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参考書の記述が間違っている…気がする
とある参考書のある記述が間違っている…気がするので質問してみました。原文を載せますが【2】のあとがサブタイトルになっており、サブタイトル後の本文一行目が間違っていると思います。恐らく""理想気体""と""実在気体""が逆なことに気づかなかっただけだと思うのですが、もし良かったら『たしかに間違ってるな』や『これで合っているよ』などご意見ください。 以下原文ママ 【2】実在気体を理想気体に近づけるには 理想気体を実在気体に近づけることを考えてみましょう。実在気体では「分子自身の体積」と「分子間力」がともにゼロではありませんから、これらを「ゼロに近づければよい」ことになります。
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「実在気体」、「理想気体」が逆であるということは確かです。 でも後半もおかしいです。 この参考書を書いた人は多分何かの本に書いてあることをそのまま書き写そうとしただけではないでしょうか。あまり理解は出来ていないという印象です。 >実在気体では「分子自身の体積」と「分子間力」がともにゼロではありませんから、これらを「ゼロに近づければよい」ことになります。 分子間力は距離が大きくなると急激に小さくなります。 「ゼロに近づける」という表現を使っても差し支えないでしょう。 分子の体積は分子それ自身を表す量ですから気体の体積や圧力が変わっても変化しない量です。分子の体積はどうやっても「ゼロに近づけることができないはず」です。 出来るのは「ゼロであるとしても差し支えない状態に持って行く」ということです・・・(この2つの違い、分かりますね)。それは分子の体積が気体の体積に比べて十分に小さければいいのです。 分子間距離が大きければいいのですから密度(数密度)を小さくするということになります。 どれくらい密度を小さくすればいいのかはどれくらいの精度を要求しているのかによって変わります。 分子の大きさはおおよそ10^(-8)cmぐらいですから分子間距離がこの10倍程度以上であるというのが1つの目安になるでしょう。これを体積で言うと分子1つの占める体積が分子の体積の1000倍程度以上であるのが目安だということになります。これだけ離れると分子間力の影響もほどんど出てこなくなるというのであれば理想気体であるとしてもかまわないだろうということになります。 もし、実在気体の状態方程式を出して説明しているのであれば「ゼロにする」と言う表現は使ってもかまいません。理想気体の状態方程式と実在気体の状態方程式の数学的な比較をしていることになるからです。分子間力の寄与を表していると考えられる項と分子の体積の寄与を表していると考えられる項を0と置けばPV=RTが出てくるはずです。実在気体の状態方程式はそういう風に作られているのです。 でも理想気体と実在気体を比較しているのであればおかしいということになります。 2つは同じではありません。
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- h_bopper2002
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そのとおりです。本文一行目の"理想気体"と"実在気体"が逆になるのが正しいです。
お礼
ご回答ありがとうございました☆
お礼
ご回答ありがとうございました☆