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〔国民〕とは、誰?
先日、外国人登録の制度が変更となり、役所窓口に外国人の方々が長蛇の列をなす状況がマスコミ報道されていました。一方、政治の世界には、【国民の生活が第一】という名称で旗揚げされている方々がいらっしゃいます。そこでふと、単純な疑問が浮かびました。“〔国民〕とは、誰?” とりあえず、従来の戸籍制度が少しずつ解体されつつあることは、運転免許証から戸籍表示が消えたことを見ても間違いなさそうです。けれど、戸籍をなくした後、どうするんでしょうね?
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国民とは、広義の意味で言えばある共通属性でまとまった地理圏内に住む集団を指す。 その集団がなんらかのルールに基いて政治組織を作り、それが1つの国家となったとき、その国家を国民国家と称する(当然、国民国家でない国家もある)。 同じ地域内であれば、ほぼ同じ文化・言語などを有すると考えられるので民族と同じ意味で使われることもあるが、多民族国家でも国民国家を形成することがあるので厳密には同じではない。 国民の狭義の意味で言えば、とある政治組織(国家)が認める国籍を有する人々の事。 戸籍とは、漢字文化圏特有の文化で、「戸」と呼ばれる家族単位で登録することで支配者が被支配者を把握するための制度。 古くは古代中国で成立し、日本ではそれを基に導入・発展してきた制度。 大化の改新以降は、「戸」という単位ではなく、もう少し広く大きな「家」を基にした制度へと変遷していき、明治まで(時代に即して変遷しながら)続くことになる。 戦後、「家」という括りではなく「夫婦」という括りに改められた。 目的は、生年月日・親・子・養子・国籍・婚姻関係などを登録することで個人を法的に把握できるようにすること。 現住所については、市区町村が管理する住民基本台帳に記され把握されるので、国外に居住していても、戸籍は日本国に登録されている。 因みに、外国人の場合は外国人登録制度で管理されていたが、今年から中長期滞在者や永住権所有者には住民基本台帳に登録されることになった。 以上が、国民という概念と戸籍という制度の説明です。 なので、国民と戸籍は別概念として考えたほうがよさそうです。 >従来の戸籍制度が少しずつ解体されつつあることは、運転免許証から戸籍表示が消えたことを見ても間違いなさそうです。けれど、戸籍をなくした後、どうするんでしょうね? 他の方の回答にもある通り、免許書の記載が消えた(見えなくなった)のは今後の電子化を見込んだ処置であり、戸籍制度が解体されているわけではありません。 日本の戸籍制度は、個人の生から死までの履歴が残されるため、本人死後にも何らかの証明が必要になった時に調べやすいというメリットがあります。 反面、婚姻によって夫婦どちらかの戸籍に入る必要があり、婚姻後どちらか(主に女性)の苗字を変えなければならないため夫婦別姓制度が取りにくい、性同一性障害の人が戸籍上の性との違いに悩まされる(性同一性障害特例法によって救済の余地はある)、被差別部落問題解決の阻害になっているなど、多々弊害も指摘されつつあります。 戸籍をなくした場合、やはり住民基本台帳を中心に個人を管理することになるかと思います。 実際、廃止を含めて戸籍法を改正しようとする民主党議員連盟「戸籍法を考える議員連盟」が発足し議論が始まっています。 ただ、保守派を中心に戸籍をなくす事に慎重な意見もまだまだ根強いですので、どうなるかは国民的議論を待つ必要があるでしょう。 ではでは、長くなってしまいましたが参考になれば幸いです。
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- nazuki09
