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放射能を早く減らす?

9/11に日本学術会議が「原発から出る廃棄物は、数十年から数百年間暫定保管し、その間に、万年単位で安定した地層を見つけるべく科学を発展させ、かつ、廃棄物の放射能を早く減らす技術開発を進めよ」と提言しました。 このうち、「放射能を早く減らす」というのがよくわかりません。半減期を短縮するということですか。 それは、原理的には可能なのですか。可能だけど現在の技術がそれに及んでいないだけ、と言っているらしいですが、本当ですか。日本学術会議の構成員は内閣が困るようなことは言わない体質だと言われているので、にわかには信じられないのですが…。 物理にお詳しい方、そんなムシのいい話がありうるのか、お教えください。

みんなの回答

noname#175206
noname#175206
回答No.8

 補足、承りました。#7です。 >しかし、今回の提言は、再処理せずに保管して、というのが前提のようですが。  日本学術会議の低減は、以下の二つであるようです。 1)万年単位で安定した地層を見つけるべく科学を発展させる。 2)廃棄物の放射能を早く減らす技術開発を進める。  そういう二つのオプションを前提に、実現した方を選択するということですね。  このうちの2)が再処理技術と関連します。政府方針について、原発は新規無しで2030年に全炉を廃炉へ、燃料再処理は続けるというものでした。  一見、矛盾するようですが、核燃料再処理は、非常に高レベルの放射性廃棄物となる使用済み燃料棒(使用前の数億倍の放射線量となる)を、分別して、可能なものは放射線を発しないように加工する技術です。  核燃料を生み出す技術であるとともに、放射性物質を無力化する技術でもあるわけです。うまく行けば、無害化まで万年単位、物によっては億年単位を、百年単位に短縮できる可能性があります。  もちろん、もんじゅがうまく行っていないことは、よく知られています。再処理技術がうまく行くとは限りません。  同時に、少なくとも国内で万年単位で安全な廃棄場所を確保することも、難しそうです。  一方だけでは行き詰ったときに、打開するのに時間がかかってしまいます。それで、対照的な二案の両面作戦で臨むべきというのが、学術会議としての意見なのではないかと思います。

murasakimai
質問者

お礼

ありがとうございました。

noname#175206
noname#175206
回答No.7

「群分離」 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%BE%A4%E5%88%86%E9%9B%A2 や、それの関連技術を指しているのではないかと思います(そこからリンクされている核変換技術など)。高レベル核廃棄物を処理する技術です。  まだまだ未完成の技術ではあるんですが、半減期数万年の放射性物質だと、数億年後まで影響が残り得るため、必ずしもワンスルーが優れているとも言えません。可能となった技術を組み合わせて、できるだけ害を下げて行くことになるのではないかと思います。

murasakimai
質問者

補足

群分離とは、使用済核燃料を再処理した結果生じる[[放射性廃棄物|高レベル放射性廃棄物]]からその性質に応じて分離・回収を行うことである。ということですね。 しかし、今回の提言は、再処理せずに保管して、というのが前提のようですが。

  • chiha2525
  • ベストアンサー率10% (245/2384)
回答No.6

中性子をあてるなどして別の核子にする、って意味じゃないでしょうか。 政治的には、どっかに捨てる(=減らす)って意味ですが。

  • tetsumyi
  • ベストアンサー率25% (1946/7535)
回答No.5

放射性物質の半減期は原子核の物理法則であり半減期を短縮する手段はあり得ません。 中性子をぶつける等の方法で吸収させたり原子核を壊して変化させることは可能ですが、他の放射性物質が生成される可能性さえあります。 こんな提案をしているとは核物理学について全く無知なのか、国の予算を獲得する既得権を守ろうとしていると考えられます。

murasakimai
質問者

補足

私もそう思うんですよね。 もし知っててわざと、こんな「永久機関を発明したら解決する」というに等しい「提言」をしているのなら、「未来永劫に暫定保管し続ける」という趣旨に解せますね。画期的です。

  • SOGYO
  • ベストアンサー率26% (17/65)
回答No.4

理屈の上でいえば,原子炉の中で行われているのが「半減期を短縮する」ことだわな 人工的に中性子をあてて核分裂反応を引き起こし,別の核種に変えるわけだしね. 原子爆弾に使われていたウラン235は,そのまま放置すると半減するのに7億年かかるそうだしね. 無論,分裂した後の核種が放射性物質でないようにしないと 「放射性物質を分裂させて別の放射性物質を作る」という本末転倒な事になるから ・確実に非放射性物質が生まれるようにする ・放射性物質が残らないようにする ・安全かつ低コストで(最低でも発電コスト以下で)できるようにする あたりはまだ研究の余地があるだろうね.

murasakimai
質問者

補足

それが可能だとして、出される放射能の合計は減らないのではないでしょうか。

  • srafp
  • ベストアンサー率56% (2185/3855)
回答No.3

> このうち、「放射能を早く減らす」というのがよくわかりません。 > 半減期を短縮するということですか。 『核種変更』(原子核変換)と言う技術が思い浮かびますね。 要は、問題となっている放射性物質[核種]に中性子などを当てて、半減期の短い別の放射能物質[核種]にしてしまうという論理です。  http://wpedia.goo.ne.jp/wiki/%E5%8E%9F%E5%AD%90%E6%A0%B8%E5%A4%89%E6%8F%9B/?from=websearch

murasakimai
質問者

補足

それは、「提言」が言う「暫定貯蔵」以上に危険ではないのですか。

回答No.2

半減期の話ではなく、放射能に汚染されたゴミや土壌を地中深くに埋めて、放射線が生活空間に届かないようにするということです。

murasakimai
質問者

補足

ありがとうございます。その出典をお知らせください。

  • RTO
  • ベストアンサー率21% (1650/7787)
回答No.1

太陽圏外にロケットで飛ばす 月でもいいような気もしますが。 対消滅反応で消す 中性子を当てて別の核種に変換する 現在の技術ではいずれも実用には程遠いですね。

murasakimai
質問者

補足

太陽圏外? 太陽「系」ですか? それだと、「放射能を」でなく「放射性物質を」と言うだろうと思うのですが。