですが、共産党はどこの国でも「左翼」とされます。その反対に、体制に異論を唱える民族主義者は「右派」ですが、旧東側では彼らこそ「革新派」でした。マスメディアでもしばらくどう呼び分けるべきなのか混乱が起こっていましたね。  なぜそうなるのでしょう。わたしは、「保守派」とは「保守思想」を信じる人たちのことで、現体制に保守的であるかどうかは無関係、とまでは言いませんが、切り分けて考えるべきだと思います。明治維新は古代の天皇制を理想視した復古的な思想をかかげながら近代化を目指した革命です。「保守」と「革新」は思想のレッテルであって、行動の指向性ではないと思ったほうが良いと心得ます。  一例として、レーガンやサッチャー、あるいは中曽根などの右からの改革は「新保守革命」と呼ばれています。リベラルでありすぎた戦後の体制に対する変革を目指したものだから、というわけです。「革命」だからといって左翼の専売特許ではないのです。  ご質問から外れるかもしれませんが、右翼と左翼に関してよく混乱が起こるのは、わたしはここに社会政治的価値観と経済的価値観の異なる判断基準が混同されて持ちこまれているせいだと考えています。  社会政治的な価値観とは、パターナリズム(父権主義、温情主義)に代表される伝統的な秩序や規範意識に重きをおくものと、リバタリアン(自由至上主義)に代表される個人の自由を重視するものという対比があります。経済的価値観には、市場原理主義とも言われる自由放任(レッセ・フェール)を理想とする人と、社会主義的な平等あるいは公正を目指す人という対比があります。  一般的にはどちらも前者を「右」と呼び、後者を「左」と呼んでいますが、両者は異なる物差しを用いているので必ず一致しているわけではありません。わたしは社会政治的な価値観を「保守派」と「革新派」で分け、経済的なほうを「右派」と「左派」と呼んで区別しています。  保守派で右派の人は伝統的な体制派になり、保守派で左派は全体主義、革新派で右派はアナーキスト、革新派で左派はリベラルになります。もっともこれは極端な形ではということであって、大抵の人はほどほどのところで収まりますし、対象とするテーマによっても立ち位置が変わります。  お尋ねの街宣右翼ですが、彼らは経済問題にはあまり関心がない純然たる保守派と見なすべきでしょうが、彼らの自意識では体制に対する異議申し立てを行なっているのであり、反権威主義的な行動だと認識しています。日教組は打倒すべき権威の一環というわけです。その意味では右からの改革運動を行なっているのだと解釈すべきでしょう。  反対に左翼思想をかかげる日教組は、平和と民主主義をかかげた戦後の日本に対して保守的なのだと言うことができます。  念のため補足しておきますが、本回答ではどの立場が正しいのかを問題にしていません。「右」と「左」は便利なレッテルですが、あまりこだわりすぎると現実を見失います。自分や他人の思想がどこに位置するかを知ることは大切ですが、しょせん理解するための取っかかりを手にしたにすぎないのだと割りきりましょう。

ytz500sec
質問者

お礼

ありがとうございます。ねじれてますよね。絶対ねじれています。言ってる本人もわかってないと思うのですが、これがほどほどで収まると言う事なんでしょうね。結局どっちとも取れる事しか言ってませんしね。見失わないよう気をつけます。

その他の回答 (6)

