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サッカーの選手の交替数は、なぜ少ない?
サッカーでは、選手の交替は、なぜ一般に3名までなのですか? もちろん、ルールに決まっているからなのでしょうが。 野球では10名位まで交替します。 ピッチャー以外はあまり疲労しない野球でさえ、約10名も交替できるのであれば、 疲労の激しいサッカーでは3人とは言わず、もっと多くの選手を交代できるようにしたらいい、のにと思います。 そうなれば、コーナーキックのみの名手が、ここ一番のみに出場するのも楽しい、と思います。 交替数が少ないサッカーの考え方は、何でしょうか? 教えて下さい。
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こんにちは 元々は負傷した場合でも選手交代を認めておらず、サッカーが興業として発展していく中で選手交代が できるようになりました。 しかし、元々が選手交代の無い競技である以上、その体系を出来るだけ壊さないために選手交代は3人と少なくなっています。 もし選手交代を仮に無制限にした場合、質問者さんがおっしゃるように、ピンチキッカーで登場→すぐまた交代、セットプレーのときだけ巨人を投入→すぐ交代。PK用GK投入→すぐ交代のように、既存のサッカーとはまったく別の競技になってしまいます。 それではもはやサッカーとは呼べず、またその結果の影響力が大き過ぎるため 具体的な動きにはいたっていません。 また、一部の財政の豊かなクラブが選手を買いあさっても、飼い殺し状態にならずに扱うことが出来る ことも想定されますので、戦力差がさらに広がる危険があります。その為に規定を入念に練り、変更する必要があるでしょう。 これ以外にも大きな変化や問題が予想されるため、その為のルール変更や仕組みを作っていくとやはり 相当の混乱とその結果として、現在のサッカーとはまったく別の競技になってしまう可能性も高いです。 まだ競技として歴史の浅い時期ならそれも可能だったかもしれませんが、ここまで発展して定着してしまった以上、ここから変えていくのは難しいでしょう。 GKへバックパスが禁止になっただけでも、競技としてかなりの変化がありましたし、それだけルール変更というのは影響が大きいということでしょう。 しかし選手交代枠を増やす事などは関係者の間でもたまに議論の対象になっているようです。 個人的には無制限したほうがより戦略性や個性が際立って面白そうで見てみたいですが。
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- best1968
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おはようございます。 他の方もご指摘どおり、昔は英国のフットボールから派生したサッカーとラグビーは交代は認められていませんでした。 私が初めて「神様」ペレを見た1966年のイングランドワールドカップでもそうでした。この大会は非常にラフプレーの多い大会でした。ペレは試合開始からターゲットにされて負傷を負います。しかし足を引きずりながらプレーを続け、結果ブラジルは予選リーグで姿を消しました。 FIFAは危機感を持ちました。プロのリーグが世界中で出来てくる中、ますます加熱するサッカー。サッカーを滅ぼすものがあるとするなら間違いなく「ラフプレー」と。 国際試合前に真っ先に黄色い「フェアプレーフラッグ」が入ってくるのもそのためです。制度的にも、次の1970年大会からイエローカード・レッドカードが導入され、同じ頃国際試合公式戦の交代枠が認められたように記憶されています。(当初は2名だったような・・) もう一つは選手を守るためにも交代は必要です。近代サッカーは非常に活動量が多く、それも前後左右・ジャンプもします。スピードも変化しながら。サッカーは非常に激しいスポーツです。試合中に心臓や心肺への負担で命を落とす人も多いです。先日も宮市のボルトンの選手が倒れ、どうにか命を取り留めました。TVでライブの試合を見ている時に選手が戻らぬ人となったのも目撃しました。(2003年コンフェデレーションカップ、カメルーン対コロンビア) イングランドのマンチェスターシティーでもプレーしたカメルーンのフォエ。まだ28歳の若さでした。