お礼、ありがとうございます。h束、承りました。#7他です。
エネルギー領域としてどの範囲まで拡張をお考えかは、よく分かりませんが、とりあえず粒子加速実験器のレベルで申しますと、理論と実験の双方において、原子核の変形を仮定することはありません。
原子の大きさに対して、電子は大きさ0ですが、原子核もごく小さな物で、その大きさのほとんどは電子雲によるものです。
原子核においては陽子が2個以上の場合には、けた外れに大きい電磁気力による反発があるわけですが、核力による結合が非常に大きく、たとえば原子核物理学等の分野でも、原子核内では電磁気力を考慮する必要が、事実上ありません。
もし、原子核外の遠距離力により原子核の変形があるとすると、粒子加速実験器では、それをも考慮せねばなりませんが、さらに大型の実験器の建設計画中のものを含めて、粒子子加速・衝突実験で、そういう原子核の歪みを考慮、もしくは利用を考慮したもの、しようとしているものはありません。
原子核が壊れるほどでない白色矮星でも、重力による原子核の変形は考慮されませんし、さらに元の恒星質量が大きく、重力が大きく、超新星爆発による爆縮が電子の縮退圧を超え、電子が陽子に捕獲される中性子星への移行でも、原子核の変形ということは考慮されていません。
また、粒子加速器実験では、素粒子レベルのブラックホールが発生しているとすいていされる程度の高エネルギーがあります(恒星の激変と比べて高いかどうかは別の話になりますが)。
もちろん、実際には原子核の変形があるのかもしれません。ここまでの回答では、考慮する必要があるか否かの観点で回答しました。この回答もそういう観点になります。
原子核の形状を精密に観測できると仮定して、実際に上記のような高エネルギー領域で、あるいは原子核を壊さずに、さらに高いエネルギー領域を考慮してどうなるかは、そういう方向での研究がなされていないので、私は分かりかねます(研究者でも何でもない、数学下手の物理横好きでしかないので)。
逆に申しますと、内部矛盾といった不合理なものがなく、これまでの実験・観測事実の物理学の説明に抵触しないなら、原子核形状と変形のの仮説を立てる自由度は非常に大きいでしょうね。
お礼
お返事有難う御座います。 >もちろん、実際には原子核の変形があるのかもしれません。ここまでの回答 >では、考慮する必要があるか否かの観点で回答しました。この回答も >そういう観点になります。 閉じた系の中で単純に考えた場合、超高圧の電圧を印加すると原子核が変形する しか無いと考えます。 P4のLorentzの局所電場の式は、原子核が変形することを示していると考えます。 Fは局所電場、Eは外部電場ですが、Eをどんどん上げていくと、Fもどんどん 上がっていくことになります。 「電子分極」とは別の言い方をすれば、「原子核の移動」を示すはずです。 Eを上げていくと、最初「電子分極」すなわち「原子核の移動」が発生して、 更に無理やりEを上げていくと、その次に発生するのが、「原子核の変形」しか 無いと考えます。 http://www003.upp.so-net.ne.jp/asami/DS.pdf#search='%E9%9B%BB%E5%AD%90%E5%88%86%E6%A5%B5' 地上では、原子核が変形するぐらいの超高電圧を作るのは、困難だと思われます。 しかし、宇宙の天体では、十分あるはずです。 星が電磁場の変動等により、局所的に超高電圧になり、原子核が変形→励起→基底状態になる際、ガンマ線が放出しても、全く変な話だと思いません。 ブラックホールや中性子星が存在する位なら、スケール的にあっても 不思議ではないはずです。それらの事例を探してみます。 お世話になり、有難うございました。