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指揮者の記憶力

合奏練習をした後、「あの箇所が○○だった」「××でなかった」と指摘しあうのはよくあると思いますが、私の場合、その場所を弾いているときは「今の箇所は変だな」とわかるのですが、その後の合奏に夢中になって、どの箇所が変だったのか忘れてしまうことがよくあります。 そこで気になったのですが、指揮者はおかしい箇所などをすべて正確に覚えているのでしょうか? 指揮者ですから「場所はわからないけど何かおかしい」なんて曖昧な指摘は許されないでしょうが、忘れないように指揮中に鉛筆で楽譜に書きこむ、なんてこともできないでしょう。 するとおかしな箇所を完全に覚えているのか、一部忘れているがおよそ覚えているのか。

みんなの回答

回答No.4

思うのですけれど、指揮者がオーケストラを指揮するとき、本番前のゲネプロでもないかぎり 最初から一気に第3楽章まで演奏するわけではないですよね・・。 当然、第1楽章でも、楽曲の区切りで何小節目から何小節目・・という風に部分に分けて 練習していくのではないでしょうか? その部分、部分のミスしたところくらいは当然覚えられるくらいは、指揮者は記憶力がいいと思います。 (マエストロくらいになると当然、すべての楽譜を覚えているらしいですけれど・・・) 後は、本番前のゲネプロの通し演奏で、楽譜に今まで書き込んできたミスしやすいところを チェックしているのではないかと思います。でなければ、ミスした瞬間に演奏を止め、 その都度注意しているとか・・・。(その間に書き込めます) もちろん、楽曲のすべてをパートも含めて理解し、なおかつ自分が思い描いた理想の演奏を 実現するためには、楽譜もミスしたところも全部把握していることがベストでしょうね。 作曲家の意図というものを理解できていたらできないことではないと思います。

回答No.3

きっと、本職の指揮者から御返事があると思いますが、わたしコンサートを 主催していますが、リハーサルを見ていると指揮者は全て正確に覚えているようです。 もちろん、すぐにそこで止めていろいろ言ったりしていますが、まとめてあとになっても 全部指摘しているようです。もともと、総譜(スコア・楽譜)を全てのパートについても 完全に憶えて(暗譜して)指揮するほどですから、演奏に対する指摘など当然なのでしょう。 指揮者の伝記などでもそういうエピソードはたくさん載っていますし、他の職業でも、 たとえば将棋とか囲碁とかでも、終わった後すべて初めから再現するなどやっていますよね。 終わった後どころでなく、何年も前のものでも再現できるのだとか聞いたこともあります。

  • nokko-777
  • ベストアンサー率40% (91/227)
回答No.2

世界的に有名な指揮者になると 「お付き」の人が必ずいます。 これはマネージャーとはまた別の人で そのマエストロの元で指揮の勉強をしている お弟子さんが務める事が多いようです。 私はプロのオケに携わる仕事をしていますが (プレーヤーではありません。ですから、多くのプロオケの内情を知っています) お弟子さんは当然スコア譜が読めるので マエストロがオケの練習をしている間、 必ず、近くでスコア譜を持って聴いておられます。 私には詳しくは解りませんが マエストロと弟子の間で何か決まった合図のような物があったり、 その場でマエストロが指揮をしながらお弟子さんに向かって 何やら叫んだりしている時もあります。 そうすると、お弟子さんがスコア譜に何かを書き込んでいます。 マエストロの頭には当然、全ての事が入っているのでしょうが、 プロオケの練習時間とはとても短いので できるだけ有効利用しなければなりません。 決まった時間内にこなすためには 書き留める事も必要だ・・・ と思っているマエストロも多いです。 ですが、指揮をしながらは無理なので このような方法を取っている方も割とおられます。 日本人にはあまり見られませんが 外人のマエストロでは良く見る光景です。 念には念を入れて・・というワケでしょう。 人間ですからね。マエストロも。 忘れる事だってあるでしょう。 日本人も外人も基本的に練習時間は厳守です。(特に終わる時間) 延びるとプレーヤー側が割と文句を言います。 マエストロもなかなか大変なようです。

selfless
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 なるほど、近くの人が代わりに書きこんでいるのですね。 > その場でマエストロが指揮をしながらお弟子さんに向かって何やら叫んだりしている時もあります。 「○○パートがおかしい」と指揮者が叫んだらそれを弟子が書きこんだりするのでしょうか。 オーケストラにも弟子にも指示を飛ばす指揮者は大変ですね。

  • 31192525
  • ベストアンサー率19% (704/3540)
回答No.1

selflessさん、こんにちは。 昔の雑誌の記事の受け売りですが・・・ カール・ベームが来日した際。ウィーン・フィルの若い団員が一度だけミスをしたそうです。何という楽曲のどの部分でどの楽器かは忘れてしまいましたが、マエストロはばっちり覚えていて、その若い団員にお小言を言ったそうです。 ベームの回顧録にはこんなことも書いてました。 ドレスデン(だったかな?)に初めて客演した際、古いヴァージョンの楽譜をホルン(だったかな?)が使用していて、それをベームが知らずに指摘して信頼を得たと。 >指揮者はおかしい箇所などをすべて正確に覚えているのでしょうか? 覚えているようですね。

selfless
質問者

お礼

回答ありがとうございます。 今トスカニーニのドキュメンタリーを見ているのですが、彼は驚異的な暗譜力で知られていました。 やはり指揮者というのは皆記憶力がものすごくよいのでしょうか。 > 何という楽曲のどの部分でどの楽器か どういう箇所で間違えたのか気になりますね。 目立ちやすいパートの難しい箇所ならふだんから気にするでしょうから間違ってもわかりやすいのですが、埋もれやすい箇所だと間違ってもわかりにくいでしょう。 埋もれやすい楽器の埋もれやすい箇所の間違いを正確に覚えていたなら、やはり凄まじい聴力と記憶力を持っているといわざるをえませんね。

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