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マルテンパとマルクエンチの違い
JIS G0201:2000 鉄鋼用語(熱処理)には、マルテンパとは「オーステナイト化後、階段焼入れを行う熱処理。この階段焼入れは、Ms点の直上の温度にフェライト、パーライト又はベイナイトの生成を避けるのに十分な速度で焼入れ後、均一な温度に、しかも、ベイナイトの生成を避ける上で十分に短い時間保持する熱処理。 」とあり、さらに「備考3. マルクエンチ(marquenching)ともいう。」とあります。 ところが2012年に発行された「熱処理のキホン」(田中和明 著)には、 マルテンパはMs点とMf点の中間温度に保持した後、冷却。 マルクエンチはMs点直上で温度を保持した後、冷却。とあります。 これはJISの表記とは異なっております。 JISでは、Ms点直上で等温保持するのがマルテンパ(またはマルクエンチ)とあり、 マルテンパもマルクエンチも同義であることが記載されています。 一方で、上述の書籍ではMs点直上で等温保持がマルクエンチ Ms点とMf点の中間温度で保持するのがマルテンパ、とあります。 どちらが正しいのでしょうか? それともJIS G0201が2000年以降に変更し、2012年現在では 書籍の方が正しい、ということでしょうか? 分かる方いらっしゃいましたら教えて頂きたく、よろしくお願い致します。
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- SPS700
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回答No.1
お礼
ご回答ありがとうございます。 マルテンパとマルクエンチが同義である旨はJISにも記載があるため その通りだと思います。 知りたいのは、Ms点直上で等温保持がマルクエンチ、Ms点とMf点の中間温度で保持がマルテンパ としている書籍がいくつかあり、JISと食い違っている(JISではMs点直上がマルテンパ(マルクエンチも同義)となっているため、 どちらが現時点で正しいのかを知りたいです。 これは、今は微細パーライトと呼ばれている組織が昔はトルースタイトと呼ばれていたのと 同じで、時代が変われば呼び名が変わることもあるかもしれないと思い、確認をしておきたいです。 引き続き、ご存じの方がいらっしゃいましたら、ご回答よろしくお願いします。