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オードリー主演「許されざる者」の酷さ
私はオードリー・ヘップバーンのファンなので、最近この映画をビデオで見ましたが、その内容の酷さにあきれてしまいました。 偶然白人に育てられた先住民の女の子(オードリー)が、自分を取り返しにきた兄を射殺してしまう話です。 「あくまでも白人として生きていきたかったから・・・」と私は解釈したのですが、これでよろしいでしょうか? こんな酷い映画に主演したことについて、オードリーはどう考えていたか?をご存知の方はいませんか? またこの「許されざる者」という題名の意味が解りませんので、教えてください。
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白人と先住民、2つのアイデンティティの間で引き裂かれる女性の悲劇、 といった見出しが思い浮かびますが、日本で言うところの「氏より育ち」、 兄妹のように育ったバート・ランカスターとの信頼(愛情)関係を考えれば、 おっしゃるとおり、白人に属することを主体的に選択したのは明白でしょう。 オードリー・ヘップバーンは当時妊娠数か月。 撮影中に馬から振り落とされ重傷を負い、6週間の入院後、 背中に固定具を装着して映画を完成させています。 その2、3か月後に彼女は流産。この映画のせいだと非難する人々もいて、 監督のジョン・ヒューストンは本作がとことん嫌いになったそうですが、 オードリーは全く彼を恨んだりはしなかったとのことです。 題名の「許されざる者」とはどういう意味なんでしょう。 私にもよくわかりませんが、兄殺しは神の許さざることではあります。 対比される作品に、ジョン・フォード監督の「捜索者」(1956年)があります。 本作(1960年)に先立つこの作では、先住民に誘拐された幼い妹を、 主人公が探し続けるのですが、長年の捜索後発見された妹はすでに半ば先住民化していました。 ここで主人公は、実は「汚れた者」として殺すために、妹を探していたのだと看破されるのです。 ・・・いろいろ考えさせられます。
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- hp100
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オードリーは先住民に殺された移住者の生き残りの娘として人望の厚い牧場主の養女で 白人として生活していましたが,本人は知りません 先住民に秘密をばらされ婚約者を殺されたり,父親は人望を失います 急に現れた先住民兄の事を怨んで射殺してしまったとしてもおかしくないでしょう オードリーの白人の兄は,ひょっとして養女のオードリーにずっと前から恋心を抱いていたのでは? 妹を返す,返さないで村八分状態になろうが妹の事を庇っていましたよね? 「妹が先住民の娘だとしても,守る!!」的な事を言ってましたよね 秘密が公の物になった事によって父親は人望を失い,村八分になった 先住民が牧場を襲っても誰も助けに来なかったでしょう 当時,先住民に襲われたら皆殺しにされたのでは? *白人も先住民を同じように(もっと酷いかも?)扱ってたようですけどね 先住民側は良く分かりませんが父親と先住民親のと間で「○の土地までは開拓しない約束」で 取り決めの為に娘を養女にして「そちらも秘密は守ってくれよ」だったのではないんですかね? だからこそあれだけ大きな牧場を作れたし,人望も厚くなったのでは? さらに牧場を広げる為に「約束の地」を開拓したので先住民兄が「約束破ったなら妹返せ!!」と乗り込んで来た この映画全てにおいて皆がそれぞれ「許されざる者」なんだと思います 本当は「ある,許されない事」の方が近いような気がします 撮影中に落馬して流産したようですね
お礼
>皆がそれぞれ「許されざる者」・・・・ 納得しました。 いろいろと解ってきました。 ありがとうございました。
お礼
>「氏より育ち」、・・・ なるほどと気がつきました。 アメリカ人は、「人種差別をしない」「アメリカ人に同化した者は仲間と認める」ということを自慢したものかな?と気がつきました。 先住民の娘(オードリー)は、先住民の兄を殺害することで、アメリカ人になる、という悲しい物語なのでしょうか? それにしてもやはり酷い話だと思いました。 捜索者のことを教えていただいて、さらに恐ろしい国だとおもいました。 いろいろありがとうございました。