こんにちは。
ウィキペディアあたりで見ても、一般の方にはわかりづらいかもしれませんね。
浄化槽と汚水桝は同列のものではありませんが、同列に質問されているので下水道が整備されている区域か否かだと思います。
浄化槽は、下水道が整備されていない区域の場合に、建物の排水を浄化処理するものです。
合併処理と単独処理の2種類があります。
単独とは、トイレの汚水(汚物)だけ浄化して、あとの雑排水(台所や浴室など)は浄化せずにそのまま湖・川・海などにたれ流しです。
高度成長期には湖沼や河川の汚染の源でした。
汚水の浄化の能力も、合併に劣ります。
合併とは、汚水だけでなく雑排水も浄化します。
法改正により、現在は合併浄化槽しかありません。
浄化槽から出た処理水は、多くは道路沿いのU字溝や雨水管へ流されます。
汚水桝とは、一般に下水道が整備されている区域での下水道管が接続されている桝を指します。
質問はたぶん、敷地内の桝のことですね。
やはり汚水管が繋がっている桝のことです。
道路側の下水道本管へ繋がる、敷地内の最後の桝を指す場合もあります。
この場合は、最終桝と呼ぶようです。
ちなみに、雑排水と汚水の桝は、底を覗くと一目で区別がつきます。
雑排水の桝には泥溜めがあって、文字通り泥などが溜まって掃除できるようになっています。
汚水の桝には、汚物が溜まらないようにインバートと呼ばれる溝のガイドがモルタルなどで成形されています。
定期的に点検されている合併浄化槽は、かなりの処理能力を持っています。
人口密度が少ない地方では、インフラとして下水道設備を構築するよりも、各建物で処理をする個別浄化槽のほうが無駄な投資がなくなります。
以上、質問と違う回答なら失礼。
お礼
とても簡潔で分かりやすいです。有難うございました。