要は#1様のご回答の通りですが、たとえば1,000人の資料請求者に500円の図書カードを配る…。ちょっと考えると大変な出費とサービスのように思えますが、総額500,000円という金額は、たとえば著名新聞のあるページの下の方にに各大学がずらりとまとまって掲出した名刺サイズ程度の広告、そのわずか1校の1回分の出稿料とほぼ同じかむしろ安いぐらいのコストになるはずです。
新聞広告などは、ただ1回の露出程度ですとあまり宣伝効果は望めないもの、ああした広告は広告代理店が新聞社とタイアップして企画した乗合い広告、いわば大学側としても半ばお付き合いといった出稿であることが多いものです。
それを考えたら、たとえ500円の図書カードであったとしても、資料請求者にはお得感を与えるでしょうし、図書カードを受け取った資料請求者はきっと仲間たちにもその大学の図書カードのことを話すことでしょう。このようにして、大学側としては、新聞紙上の小さなお付き合い広告とは比較にならないほどの効果が期待できるということでしょう。
わたしたちの時代では名門大学の入試といえば10倍20倍といった大変な高倍率、なかなか狭き門であったし、それだけに、大学としてもあえて宣伝をする必要もなかったのでしょう。しかし、時代は変わって今や少子化時代。しかも大学はピンからキリまですでに飽和状態。広告か図書カードかと、なんとか受験生たちの目と興味を引き付け、受験と入学を促進しようとヤッキになっている昨今の状況、なにか感慨深いものを感じます。
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