  • covanonki
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回答No.7

右翼と左翼の別はNo.5の方がご説明されている通りです。 ですが、右翼=保守、左翼=革新というわけではありません。 右翼はあくまでもフランス革命において王政や貴族政治を守ろうとした王政派が着席したのが右側、一方で王政や貴族政治に反対を述べ、市民・民衆派が着席したのが左側だったからそれぞれ右翼、左翼と呼ばれるだけです。 当然従来の王政、貴族政を守ろうとしているのが右翼ですから、右翼には保守的な傾向がありましたし、王政を打ち破り、民衆が政治的主導権を奪還しようとして動いたのが左翼ですから、左翼には革新派的な性格があります。 ですが、これをそのまま日本の政党政治に当てはめようとすると無理があります。 東西冷戦構造が崩壊し、55年体制が崩壊した現在、すでに「右翼」や「左翼」に対する明確な境界線など存在しません。 「右翼」とは、戦後アメリカが日本に持ち込んだ市民派、社会派的な思想を持った市民集団たち=左翼に対するアンチテーゼにすぎません。 天皇制の敷かれた日本の価値観を破壊するために持ち込んだ思想です。 多くの人が「右翼」と「左翼」そして「保守」と「革新」を混同しがちな原因の一つに、「リベラル」つまり、「自由主義」という思想が関係しているように思います。 よく、「保守」のアンチテーゼとして「リベラル」を掲げる人がいます。 元々、「リベラル」という言葉は「自由放任主義」、Wikiから引用すると、「政府が企業や個人の経済活動に干渉せず市場のはたらきに任せること」を意味しました。よく言われる、「小さな政府」を目指す思想です。 丁度フランス革命の時代に流行った政治思想です。つまり、貴族や王族の思想に反対するスローガンとしても用いられましたから、リベラル=革新というイメージがつくことにも無理はありません。 民衆が政治を担う、という発想ですから、後の社会主義思想にもつながります。 「社会主義思想」とは、フランス革命の中、民衆から生まれた思想です。 より公平に、平等に、と。政治だけでなく、経済に対してもその思想は用いられました。 このことから、元々のリベラルのルーツであった「自由放任主義」から、さらに「新自由主義」へと発展します。 この、「新自由主義」のことを「ニューリベラリズム(別名社会自由主義)」と言います。 Wikiから引用すると「自由な個人の実現のためには国家による社会の改良が必要であるとする思想」とされています。 社会主義思想や共産主義思想、いわゆる「左翼的思想」のルーツはここにあります。 日本では、「リベラル」を主にこの意味合いで使っています。 ところが、この「ニューリベラリズム」はその後、さらなる進化(?)を遂げます。 1960年代。アメリカにリンドン・B・ジョンソンという大統領がいたのですが、彼は「偉大な社会政策」という政治政策をとり、積極的な財政出動を行うことで、社会保障の充実を図り、まさに「ニューリベラリズム」を地で行くような政治政策をとったのです。 彼の時代、雇用率は100%で、つまり完全雇用を成し遂げていました。 ところが、彼の時代は「ベトナム戦争」の真っただ中。軍事費に大量の財政出動が必要となされる中、当然国家財政は赤字財政に陥り、福祉のために割くお金が無くなります。 ところが、そんな中においても尚ジョンソン大統領は尚財政出動を図り、赤字財政によって国民の福祉を充実させ続けました。 生産力が過剰になる中で尚財政出動を行いますから、国内経済は過剰なインフレに見舞われ、また当時は金本位制(正確には金為替本位制)を取っていましたから、当時壮絶な経済成長を果たしつつあった西ドイツや日本は、アメリカから流出するドルを買い続けることによって為替レートを維持し続けていました。 アメリカは国内と国外から「何とかしてくれ!」とプレッシャーをかけられ、非常に厳しい状態にあったのですが、この状態を引き継いだニクソン大統領が金本位制を廃止することによってこの泥縄のような状態から抜け出すことに成功しました。 このころから、もう一つの「新自由主義」である、「ネオリベラリズム」が「リベラル」の意味で用いられるようになります。Wikiから引用すると、『ケインズ主義やフォーディズムによる福祉国家(修正された自由主義)の行き詰まりを、市場原理を中心とする古典的自由主義で解決しようとする諸思想諸政策』とされています。 つまり、リベラルの定義そのものが元々のリベラルの意味である、「自由放任主義」へと回帰したのです。 「右翼と左翼」そして「革新と保守」の混同は、まさしくこの「ニューリベラリズム」と「ネオリベラリズム」の混同に象徴されるように思います。 「ニューリベラリズム」とは社会主義経済社会のこと。 「ネオリベラリズム」とは自由主義経済社会(資本主義)のこと。 フランス革命の「左翼」である民衆。ここから生まれた社会主義経済社会と、これに対立する自由主義経済社会。 この、「自由主義経済社会」を=「右翼」であるとの錯覚を起こしていることが保守=右翼、革新=左翼との混同を招いているのではないでしょうか。 ニューリベラリズムも、ネオリベラリズムも、元をただせばともに左翼的思想の中から派生した思想です。 日本には天皇制に基づく伝統や文化が脈々と息衝いていますから、これを守ろうとする姿勢こそ「保守」。本来この国で果たすべき教育とは、この天皇制を中心とした伝統や文化をベースとして施していくべきだと私は考えています。これは保守的な思想だと思います。 ところが、前記した左翼的思想の中から生まれた「ニューリベラリズム」や「ネオリベラリズム」という思想・・・もっと言うと、戦後アメリカによって日本に持ち込まれた政治思想や経済思想。これを「革新」的思想かというと、これは正しい表現ではないように思います。 元々フランス革命において、「王政」や「貴族政治」に対して、何らかの問題意識を感じたフランスの民衆が、王政や貴族政治を破壊しようとしたからこそ「革新」と呼ばれるのであって、では今の日本で、象徴化されてしまった天皇制をわざわざ破壊しようと考えている人たちのことを、果たして「革新」と呼べるでしょうか。 ニューリベラリズムもネオリベラリズムも、「左翼的思想から生まれた」だけであり、もうすでにここに「左翼」という呼称を与えることは適切でないように思います。 戦後、アメリカによって持ち込まれた思想を、揶揄して我々は「左翼的思想」と呼んでいるだけであり、そこに何か特別な意味合いを持たせることは、すでに時代遅れだと思います。

