「敬語についての質問」ということであれば、だれが考えても 「~部長はいますか」が正しいわけがないでしょう。ちゃんと社員教育が徹底した会社なら、だれでも「~部長はいらっしゃいますか」と言うはずです。
だって、部長といえば、中身や実力はともかく、一応は目上の人。目上の人は「居る」のではないのです、「いらっしゃる」のてす。「いらっしゃる」の語源は「いらせらる」であって、古くから「入らせらる」、つまり「居らせらる」というとても丁寧な言葉だったからです。
ついでに言うと、「おられる」も敬語、丁寧語として良く使われますが、「おられる」「食べられる」「寝られる」「帰られる」、こんなのすべて、別の意味をも持つ中途半端な敬語にしか過ぎません。
社会人として敬語を身に着けたいなら、こん中途半端な敬語でなく「いらっしゃる」「お召し上がりになる」「お休みになる」「お帰りになる」といった本物の敬語を身に着けたいものです。
ただ、これが敬語についての質問…でなかったら、「~部長、今いるかしらねぇ」ぐらいは現実に言いますけどね。でも、なんで、部長の所在を受付に聞くんでしょう、その部署に聞けば済むことなのに。
お礼
どうもありがとうございました。勉強になりました。
補足
わかりやすくまとめていただき誠にありがとうございました。身内の目上には当然敬語を使うということ、ごもっともでございます。