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※ ChatGPTを利用し、要約された質問です(原文:SPCについて (理化学ガラス機器))
理化学ガラス機器のおすすめメーカーとは?
このQ&Aのポイント
- 理化学ガラス機器のおすすめメーカーを教えてください。
- 共通摺り合わせや透明摺り合わせなどの付属品も考慮すると、どのメーカーのガラス機器を選べばよいか迷っています。
- 特に、柴田のSPCは他のメーカーよりも精度が高いジョイントを提供しているのでしょうか?
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質問者が選んだベストアンサー
有機合成に使う程度でしたら、どこのメーカーでも大差ないと思います。 材質に関しても通常の用途では似たようなものだと思っています。 (CorningのPyrex、Iwakiの耐熱ガラス、SchottのDuran、いずれも似たような組成の低アルカリホウケイ酸ガラスだったはずです) なお、共通摺り合わせ(TS)と柴田のSPCには、(厳密な)互換性はないです。 サイズはほとんど同じなのでTSとSPCを組み合わせることは出来ますが、真空にすると漏れます(経験あり)。 (「フラスコに栓をする」「常圧で蒸留をする」程度ならTSとSPCと組み合わせても、わりと大丈夫です) SPCの良いところは、接合部の凹凸が少ないために、気密性が高いところです(グリスを塗らなくても漏れにくい)。 あとは、SPCは接合部が透明なので内部が見えます。 普通の摺り合わせ器具を使っていると、(偶然にも)温度計の目盛り部位が摺り合わせ部位と重なって読めない、ということがあります。このような不幸(?)が避けられます。 必要な器具が全て柴田で販売されているようでしたらSPCを選択しても問題ないと思います。 一方で、柴田では販売されていないようなガラス器具も使用したい、という場合はSPCは避けて、普通のTSにしたほうが無難ではないでしょうか(SPCは柴田以外では採用されていないはずですので)。
お礼
大変ありがとうございました。 購入してみるとSPCの結合部は結構ゆるゆるですね。水分が入ったら密着してとれなくなることを避けているのでしょうか_常圧で使い、減圧の予定は今のところ内のでグリスなどは使わずにやります。それにもしグリスがコンタミするとそのあとの分析に悪影響が出るのが気になりますので。。。 大変助かりました。
補足
詳しいご説明大変ありがとうございます。勉強になりました。TCと柴田のSPCが厳密には合わないというのはとても参考になりました。 実は、すでにおおかたの硝子器具を柴田のSPCで購入していて、最後の最後で摺り合わせフラスコの気に入ったタイプのものが、SPCでは受注生産になるようで困ってしまっています。 スピードが勝負だったので、どこかに不都合が出るのは仕方がなかったのですが。。。