ytz500sec
質問者

お礼

ありがとうございます。

  • Beholders
  • ベストアンサー率21% (77/364)
回答No.5

元々はフランス革命後の議会で、王侯貴族や資本家の代表が議会の右翼席に座って自分たちの既得権を守っていこう(保守)とする立場を取ったのが保守で、市民や労働者の代表が左翼席に座って王侯貴族の既得権を奪い市民の権利を拡大していく立場をとったのが革新の始まりです。 ですので、現在も国や資本家の立場に立つ政策をとるのが保守であり、市民や労働者の立場に立つ政策をとるのが革新とと考えてよいと思います。 教育は国が国民をコントロールする手段の一つですので、管理教育を強化するのは保守政策ですし、逆に教育現場の自由にさせるのは革新政策です。 基本は上記のとおりですが、近現代では市民の権利が拡充してきたこともあり、保守政党政権でも社会保障の拡充など革新的な政策をとるなど線引きはあいまいになっています。

ytz500sec
質問者

お礼

ありがとうございます。

  • hekiyu
  • ベストアンサー率32% (7193/21843)
回答No.4

右翼、左翼という言葉は悪口を言うときに使う ようになっているみたいです。 現在は、保守と革新と呼ぶのが一般でしょう。 人間ですから、保守だからといって、頭のてっぺんから つま先まで保守一色ということではないのです。 革新も同じです。 基本は保守だが、時と場合によっては革新的にもなる ということです。 ”右翼の街宣車は日教組撲滅を叫びます”     ↑ あれは右翼でも何でもありません。 思想とは無関係の存在です。 バックに暴力団がおりまして、 その構成員の多くは在日です。 ”何かが根本的に間違えて覚え込んでいるようでして、それが何なのかがわかりません。”      ↑ 根本的な理論だけを説明します。 保守というのは歴史が伝統を守ろうということです。 これに対して、革新というのは、歴史や伝統に 縛られる必要はない。 良いと思えることはドンドンやって行こうという考え方です。 革新の典型が社会主義、共産主義思想です。 人間には理性があるのだから、理性を働かせた政治を やればよい。 伝統など不合理なものは無視してしまえ。 ということで、力尽くで平等な社会を実現しようと したのが社会主義諸国です。 保守は、人間の理性など当てにならない。 伝統は歴史に淘汰されて実証されて残ったものだ。 そっちの方が確かだ。 一見、不合理に思える伝統も、長い目でみると 役に立っているのが多いのだから、伝統を守り ながら、環境にあせてて徐々に良くしていけば よいだろう、という考え方です。 社会主義の失敗をみると、保守の方が優れている ように思えます。

ytz500sec
質問者

お礼

ありがとうございます。そうですね、考え方そのものは社会主義は素晴らしいのでしょうが、問題はその中にどっぶり浸かった人間の保守の部分なんでしょうね。誰も今の生活を維持したいと考えますので。

