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小選挙区制度のメリットとデメリット
小選挙区制度によるメリットとデメリットは何でしょうか?理想の民主主義とはかなり違う方向に向かっているようなのですが・・・。大政党だけが民意ととみなされる政治は、国民にとって良いことなのでしょうか?前回も今回もマスコミを制した大政党だけがクローズアップされたような気がします。ある意味でマスコミ報道による風によって政治が決まるような気がして、今後の国民生活が心配です。
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質問者が選んだベストアンサー
基本的に質問者様の意見・疑問に賛同します。 >小選挙区制度によるメリットとデメリットは何でしょうか? メリット :政権交代がしやすい結果がえられる。 デメリット :民意を正確に反映しない。選挙区毎では最多得票者の民意しか反映しない。つまり残りは死票。これが全国レベルで展開されれば、理論的にはすべての議席を第一党が占める可能性がある。 >理想の民主主義とはかなり違う方向に向かっているようなのですが・・・。大政党だけが民意ととみなされる政治は、国民にとって良いことなのでしょうか? 国民にとって決してよいことではありません。 NO.1の方の記載を引用すると“4割の得票率だったら4割の議席確保するというのが”理想の民主主義です。 議会、代議員制度というのは何のためにあるのかを考えれば明白です。全国民が一堂に会して議論できないので代わりに自分の意見に近い人に「代議」してもらうために国会に送り込むのです。故にできるだけ全ての国民の意見が反映されることが理想的な民主主義です。 決して政権を選択するために選挙があるのではありません。民意の結果として政権が選択されるのです。 >前回も今回もマスコミを制した大政党だけがクローズアップされたような気がします。 同感です。マスコミは“政権選択”選択選挙を煽り、あたかも民主、自民の二大政党しか選択肢がないかのごとき報道に終始しました。この限りでは選挙中「政権選択ではなくて政策選択をしてほしい」といっていた麻生首相の言っていたことは正しいと思います。政権を選ぶために党を選ぶのではなく政策で選んだ結果、単独であれ連立であれ多数を制した党が政権を作ればよいのです。 >ある意味でマスコミ報道による風によって政治が決まるような気がして、今後の国民生活が心配です マスコミ報道による風だけで投票したとは思いませんが、議席だけ見れば明らかな“大勝”であり野党の意見や小党の意見が無視されないか心配ですね。 マスコミはもっと取り上げるべき問題を選んでガンガン報道すべきです。たとえば今後予想される憲法改正や比例定数削減、企業団体献金禁止、あるいは政党助成金の是非など民主主義の根幹にかかわる問題を取り上げてほしいです。
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- tegetege77
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政権交代をメリットにあげる人が多いですが、それってメリットですかねぇ? 私は、外交、安全保障、教育といった国の根幹にかかわる部分は、例え政権が交代しても変わるべきではないと思います。でなければ、外国から信頼を得られないでしょう。 こういう部分が変わるのは政権交代ではなく、革命です。 民主党は外交、安全保障ではっきりしないし、教育に関しては日教組主体の教育を進めると明言しています。 今回の政権交代が革命でなければいいのですが・・・ 話がそれましたが、要は、現状の日本で政権交代はメリットだと思えません。
お礼
ご回答ありがとうございます。 確かに「政権交代=小選挙区制度のメリット」ではないですよね。 政権がとれそうな大政党にとってはメリットかもしれませんが、 「政権交代→国民生活の向上」となるとは限りませんよね。
- ni14ni