現在プレミア首位のシティーでは彼のつけていた25番の背番号が永久欠番になっています。 死に至らなくても、怪我をした選手をすぐ替えのは彼らの選手生命を考えても必要です。戦術が複雑化している現代サッカーでは戦術的交代も多いですね。現在の交代枠3名はベストだと思います。 親善試合などでは両チームの話し合いで交代枠6名というのが多いです。公式戦以外は勝敗より選手を試したり、経験を積ませるとか6名の枠はメリットがあります。 しかし公式戦では交代選手は現在の3名から多くするべきではありません。現在でもすぐに交代出来るわけではありません。交代選手がタッチライン上に立って副審も表示してても、なかなかボールが止まらなくて(アウトオブプレーにならなくて)5分ぐらい交代選手が立って待っていることも時々見かけます。 交代枠3名は大変微妙で意味ある数字です。監督の力量や判断力も試されます。選手もある程度の時間使われて成長していきます。 野球なら昔はダブルヘッダーとか多かったです。屋根つきドームなどない頃。一日3試合でもやろうと思えば可能でしょう。サッカーは多くて週二回。それでも過酷過ぎると言われています。 少ない交代枠含めてピッチに立つのはプロのサッカー選手の大きな夢です。困難なほど出れたら嬉しい。大人でなく少年少女サッカーとかでは「試合をする喜び」を大切にするために交代枠は広いですね。現在の少年サッカーは世界共通で8人制になりましたが交替した選手がまた出たりとか、女子も出ていいようになっているのでは・・。 公式戦交代枠3名は絶対変わることは将来もありません。今でも、親善試合などで次々と交代選手が出てくると試合に集中できなくて炭酸の抜けたコーラのように感じます。 「興行面」というより、「フェアプレー」・「選手を守る」・「戦術の多様性」・出来る限り「ランタイム」(ボールが動いている時間)を増やすためにも現在の3名が理想的だと思います。
お礼
回答ありがとうございました。 <サッカーは非常に激しいスポーツです。> マラソン中に、100メータ競争をしているような競技ですね。 <サッカーは多くて週二回。それでも過酷過ぎると言われています。> このような選手を同情して、交代要員枠を拡大すれば、例えば疲労の著しいFWを容易に交替しやすければ、救済できるのにな、とも考えております。 野球では、投手の交替時に、いつも <炭酸の抜けたコーラ> を飲んでいますが、サッカーでは避けたいですね。 いろいろ考えさせられました。
- aiki-kun
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アメフトみたく攻撃と守備で選手を総入れ替えするスポーツもあるし それぞれスポーツの文化みたいな感じじゃないですかね 野球は交代人数の制限じゃなく 「ベンチ入り人数」の制限があって、そのベンチメンバーは全員使って良いというわけで。 あと野球は基本、タイムアウトが無いし サッカーと比べると野球は『セットプレーの繰り返し』みたいな感じですから 比較すること自体が不毛かなと。 野球は、戦略で選手を使い分けで サッカーは時間制限のある中での、あくまでも交代要員的な起用かなと。 実際、サッカーで無制限に選手交代できたらテンポが悪くなりすぎると思います。 スピード感重視で、3人は適正な人数かなと感じます。
お礼
回答ありがとうございます。 それぞれのスポーツには <それぞれスポーツの文化> があるということですね。 それが、サッカーでは <スピード感重視> ということですね。 いろいろ考えさせられました。
- asdffgfu
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セットプレーのみ重視されるようになるのでは?(観戦初心者はセットプレーやゴール前のみの攻防だけを楽しむのでそれでも面白いんでしょうけど) そうなると試合の流れを止めてセットプレーを中心に点を取るようになってきますし、選手は流れを止めた時点でゆっくり自陣に戻り守備を固められます。 また最後に勝つ為の時間稼ぎに交代要員使いますよ。 で、交代要員がいくらでも使えるとなるとスペシャリストは1、2人だけ用意して他は全て相手の流れを止める為だけの交代要員にしますね。 今でも上手い監督は試合の流れを変える為の交代をしますが、それが重要ではない攻撃に対しても使用する事が出来るという事は試合の流れも切れてしまい、見ている人間にとって面白くなくなってしまいますね。 弱いチームがより一層勝てなくなり、サッカーの醍醐味であるジャイアントキリングなんか起こらなくなってしまいますね。 交代が少ない要因はフィールドが広いのと試合の時間が止まらない事です。 例に挙げている野球なんかは時間決まっていませんし、バスケやホッケーなんかだと狭いコートで短時間で激しく動かないといけないからですしね(交代も数秒ですみます) フィールドが広い競技だとアメフトなんか交代多いって言うか全員交代しますが、交代時間はプレイ時間に入らずゆっくり交代してますね。
