• 締切済み

地域福祉計画とソーシャルワーク

将来、ソーシャルワーカーを目指しているものです。 現在、地域福祉計画を学んでいて、すべての地域で住民参加(参画)と協働が自発的に行われるわけではないのはなぜでしょうか?そのような場合に、ソーシャルワーカーが果たす意義と効果は何だと思われますか? 教えてください。 よろしくお願いします。

みんなの回答

回答No.1

社会福祉法第107条で定められていますよね。 自治体(市町村)が主導して行なうわけですが、例えば、計画策定委員会の設置・周知にしても、どれだけ実際に市民の目に届いているかは、正直申しあげて、甚だ疑問です。 ですから、地域福祉に対して、漠然としたものながらも何らかの関心がある、という人であっても、なかなかそういった計画の存在を知らなかったりします。 つまり、言い方は不適切かもしれませんが、上から目線といいますか、何か、一方的に押し付けられているような印象さえ抱かせてしまいます。それが正直なところではないでしょうか。 周知のあり方にしても、市町村の広報紙やホームページなどでさらっと周知するだけですよね。 さらに、例えば、社会福祉協議会などをはじめとするボランティア関係者などとどれだけ意思の共有が図られているのだろう、といった点も疑問です。何か、もう1つ連繋が取れていないのです。 ですから、正直なところ、それぞれがばらばらになってしまっている印象があります。 住民参加や協働、という意味では、例えば、民生委員の方や町内会・自治会組織などもかかわるべきものですが、やはり、そこもばらばらになってしまっています。 要は、横のつながりが見えてきません。縦のつながりしか見えてこないわけです。 そうなってくると、どこにどうかかわっていったらよいか、周りからはイメージできなくなってしまうのではないでしょうか。 そうだったらちょっと避けておこう、というような気持ちになってしまうのは、人間として自然なことだとも思いますから、結果的に、それが地域福祉に関する住民の意識を下げてしまう弊害を生んでしまっているのでは?と、私は考えています。 ソーシャルワーカーに求められる最大の役割は「社会資源の横のつながりを作る」ことである、と私は思っています。 つまり、ある意味で、ソーシャルワーカーは「酵素」のような存在かもしれませんね。 もともと住民には地域福祉に対する意識は少なからずあると思うのですが、その意識をうまく消化できていないわけです。 ですから、そこをソーシャルワーカーがあと押しする。ちょっとしたアドバイスやヒントを与えてみる。あるいは、住民が知らない・気づけないことがあったら、ソーシャルワーカーが動いていって、教えてあげる・他団体などとの横のつながりを作ってやる‥‥。 そういった活動の中から、おそらく、次々と住民のニーズが見えてくるはずです。 専門職から能動的に働きかけてゆくこと。「酵素」のような役割とは、要は、住民どうしの意識を接続させるという消化液のようなものですね。そういう能動的役割が求められてくると思います。 (少したとえがわかりにくかったかもしれません。お許し下さいね。)  

関連するQ&A