あくまで、私の私見ですが。
行政:土壌汚染問題は、土壌汚染対策法(以下、土対法)を見て分かるように、
もう既に汚れてしまった土壌により、健康被害が起きないようにすることが一番の問題です。
それには、今の土対法を確実に事業者に守らせる事。
一定規模以上の土地の形質の変更、有害物質使用特定施設の廃止時、
そういった、土壌汚染発覚のきっかけになる時を逃さず、しっかり事業者に調査させ
適切な措置を講じる事です。
ここで問題なのは、こっそり土壌汚染を隠したままにしようとする事業者、
何でもかんでも掘削除去してしまおうと言う過剰対応の事業者という両極端が存在する事です。
土地はあくまで個人の財産ですので、過剰な対応をするのも勝手なのですが
行政指導で、適切な対応に抑えていってほしいですね。
でないと、コスト面で節約のための汚染隠しや汚染土壌の不法投棄が増えますから。
汚染原因者:今年改正された水質汚濁防止法の順守!
有害物質の地下浸透防止のため、今年6月水質汚濁防止法が改正されました。
詳細は書ききれませんが、土壌汚染対策には十分な内容です。
この改正水質汚濁防止法と、土対法、廃棄物の処理及び清掃に関する法律を順守すれば
事業者としては、ほぼ問題ないと思います。
周辺住民:当たり前の事ですが、個人でも、ちょっとだけでも
その辺に不法投棄しないこと。
それが液体で無くても、有害物質が溶け出して土壌汚染することもあります。
また、怪しげな事業者を見かけたら、役所に通報をする。
一人ひとりが無関心でいないこと。
これが一番大事だと思います。