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no.1です。 今見直してみたらちょっと言い過ぎてしまった部分が ありましたね。 失礼しました。 >要は「数の力」がものをいう極端な世界を是認する選挙制度だとおもう>のですが・・・。 >たとえ、1票差で落選しても、その地域の住民の意思は >無視されるということですよね。いかがなものでしょうか? そうですね。国によりけりですが、 それを防ぐために選挙区なし、 全国1ブロックの比例区制度をとっている国もあります。 小選挙区は ナンバーワンにさせた人だけが通ることによって、政権交代を 促進させるシステムなんですよね。 だから不条理と言えばあなたの言うとおりですね。 ただ、小選挙区やめてどういうシステムが一番良いのかと考えると 難しいと思います。 また中選挙区に戻すかと言うことを考えると 小選挙区よりは死票が少なく国民の意思を反映させやすいけど、 地域が広くなり有権者との距離が遠くなること、選挙費用がかかる 同一政党間における同士討ち問題ということがありますので。 あと小選挙区よりも無党派層より組織票が強くなるともいえますし。
- ni14ni
- ベストアンサー率41% (16/39)
メリットとしては 二大政党制を作りやすい結果、不満であれば 選挙民は最大野党に投票して政権交代を起こしやすくなるので、 与党は真剣にならざるを得ない。 また、妥協が生まれる余地がないので 政策の結果をはっきりと評価でき 責任の所在が明確という利点がある。 デメリットとしては 死票が多くなる。 見方によっては一党制に極めて近い状況も生まれる 一票の格差が発生しやすいなどの欠点がある。 などでしょうかね。 >大政党だけが民意ととみなされる政治は、国民にとって良いことなのでしょうか? 結果的に今回勝った民主党が一番得票率が入っている以上、 そこが主導して政治するのが普通だと思うのですが。 小選挙区制度というものは得票率と議席割合が大きくずれる制度 でもありますね。4割の得票率でも6割の議席を確保できる。 実際に今回の民主党はそうなっていますね。 >理想の民主主義とはかなり違う方向に向かっているようなのですが・・・ あなたのいう理想の民主主義というのはどういうことでしょうか? 前述のとおり4割の得票率だったら4割の議席確保するというのが あなたのいう理想の民主主義でしょうか? 国民が選んだ代表者が政治をするのが民主主義だとすれば 今回も理想だと思うんですが、いかがでしょうか? >前回も今回もマスコミを制した大政党だけがクローズアップされたような気がします。 一応、議席の過半数制していますからね。実際に過半数の議席超えた 政党は 国民の票が一番多かったので。 >ある意味でマスコミ報道による風によって政治が決まるような気がして、今後の国民生活が心配です。 国民は愚民ということなのでしょうか。私は違うと思うんですがね。 マスコミの判断のみを鵜呑みにしていないと思いますよ。 もっといえばマスコミ報道があっても国民自身が判断するものですし・・。
お礼
早速の回答ありがとうございます。 「デメリットの死票が多くなる。一党制に極めて近い状況も生まれる。 一票の格差が発生しやすいなどの欠点がある。」とのご指摘ですね。 これは、少数意見の排除ということになるということですよね。 要は「数の力」がものをいう極端な世界を是認する選挙制度だとおもうのですが・・・。 「国民が選んだ代表者が政治をするのが民主主義」ということについては その通りだと思うのですが、小選挙区は小さな地域のナンバーワンだけが当選する 極めて不条理な制度のような気がするのですが。 たとえ、1票差で落選しても、その地域の住民の意思は 無視されるということですよね。いかがなものでしょうか? また、前回も今回もマスコミ報道の威力を感じていない方はいないと思うのですが・・・。 アメリカのように多数のメディアが存在すれば、良いのですが、 日本のテレビでは特定のメディアしか選択できないのが、現状ではないでしょうか?「 マスコミの判断のみを鵜呑みにしていないと思う。」とのことでしたが、真に人物や政策を理解して 投票行動をした人はほとんどいないのではないのでしょうか。
お礼
回答ありがとうございます。 「できるだけ全ての国民の意見が反映されることが 理想的な民主主義です。 決して政権を選択するために選挙があるのではありません。」 とのご回答は、説得力のある言葉だと思います。 二者択一ではなく、理想的な民主主義が確立されないと、 国家権力の野放し状態になり、極端なことを言えば、 1巨大政党に有利な法案ばかりが成立するようになるのでは ないでしょうか?当然、大勝した政党は選挙制度改革には 及び腰になり、永遠に理想的な民主主義が確立されないことに なるのではないかと危惧しています。