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皮膚癌と抗リウマチ剤の関連性について
リウマトレックスのような免疫抑制剤を服用していると、 基底細胞癌などの皮膚癌の発生率(再発含む)のリスクが高くなりますか? ご存知の方、いらっしゃれば教えて下さい。
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リウマトレックスは、メトトレキサートという抗がん剤を リウマチ用にした物です。 なぜ、メトトレキサートが癌に効くかと言えば、 免疫を抑制する……というよりも、酵素に拮抗して、 細胞を破壊するという方がわかりやすいと思います。 癌細胞だけでなく、正常な細胞も破壊します。 癌は、免疫力を高めて……ということが良く言われるようになったので、 メトトレキサートのような薬は逆効果ではないかという疑問を持たれた のだと思いますが、メトトレキサートのような強力な薬は、 患者自身の免疫系を破壊する危険性があるのですが、 正常細胞以上に癌細胞を破壊する可能性が高い…… と考えてよいです。 だから、副作用と効果のバランスが重要なのですよ。 中でも、メトトレキサートは、ロイコボリンという解毒剤があるので、 副作用が出たときに、ロイコボリンを投与すると言う逃げ道が あるだけ、まだ、使いやすいとも言えます。 では、ご質問の答え。 メトトレキサートは、皮膚がんを誘発するということはありません。 なぜなら、皮膚がんの細胞も破壊する可能性の方が高いからです。
お礼
分かりやすく説明していただき、ありがとうございました。 リウマトレックスは副作用が強いし、免疫を弱らせてしまうのではないかとしんぱいしていたのですが、 少し安心しました。