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今後40年の電力供給網について
恐縮ながら私は以下二つの質問をさせて頂きました。 http://okwave.jp/qa/q7728510.html http://okwave.jp/qa/q7728505.html お手数ですがこの質問をご覧いただいたうえでご回答願いたいのですが、 今後の電力供給網はどのようになるか皆様のご意見をお聞かせ願いたいと思います。 また、その結果、既存電力会社の送配電線の存在意義はどうなると思いますか? 今後40年のスパンで考えて頂ければと思います。
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- toukyounobiru
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一部、あなたへの回答になると思われますので、他の質問欄で回答したものを転載します。 太陽光発電は、太陽が出ている昼間にしか発電できません。したがって、雨の日、曇りの日、夜間は発電しません。しかし、電力は、関係なく消費されております。つまり、現在、及び近い将来、太陽光発電では、すべての電力をまかなうことは不可能なのです。 また、メガソーラー発電がどの程度の発電量かご存じですか?1メガワットで、一般家庭約300戸分程度です。これでは、メガ(キロの1000倍)の単位がなさけなくなります。数少ない大規模の100メガワットで30000戸分、地方の小都市分程度です。しかも、太陽の出ている昼間のみしか発電しません。 太陽光発電の効力の一つとして、夏昼間の電力使用ピーク電力の平準化があります。これにより、電力会社は、火力発電所の必要数を減らすことができます。これが、現時点での最大のメリットと思われます。まだまだ長い時間を必要とすると思いますが、適切な蓄電池(蓄電効率、蓄電量等)が開発されれば、太陽光発電の電力を夜間等にも活用できる道が生じます。 つまり、太陽光発電、風力発電等々の再生可能エネルギーは、変動する割合が高く、この変動して過不足を生じる電力を平準化するための火力発電が欠かせないということです。スマートグリッドはこの変動を的確に把握し、火力発電等で適切に補うことに必要なのです。これができないと、電力が過剰でも、過小でも停電等が発生します。 スマートグリッドですが、これも研究段階であり、実用化には相当な年数を必要としておりますので、現時点、及び、近い将来ではその実現可能性は非常に低い状況です。 一方、既にご存じの方も多いと思いますが、自動車(内燃機関)の燃料として初めに利用されたのは再生可能エネルギー(植物由来の燃料)でした。しかし、中東で原油の発見が行われて、化石燃料(ガソリン、軽油ほか)が大量に、かつ、非常に安価に供給できるようになって、すべてが化石燃料使用に替わっていったという歴史的経緯がございます。つまり、再生可能エネルギーへの移行は、この歴史的経緯への逆行であり、地球温暖化ガス削減のみならず、経済的問題、及び生産・供給量の問題でもあると言えます。 ドイツの例でも、再生可能エネルギーで、すべての化石燃料に置き換えることは不可能である、すべての農地で再生可能エネルギー資源作物を栽培しても、その需要を満たすことができないとの報告があります。もちろん、この場合は食糧用の農地は「0」となります。 また、もっとも期待されてる風力発電は、地域偏在性があり、ドイツでは、その風力発電適地から消費地域への系統電力網敷設への反対が強く、いまだに、敷設できる時期を明確にできない状況と聞いております。 このように、頭の中では現実性があるように思えても、実際上では、その現実性は低く、また、時間と資金と多くの市民の負担(電気料金の高騰その他)を必要としております。 ゆえに、原子力発電を当面の間残し、再生可能エネルギーへのソフトランディングを行う必要があるのです。 また、これは、ある日中韓の会合で目にしたことですが、中国から来日して会議に参加していた中国側の出席者が盛んに、全員が入れ替わり立ち替わり、「日本のNPOその他の皆様はいつまで危険な原子力発電所の稼働を許してるのですか?すぐにでも日本のすべての原子力発電所はすぐに停止すべきです」と発言しておりました、一部の(一名)の日本代表者を除いて、ほとんどすべての日本側の出席者がこれを容認するような発言をしていたことを聞いて、非常に残念に思いました。 その一方では、中国では、電力需要に応えて、短期間に二十数基の原子力発電建設を計画しており、地方幹部の人事考課にもこの協力度合いが査定として入っていると聞いております。 このようなことを見聞きしますと、申し訳ないと思いますが、闇雲に、原子力建設反対を唱えている方々の言葉をそのまま信じられる気持ちにはなりません。 また、中国では出世主義、賄賂、汚職がはびこっております。高速鉄道、四川省での地震の際に現れたような小中学校の違法建築、等々の例にもありますように、多数の原子力発電所を短期間に建設することは、日本の福島原発のような事故が起こる可能性が高いと思えます。いったん事故が発生すれば、偏西風に乗って、日本全土に放射能が降りかかります。このような事実を無視して、日本での原発反対のみを唱えることが果たしてどこまで正しいことなのか?中国にも原発建設反対を言うべきではないか?等々と思えます。 また、常日頃、話し合いを重要視する日本人として、相手の意見・考えを聞く耳持たず、自分たちの意見のみを言及するデモ参加者に危険性を感じます。 もっと、お互いに、日本人同士、虚心坦懐にすべてのデータを出し合い、理性を持ってその安全性、危険性、メリット、デメリットを検討すべきかと思います。
小型発電機もしくは太陽電池と高性能バッテリーさえあれば、、、という考え方でしょうが、高性能バッテリーのコストが下がらない限り、送配電線による電力供給は続くでしょうね。
お礼
ありがとうございます。 >高性能バッテリーのコストが下がらない限り、送配電線による電力供給は続くでしょうね。 もし、高性能バッテリーコストが下がれば、送配電線は不要になるということでしょうか?実はさらに検討を進めていまして、他サイト(ヤフー知恵袋)で恐縮なのですが、http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1495054209での私の質問に書いているように、バッテリーコスト低下→EV普及→社会の電力使用量増大→大規模発電所が必要→送電線で送る と考えています。もしお時間ありましたらこのことを踏まえてさらにご意見いただけますとありがたいです。