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この方が『国民の生活が第一』と発表したときに日の丸がなかったんだから、日本【国民】でないのは確かです。 新たな政党を作って会見するときに日の丸のない政党は日本人やないです。日本人やとしても帰化でしょうね。 小○氏が日の丸を切り裂いて作った民主党のマークの前に悠々と座ってる画像を見たら、こいつは日本人やないなと分かります。あの画像見た瞬間、目覚めましたよ。 純粋な日本人やと戸籍を辿れば戦前まで遡れますけど民主党議員や今回の新たな政党の議員も戦前まで辿れない戸籍の人達じゃないですかね。日本の生活保護を受けてる大半の民族も日本国の戸籍のないやつばっかりでしょう。 天皇陛下なんて辿れば日本神話にまで遡れるんですよ。 九州のどこかで坂本竜馬が生きてる時代の戸籍が出て来て、未だに生存ってなってたそうで、戦争で焼け野原にされた所もあるのにそれが出て来たなんて…日本の戸籍制度ってやっぱり凄いし素晴らしいです。 戸籍が潰れたら日本人が一番困りますよ。中国韓国朝鮮系なんてDNAは別でも外見からじゃ見分けつかないし、お人好しで騙されやすい日本人やとその帰化で売国議員でもうまいこといわれたら、こないだの衆議院選挙の時のように騙されますもんね。そうなったら日本人はチベット民族たちのように虐殺されてしまいますよ。
お礼
ご回答をありがとうございます。 実は私も、【半切り日の丸2枚並べ】の画像を目にしております。そして思いました。『“民主党”の名を使って力を得たことのある人に対するときは、通常よりも緊張感を持って接しなければならない』と。 あの画像が表す事実は、いくつもの社会常識に反していると考えざるを得ません。 (1)公式の場に掲示するシンボルを“あり合せ”で作り上げた。 (2)“あり合せ”の材料は誰もが知る他者のシンボルであった。 (3)他者のシンボルを損壊して自己のシンボルを作り上げた。 (4)“あり合せ”によるシンボルを、責任者が看過or黙認した。 敢えて「日の丸」を避けても、これだけ反常識な点が見つかります。そして、(1)は付け焼刃的な浅慮近謀、(2)は既存勢力を軽視する姿勢、(3)は既存勢力を強制排除しようとする姿勢、(4)は既存勢力との調整が幹部クラスの想定外、ということを暗示しているように思われます。 私も【戸籍】については、古来から連綿と祖先の血筋・精神・文化を受け継いできた「日本」の根幹として維持すべきと思います。移民が主導権を握ったUSA、軍事力が最強の盗賊が入れ替わり実権を握る毎に焚書坑儒となる西方域、その西方域に長らく貢物として女性を差し出してきた半島域。こうした諸国を慮って自国の制度を変更する必要はないはずだ、と思います。
- kusirosi
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・日本国民 および他の各国国民(まれに無国籍者) 、運転免許証から戸籍表示が消えたことを 消えてません。暗号化してICに暗証番号識別情報いれ、 無職透過彫刻で、見えないように記載し 専用読み取り装置でないと判別できないようにしてあります。 現在は免許試験場、警察の交通課にしかありませんが、 本籍地読み取り装置を、本籍地証明必要な時に備えて 交番パトカー、銀行や郵便局、コンビニ、ネットカフェなどにも設置するそうです\(^^;)... zzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzzz
お礼
ご回答をありがとうございます。 あ~っ、存じませんでした。暗号化されて記録されていたんですね。 それにしても、警察・金融はともかく、コンピニやネットカフェにも設置予定なんですね。ネットカフェの端末装置から本籍地データが漏出した、なんてニュースが流れないことを祈りましょう。
- blackhill
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国民と戸籍は別です。戸籍制度があったのは日本、韓国、台湾の3国でしたが、韓国が廃止、台湾も運用停止中で、世界で今や日本だけです。それでは、ほかの国には国民が居なくなったのでしょうか。もちろん、そんなことはありません。 質問は、戸籍を無くした後、どうするかということでしょうか。それなら簡単です。個人ごとに、出生から婚姻、離婚、死亡まで届け出を記録しておけばいい。 他方、国民には民族、文化、言語、宗教、歴史体験などを共有している集団という意味があります。これは居住者とか納税者という政治的あるいは行政的な共通の属性とは違うような気がします。これは分けた方が混乱がなくていい。小沢さんは、後者の意味で使っていながら、いつの間にか前者の意味も含めてしまっている。ずるいやり口ではないでしょうか。
