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拳銃の暴発
よく映画やドラマでズボンのお尻側のベルトに拳銃を突っ込んでたりするシーンを見かけるのですが、暴発とか誤射の事故って起きないのでしょうか?
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実銃の拳銃は、引き金を引かないと弾が出ない構造になっています。 銃の弾は、おしりの雷管部分をハンマーなどのとんがった部品で叩くことで発火し、燃焼薬に燃え移ることで燃焼ガスが発生し弾頭を押し出します。 この雷管を叩かなければどんな銃も、弾丸は発射されません。 各国警察が使用する現在の回転式拳銃の場合、ダブルアクション機構(引き金を引くと初めてハンマーが起き、引ききったところでハンマーが落ちて撃発する)を採用しているため、携帯時はハンマーが起きていませんから、発射不可能です。さらに、最近の拳銃は引き金を引ききった時だけ、ハンマー先端が雷管に届くような仕組みが組み込まれていますので、たとえ銃を落としてハンマーに衝撃が加わっても発射されないのです。 警察や軍用の自動式拳銃は、ハンマーから雷管まで数センチ程度の距離があるため、その間をファイアリングピンでつないでいます。ハンマーが落ちると、ファイアリングピンを叩き、次にファイアリングピンの先端が雷管を叩く仕組みで発射します。自動式拳銃のダブルアクション・シングルアクション両方共、引き金を引ききった瞬間以外は、ファイアリングピンが動かないようにロックがかかっている構造になっています。なので暴発はしません。また自動式拳銃の場合、上記のような内部セフティ機構の他に、引き金をロックするセフティボタンが別に組み込まれている事も多いです。グリップを握らないと引き金が動かない構造を持っている銃もあります。 このように、体に密着させて携行時する拳銃の場合、高度なセフティ機構が組み込まれているので暴発はしません。 上記の構造的なセフティ機構の他、運用上の事故防止措置として、回転式の場合は発射位置にある弾倉に弾を装填しない、引き金が動かないように引き金の後ろにゴムブロックを挟んでおく、自動銃の場合はチャンバーに弾を装填しない状態で携行する、装填したまま携行する場合でもハンマーをフルコックしておかない、などのルールがある場合もあります。ただし突発的緊急時に初弾発射まで時間がかかるデメリットがあります。 また古いタイプの自動銃をハンマーをコックした状態で安全に携行できるように、ハンマーとファイアリングピンの間を遮るような形の固定ベルトが付いているホルスターもあります。 銃の取り扱いの基本ルールとして、「銃口は人に向けない」「発射時以外は引き金に触らない(用心鉄の中に指を入れない)」「不要時は弾を抜いておく」という大原則があり、これは警察や軍だけでなく猟銃や競技銃でも守られている共通ルールです。 警察の場合、映画のように離れて撃ち合いになることはまれで、相手は数メートルか目の前にいることが多く、しかも最初の数発でケリが付くことがほとんど。突発的に抵抗されても、直ちに初弾が発射できることが業務上必要だし、逆に自分や同僚・一般市民を傷つけないように意図しない時に発射されないという性能も大事(特に銃が一般に普及している米国なんかでは)。なので銃器メーカーも携行時の安全性にも重点を置いて開発します。 軍用の場合は、初弾発射までの時間よりは、泥や砂まみれになったり長期間メンテナンスできなくても確実に発射できる・動作するという耐久性が大事。それに拳銃は補助火器に過ぎず、通常は自動小銃・アサルトライフルが主役。
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- 18OSX
