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進相コンデンサの放電抵抗値について
高圧進相コンデンサに内蔵されている、放電抵抗値をご存知の方おられましたら大体どの程度の値か教えて下さい。 50~200KVA程度の物でどのくらいの抵抗が入ってるのか知りたいのです。
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- aruhai
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コンデンサーの放電抵抗を測定することがありますが、株式会社双興電機製作所のコンデンサーチェッカー(PCC-1000)を使用しますが、応急時の測定には1,000Vの絶縁抵抗計を使用しています。 測定を行う場合に相順をA相、B相、C相とすると、A相とB相間の抵抗値をそのまま記載してみます。 ※ 測定値が50MΩと仮定すると、Y結線の場合は1個の抵抗値が25MΩ、Δ結線であれば75MΩとなりますが、単純に見かけの抵抗値を放電抵抗として記載してみます。 測定結果の一例を記載してみます。 コンデンサー容量 50kvar 20MΩ コンデンサー容量 150kvar 7.7MΩ コンデンサー容量 250kvar 4.0MΩ コンデンサー容量 300kvar 3.0MΩ メーカーによって値は異なると思いますが、大きな違いは無いと思います。 正確なところは、メーカーの技術に問い合わせると回答して貰えると思います。
- EleMech
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>一般的な進相コンデンサには放電抵抗が内蔵されており、 申し訳ありません。 すっかり頭から抜けていました。 回路図を見てやっと思い出しました。 確かに各相毎に並列で接続されていますよね。 詳しい文献は見つけられませんでしたが、お詫びに計算してみました。 6600(V)、50(Hz)、50(kvar)の場合 進相コンデンサの容量を求める式は、 Q = √3 ・ V ・ I ・ sinθ = √3 ・ V^2 ・ 2πf ・ C ・ 1 これより、単相の静電容量を求めると、 C1 = Q / (√3 ・ V^2 ・ 2πf) = 50・10^3 / (√3 ・ 6600^2 ・ 2π・50) = 2.11 (μF) 単相の電荷は、 Q1 = C1 ・ V/√3 = 2.11・10^-6 ・ 6600/√3 =8.04 (mC) 5分間掛けたとしての放電電流は、 I1 = Q1 / t = 8.04・10^-3 / (5・60) = 26.8 (μA) 放電抵抗は、 R1 = V/√3 / I1 = 6600 / (√3 ・ 26.8・10-6) = 142 (MΩ) 同様に、 100(kvar) R1 = 71 (MΩ) 200(kvar) R1 = 35.5 (MΩ) となります。 放電抵抗値は低い方が放電電流が多く流れるので、規定の5分間を短縮できます。 その為、上記の計算値より低い抵抗値を採用していると思われます。
- EleMech
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進相コンデンサに抵抗が組み込まれているとは、聞いた事がありません。 勿論、残留電荷を放電する際にも、直流になるのでコンダクタンスは発生しません。 その為、進相コンデンサや高圧ケーブルをいたわって放電するには、抵抗付き接地棒を用います。 参考URLを参考にしてください。
お礼
回答ありがとうございます。 一般的な進相コンデンサには放電抵抗が内蔵されており、JIS規格で低圧は3分間で75V以下、高圧では5分間で50V以下になるように規定されています。 ご確認ください。