お礼
ご回答ありがとうございます。 〔国民〕は一概に定義するのが難しい、曖昧な言葉になってしまっているようですね。とすると、“ここでは〔国民〕を~~という意味で使用します。”と書いてから、説明or質問の文章を記述するように心掛けるのが賢明、と考えるべきでしょうか。 戸籍に代わる制度については、届出を記録すればよい、というのは理解できますが、その先が気になる訳です。誰が記録してどのように管理・保管し、開示や提出などの手続きやその先の権限をどうするのか、といったことは、誤って制度変更すれば禍根を残しそうに思えます。例えば身近なところでは、これから成長する子供たちへ提供される行政的なサービスです。戸籍に代わる(あるいは類似の)制度を間違えると、当の子供たちに関係ない不利益や強制が生ずるのでは、と思えてしまうのです。 耳目にしたニュースで、“夫”として妻子と暮らす性同一性障害の方が自分の子供の出生届を提出したところ、受理されなかったり父親と認められなかったり、ということがありました。これなどは、戸籍に代わる(あるいは類似の)制度が子供たちに不利益や強制を与えている例かもしれない、というのが私の感想です。
- Wr5
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政治「屋」さんの言う国民…であれば、票かカネを持ってくる人。という意味ではないですかね? 商売ですから、それ以外の人達は客ではありませんからね。
お礼
ご回答ありがとうございます。 なるほど、〔国民〕=“政治屋に利益をもたらす者”と考えればよいわけですね。〔票〕はもちろん、選挙区民すなわち選挙管理委員会の選挙人名簿に名前が載る人々ですね。〔カネを持ってくる人〕は、外国人でも外国企業でも構わない、となりますね。
- yytt56
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国民の生活が第一と言ってる人達からみた国民は、言ってる自分達のことを差していると思いますが。 少なくとも一般庶民ではありません。 あとは日本にいる外国人でしょう。
お礼
ご回答をありがとうございます。 確かに、【国民の生活が第一】のみなさんの視点は、一般的とは考えづらいですね。それにしても、“日本にいる外国人”ですか......。私も、結束力のある外国人の方々が政治的な働きかけを続けている、という話をメルマガなどで目にしております。
お礼
ご回答をありがとうございます。 【補足】に詳細を記しましたが、最初に〔国民〕から〔戸籍〕を連想した後、“tyr134”さんのご回答を読んで、移民に関わる問題と相続による一族崩壊とを考えたのでした。 たいへん参考になるご教示をありがとうございました。
補足
たいへん詳細なご回答をありがとうございます。 “共通属性でまとまった地理圏内に住む集団” “政治組織(国家)が認める国籍を有する人々” この定義が〔国民〕となると、 (1)幾世代も前から日本に住み続ける日本人、 (2)少し前に日本国籍を取得したばかりの帰化日本人、 (3)正規の手続きを経て住民基本台帳に記載された外国人、 (4)正規の手続きや記録がなく集団で日本国内に住む人々、 といった区分による軋轢などが将来の災厄につながりそうに思えて、戦々恐々とします。 “戦後、「家」という括りではなく「夫婦」という括りに改められた。” この点は、ごく普通の日常的な生活や手続きについては、その通りだと思います。けれど、「家」という括りがそのままの点もあるのでは、と思うのです。かなり明確に気づくのは〔相続〕と〔非嫡出子〕に関わる部分です。 私は民法をひと通り学習しただけで法律の専門家ではないのですが、どうして相続のとき嫡出/非嫡出が争いのネタにならなくてはならないのか、納得がいかなかったことをよく覚えています。また、複数の親族が相続について対立したため、それまで盆・正月と仲良く過ごしていた一族が離散し、豊かだった農地は手付かずの荒れ放題になってしまった、という例も身近に知っています。 日本の豊かな自然風景や人間関係を無理なく末永く継続できるようにしてもらえるのなら、政権を担う方がどなたであろうが構わない、というのが正直な庶民の気持ちです。