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水平対向とV型180度エンジン
表題の通り水平対向とV型180度エンジンの違いはなんでしょうか? 構造的なものは、同じだと思うのですが、どこか決定的な違いはあるのでしょうか? それとも、同一なのでしょうか? 愚問で申し訳ありません。ヨロシクお願いします。
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対抗するシリンダーでクランクピンを共有しているか、していないかが大きな違いです。 180度V型の場合クランクピンを共有しますから、左右のピストンは同じ方向へ動きます。 水平対抗(ボクサー)の場合は、クランクピンを共有しません。 左右のシリンダーは逆方向へ動きます。このため慣性力が打ち消され、振動が少なくなります。 クランクピンがシリンダーの数だけ必要になりますからクランクシャフトは長く複雑になります。 エンジンをコンパクトにするには、非常に複雑なクランクシャフトを必要とするために、 水平対抗エンジンのクランクシャフトは剃刀クランクなどと呼ばれることもあります。 水平対向エンジンとV型エンジンのクランクシャフトの図 http://www.mf.japan-trading.info/wordpress/?p=1233 12気筒になると片側が直列の6気筒になるので、複雑なクランクを使用して振動を打ち消す必要もなくなるため、180度V型が有利になります。 180度V型エンジンの動画 http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=IEgXUt1PSgg 水平対向エンジンの動画 BMWのバイク http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=oicGnmUJA78#t=8s スバルの場合 http://www.youtube.com/watch?v=JtcmL_1otv4&feature=player_embedded
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- fxq11011
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水平対向、V型はシリンダーの相対的な位置(角度)ですね、そのほかにもう一つクランク角が有ります。 2つのピストンのコンロッド大端部がクランクシャフトの同じ位置に有ればクランク角0°、180°ずれていればクランク角180°。 2つのピストンで、クランク角を変えれば、爆発の間隔がかわります、クランク角0°でシリンダーの角度を変えれば同じく爆発の間隔が変わります、爆発間隔に関しては、クランク角を変える場合と、クランク角0°でシリンダーの角度を変えるのとは、全く同じ効果になります。 但し、シリンダーの角度を変えると、ピストンの静的バランスが変わります。 例 水平対向=シリンダ角度180°、クランク角180° 合計360°、つまり爆発間隔は並列2気筒の360°と同じ等間隔爆発になります(但し、並列2気筒ではピストンが同じ位置で同じ方向に動きます)。 クランク角180°でピストンの動きを互い違いにし、シリンダー角度180°で、合計360°で等間隔爆発を達成すると共にピストンの静的バランスもとっています。 >V型180度=間違えずに伝えるためには(○○°)V型クランク角○○°とするべきです、多分90°Vクランク角180°のエンジンをさしていると思います(水平対向は180°V、クランク角180°となります※180°はVとは言いませんねH=ホライズンですね)180°V=水平、クランク角180°=対向です。 蛇足ながら90°Vツイン(クランク角0°)は一つのピストンが上死点・下死点(ピストンの慣性エネルギーをうち消して、逆方向に加速のため多くのエネルギーが必要)のとき、もう一つのピストンは最高速の状態、が利点の一つらしいです。
お礼
詳細なる解説・御回答ありがとうございました。 今一度、学生時代を思い起こして、机に向かい解説を書き写してみたいと思います。
- sailor
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もっとも単純な4ストローク2気筒を例にとります。 水平対向エンジンではクランクピンは180度の位相差を持って2本あります。まぁ、一般的な2気筒エンジンでもっとも多いタイプと同様ですね。したがってピストンの動きはクランクシャフトをはさんで対象になり、片方のピストンが上死点にあるときは反対側も上死点になります。そして、この例のような2気筒では片方が圧縮状態の上死点にあるとき反対側は排気状態の上死点になるように点火順序を組み事で燃焼間隔を均等にすることができるという利点もあります。 一方、V型エンジンではクランクピンは1本のみで、この一本のクランクピンに2気筒、2本のコンロッドが取り付けられます。したがって片方のピストンが上死点にあるときにもう片方は下死点にあるという状態になります。この形式では水平対向のようにピストンの位置がクランクシャフトをはさんで対象にはならないため、大きなカウンターウエイトを設けるなどの対策を行わないとひどい振動が出ることになります。また2気筒では等間隔の燃焼にすることもできないためトルクの変動も大きくなる欠点があります。 まぁ、一般的にV型で180度のバンク角というのはあまりメリットがないため(全くない訳ではない、ひとつのクランクピンに2つのコンロッドが付くため、シリンダーのオフセットが小さくできるので、エンジンの全長を短く抑えられることや、クランクシャフトの前途長を短くできるため、強度的に有利であることなど)多くはありません。V型レイアウトでもっとも有利なのは90度のバンクを持たせた場合で、この場合はクランクシャフトに慣性質量の50%にあたるカウンターウエイトを付けることで、1次振動を完全にキャンセルできるという点です。 おまけ。 V型エンジンのようにひとつのクランクピンに多数のピストンが取り付けられる形式のエンジンで最も進化したものが、航空機などで用いられる星型エンジンでしょう。このエンジンはクランクケースの周りに放射状に5~9気筒程度が放射状に並ぶ構造ですが、クランクピンは1本だけです。14気筒や18気筒などでは7気筒や9気筒のエンジンをクランク軸方向に並べた構造になります。この種のもので最大のものは7気筒x4列の28気筒(クランクピンは4本)で4300馬力程度の出力を持っていました。まぁ、星型エンジンではV型のようにすべてのコンロッドが直接クランクピンにつながっているのではなく、クランクピンに直接つながっているのは1つだけ(親コンロッド)で他のピストンからのコンロッドは親コンロッドのビッグエンド部分につながる構造なので単純に同じではありませんけどね。
お礼
ありがとうございました。航空機の星型エンジンまでも関係してくるとは。
- fjdksla
- ベストアンサー率26% (1812/6770)
基本的に同じです。 しかし、色々な構造があるので、区別する為に言い分けします。 V型エンジンをそのまま180度開いた形を「180度V型」と言い クランクを180度にした物をボクサーエンジンと言います。 左右のピストンは V型はそれぞれのピストンが、右上死点・左下死点→右下死点・左上死点 ボクサーエンジンは、右上死点・左上死点→右下死点・左下死点 と言うように動きます。 水平対向の中に色々あって区別する為にV型とボクサーとが有る。と言う事です。
お礼
お礼が遅くなり、申し訳ありません。 ありがとうございました。
- lucky467
- ベストアンサー率28% (51/179)
お礼
お礼が、遅くなり、申し訳ありませんでした。 ありがとうございました。
お礼
ありがとうございました。添付の動画を見て一目瞭然でした。