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言葉尻を捕まえてしまうようですが・・・ 報道などでは「暴発」「誤発」「誤射」が混同されていますから「暴発」も多いように思いますが 実際には「暴発」はほとんど起こりません。 「誤射」は銃を操作する人が目標を誤って撃ってしまう場合。狩猟などで動物と間違えて人を撃つなんて場合です。 「誤発」は銃の手入れなどの際に操作を誤って撃ってしまう場合。 「暴発」は人の行為を経ずに何らかの理由で銃そのものが作動してしまう場合です。 で、銃を持ち歩く場合は撃鉄を下ろしておくように指導されています。 そうしておけば間違って引き金を引いたり、落としたりしてもまず作動しません。 仕事で必要があって、以前にアメリカで銃取扱いの講習を受けましたが その際に説明された銃の仕組みでは、 撃鉄さえ下りていればどんなに無理な力をかけても暴発しないような機構が施されています。 その辺りはANo.4さんが詳しく述べられています。 ただ、撃鉄が上がっているものに衝撃を与えれば安全装置があっても銃が作動してしまうこともあるようです。 これは回転式銃で女性用に引き金の戻りバネを緩くしてある場合などに起こりやすいようですが それは「誤発」であって「暴発」とは言わないようです。 ただ、それぞれの場合で所持者や管理者の責任の程度が違ってきますから できれば「暴発」としたい事情はあるようです。 特に日本では警察官の銃事故はほとんどが「暴発」と発表されるようです。 それと、映画などではベルトに無造作に銃を挟んでいる場面が多いですが 実際にそれをすれば重さですぐに落ちてしまいます。 脂肪で銃を包み込めるような太った人ならいいかもしれませんが 少なくとも私は銃が落ちないようにベルトをきつく締めてもそこの骨が痛くて長くはもちませんでした。 日本で言えば忍者が背中に日本刀を背負って宙返りなどをするのに似て、 映画などの演出上の事情があるのでしょうが、実際には無理がありそうです。
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ご回答ありがとうございました☆
- trajaa
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少なくとも薬室に装弾していなければ暴発はない。 速射が目的でなく秘匿が目的ならば、装弾数が一つぐらい減っても安全性を優先して薬室を空にしておくんじゃないだろうか? 新しい銃では安全装置が複数あるが、物理的に弾がないのが一番安全じゃないのかな
お礼
知識がないので気の利いた返答も出来ませんが、ご回答ありがとうございました☆
- AK_47_74
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実銃を使っているなら回転式拳銃はどうか知りませんが、自動拳銃の場合はチャンバーに弾薬を装填していてもセーフティをかけている+コックを戻していれば暴発はまずないと思います。 まぁ映画やドラマはモデルガンでしょうが… 軍人や警官、刑事は普通ホルスターに入れて持ち歩いているはずですから素の状態でどっかに突っ込むなんてことしないと思いますよ。
お礼
ご回答ありがとうございました☆
補足
プロップガンを引き合いに出して下手な質問をしてしまい申し訳ございません。ドキュメンタリー番組を見ていたときに映画やドラマと同様にお尻に挿している民間人を見かけたので、実銃の場合では、どうなのかというのが今回の質問です。誤解させてしまい重ね重ね申し訳ございませんでした。
ドラマや映画で使ってる拳銃はあくまでもモデルガンを使ってるので暴発しない仕組みになってます何故だとゆうと実弾に見立てて運動会や陸上大会で使用しているピストルの火薬が使用されてるんです。
お礼
ご回答ありがとうございました☆
補足
プロップガンを引き合いに出して下手な質問をしてしまい申し訳ございません。ドキュメンタリー番組を見ていたときに映画やドラマと同様にお尻に挿している民間人を見かけたので、実銃の場合では、どうなのかというのが今回の質問です。誤解させてしまい重ね重ね申し訳ございませんでした。
お礼
>>さらに、最近の拳銃は引き金を引ききった時だけ、ハンマー先端が雷管に届くような仕組みが組み込まれていますので、たとえ銃を落としてハンマーに衝撃が加わっても発射されないのです。 >>体に密着させて携行時する拳銃の場合、高度なセフティ機構が組み込まれているので暴発はしません。 >>グリップを握らないと引き金が動かない構造を持っている銃もあります。 安全面がそこまで配慮されているのですか。訴訟も多くなるから色々と改良するのですかね。どおりで同じような描写を映画・ドラマでやっているわけですね。 私自身銃器に関する知識をほとんど持ち合わせていないので気の利いた挨拶を返せませんが、詳細で分かりやすいご回答本当に・本当にありがとうございました☆