回答No.3

議会で、議長席から見て右側に穏健的勢力が、 左側に急進的勢力が陣取って「右翼」「左翼」という言葉が生まれたのは、 18世紀末の革命直後のフランスのことですね。 東欧諸国とは関係ありません。 現在では 右翼・右派~ 民族主義、伝統中心主義、市場経済主義、“機会均等”主義、“小さな政府”指向 という主張が中心で、 左翼・左派~ 反民族主義、伝統否定主義、統制経済主義、“結果平等”主義、“大きな政府”指向 という主張に集約できると思います。 面白いのは「軍備拡張」については右翼も左翼も主張は同じです。 「保守か革新か」については、 1970年代、左派勢力が日本で勢いづいた時に 自分たちの「武力革命」的イメージを消すために 「自分たちは暴力革命を目指す“左翼”ではなく、 日本を改革していく“革新勢力”である」と主張した際に 右派=保守、左派=革新というイメージが出来上がり、 いまだに日本国民の多くがそれを信じています。 しかし、3公社の民営化(現在のNTT、JR、日本たばこ)や、 行財政改革の時見られたような左派勢力の動きは 明らかに保守的であり、世の中の流れに逆行する「反動勢力」でもありました。 「保守党」が政権をとっている英国でも、 反対勢力の労働党の方が保守的な政策を主張する場合もあり、 「保守=右派」vs「革新=左派」という図式は、 世界的に通用しなくなってきています。 ご参考になれば幸いです。

ytz500sec
質問者

お礼

ありがとうございます。今の時代、殆んどが中道派なんでしょうね。

  • ssssan
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回答No.2

元々の右翼.左翼の言葉が出来た意味を知ってますか。 知ってて書いてるなら良いんですがもし知らなかったら一言。 有る国の国会議事場の議員席が扇状に成ってて、中心席から見て左右の席の議員が意見が合意できなくて、揉めたり.対立しあった事から生まれた言葉です、確実では無いけど東欧の国が発祥だと思います。 自由主義圏と共産主義圏では左右翼は原則正反対です、で考え.行動が中間付近でフラフラの人達は中道右派.左派です、チョット右かな、チョット左かなと言う考えの人達です。 日本でも共産圏でもその国のコチコチの左派連中はその国の政治体制を変えるのが究極の目標です。 これを当てはめれば日教組の歪んだ歴史を教える洗脳教育とか日本共産党は野党で力が今は無いが有り得無いと思うが万が一政権を取ったら当然天皇制廃止で国名を変更します、日本共和国とか日本社会主義国とかに、 だから今の与党日本民主党の帰化議員グループ.福島瑞穂の党とか大阪維新のハシシタとか民主から叩き出されて新党立ち上げた在日系の小沢とかインチキ.カルト創価がバックの公明党とか等は当然自党に都合の良い政治形態に変えるのが究極の目標です、コイツラの総評が日本左派です。

ytz500sec
質問者

お礼

右翼、左翼が議席を見ての事は知っていました。当然共産圏ですと逆転しますが、まぁ現在では偏った思想の持ち主も多くはないとは思っています。小沢もコロコロ変りますし。鳩山に至っては、リベラルもへったくれも無かったですね。

回答No.1

そもそも右翼が保守で左翼が革新ではないので…

ytz500sec
質問者

お礼

ありがとうございます。右は保守、左は革新と言う事でも無いのでしょうか?国が社会主義と資本主義で、変ります。共産の右は資本主義の左になろうかと思っています。

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