お礼
回答ありがとうございまいた。 セットプレーは、たまたま説明のために例に挙げただけです。 <交代が少ない要因はフィールドが広いのと試合の時間が止まらない事です。> 確かにそうですね。 <試合の流れ> を止めないということも、大切ですね。 いろいろ考えさせてもらいました。
- yashu2002
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交代が3名の経過は他の方の回答の通りかと思います。 私はこのルールの在り方について個人的な意見を述べさせていただきます。 サッカーは、非常に体力を要するスポーツです。90分走り回ることはできません。 だから90分のペースを考えなければなりませんし、いかに効率よく攻撃・守備をするかが重要になります。 こういったこともいわゆるサッカー戦術の構成要素になります。 また、守備に難のあるFKの得意な選手を起用しようとすれば、守備のリスクを負わなければなりません。 何かを得ようとしたら何かを犠牲にしなければならないということです。 サッカーにご都合主義は似合いません。 何人も都合よく交代できるようになってしまったら、上記のような戦術や駆け引きがなくなってしまい、サッカーがつまらなくなってしまうと思います。
お礼
回答ありがとうございました。 <何人も都合よく交代できるようになってしまったら、上記のような戦術や駆け引きがなくなってしまい、サッカーがつまらなくなってしまうと思います。> 確かにそう思う一方、戦術や駆け引きを考慮する必要がなく交替できれば、その時点で、お互いに最高の選手が最高の選手と相対する、という面白さも出てくるかな、と思い質問した次第です。 貴回答により、いろいろ考えさせられました。
- ultraCS
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元々、フットボール(サッカーもラグビーも)では選手の交代は認めていませんでした。プロ化が早かったサッカーはかなり早い時期に交替が可能になりましたが、ラグビーは1980年代初期まで、負傷者ですら交替できませんでした。 で、その理由として考えられるのは ・元々、フットボールはパブリックスクール発祥です。これらの場所では、楽しむと同時に上級生が下級生をしごく場(プリフェクト・ファギング)としてフットボールのゲームが使われました。ですから、負傷交替がゲームのルールに組み込まれなかったのです。言ってみれば、種目自体が根性を試す場だったんですね。 ・初期のアソシエーションフットボールもプリフェクト・ファギングの伝統を引き摺ったスパルタンなゲームで負傷者が出るのはしょっちゅうだったようです。しかし、負傷者が出ても元々のルールに交替条項が無いので交替が出来ませんでした。しかし、それでは、プロとしては興業に差し支えるので交替が認められるようになります。 なお、フットサルはかなり柔軟に交替できます。
お礼
早急な回答、ありがとうございました。 <根性を試す場> ということは、初めて知りました。 世の東西を問わず、体育系の特徴ですね。
- Tacosan
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想像だけど, もともとは「負傷者が出た場合に限って交代を認める」という考え方だったという可能性があります. かつてはラグビーがそうでしたし.
お礼
早急な回答、ありがとうございました。 サッカー(それから派生したラグビー)系は、古くから原則として交替をしないという伝統があった、ということですね。
お礼
回答、ありがとうございました。 サッカーは世界的に見て、一番愛されているスポーツですし、興業的にも盛んなものですから、伝統を変え、交替枠をわざわざ変更しようということは、当面おきえませんね。