何も難しく考えることはないのでは?日本にだってお好み焼き関西風や広島風ってあるでしょ。同じですよスペイン料理以外だって土地の名が付いた○○風はいくらでもあります。その土地の風習や特産物を使っているなどでそういった名前が付くことは至極当然ともいえるでしょう。なので、○○風がどういう料理であるかを知るにはその土地のことを良く知るか、実際に食べて何処が○○風なのかを知ることが一番でしょう。料理の名前はそんなに厳密な決まりがあって決まっているわけではありませんから、名前の意味を知ることはそれほど重要ではないでしょう。たとえば中華の定番の麻婆豆腐でも、もともとの麻婆豆腐は、日本で一般的な麻婆豆腐とはだいぶ異なります。麻婆豆腐と言えば豆板醤の唐辛子の辛味を連想される方が多いかと思いますが、麻婆豆腐のマーは山椒の痺れる様な辛味をさす言葉です。実際に本来の麻婆豆腐は唐辛子の辛味より、マーの味である花椒(山椒の花を摘んで乾かしたもの)を使った、一般に広がっているものとはかなり違うもので、汁気もかなり少なめの料理です。日本で一般的な麻婆豆腐は四川風または広東風のものです。
別の例ですが、和食の定番(?)の肉じゃがだって地域によって使う材料も味付けもかなり違いますよ。一般に関西や北海道では肉じゃがの肉が牛肉ですが、関東圏(特に東京近辺では)では豚肉を使いますよね。また出汁の引き方から使う醤油の種類なども違いますよね。薬味として入れるキザミねぎの種類も違うでしょう。これらの違いだって作る人が「これは肉じゃがの神田風だ」と言えば豚肉とジャガイモの神田風煮込み・白ねぎ添えと名乗ったって良いのです。
そういった地域性とか料理人の感性でつけられた名前ということでしょう。だから同じ地方の名前が付いていても調理をする人次第で味はさまざまでしょう。
レシピなどで想像することが出来るのであれば、ネットで検索すればおおよそのことはわかるでしょう。ただしそれで味がわかるわけではありませんけどね。
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