盗んだバイクで走り出す１５の夜 ２万円を取り返せ

質問

駅前をぶら～りとしていた時、不意に後ろから声をかけられました。
「兄ちゃん、自衛隊に入らへんか？」　と。
「オッサン気安うに、わしの肩叩くなや」　そのように、ごく当たり前の回答をしたのが１５歳の、まるでゆで卵の殻をむいたような、ツルリとした顔立ちの私でした。そして夕暮れ時、再び同じ場所で声をかけられました。
「２万円カツアゲされた～」　その情けない声は、同じ学校ではないものの、時々仲良くしていた同い年のＫ。Ｋの言うには、革ジャンを買うために持っていた金を、暴走族にカツアゲされたらしく、目がウルウルしておりました。
「そいつらどこにおんねん、わしが取り返したるがな」　と、そんなこんなでひと肌脱ぐことになった私は、Ｋが知っていた、その者たちの溜まり場へと向かったのでした。その時点では、私の身に、あのような災いが降りかかろうとは、思いもよりませんでした。

アパートのドアは木で出来ており、昭和の匂いに満ち溢れていました。数メートル離れた後ろにＫが身をひそめ、私は自分のパワーを全開にして、そのドアを蹴り破り、一発かましてやりました。
「コラ～カス～出て来んかい～」と。たしかに威勢は良かったのですが、ふと、足元を見ると、玄関に数十足の靴が乱列しています。その時になってようやく私は自分が非常にマズい立場にいることに気づいたのであります。中から出てきたのは、２４、５歳ぐらいのヤーさんと、その後ろに３,４０人の暴走族が・・・

私は考えました。選択肢は三つ、その１、走って逃げる。　その２、土下座して謝る。　その３、半殺し以上の目にあう。いずれも喜べる事態ではありませんが、私は３を選び、
「カス相手にしてもしゃーないんじゃ、タイマン張れる奴はおらんのかい」　と、宣戦布告を致しました。結果はご想像にお任せいたしますが、現在、こうして生きておりますので、殺されてはいません。

今思う、私はあの時、３つのうちの、どの選択をすべきだったのでしょうか。

回答No.4

藻黒 知恵蔵（@ameru1999） · ベストアンサー

ショートショートの作家さんみたい

でも事実は小説よりも奇なり

この間のラーメンの話も面白かったです。

事実にしろ想像にしろなかなか楽しめました。

私が同じ立場なら・・・３ですかね

走って逃げ切れる可能性は、低いし土下座で済む話でもなさそうならば玉砕覚悟で桜を散らすかな

お礼

あ、あれ面白かったですか？結構しんどいですけど、褒められたらうれしいので、頑張って、またいつか書き込みします。ご回答ありがとうございました。

回答No.6

key00001

カツアゲした犯人の居場所が判っていたなら、第四の選択、即ち「当局（国家権力）を利用する」のが健全で合理的な方法かと思います。

お礼

その時はちょうどケータイを持っておらず、第４の選択は無理でした。今度通天閣の下の焼肉屋ででも飲みましょう。「ホルモン」と注文すると「ホルモンって何ですか？」って、通じない店があるのですよ。ご回答ありがとうございました。

回答No.5

daigakudaigaku

もうあかんと思うとります。

お礼

今日また孤独死事件が起きましたよ。老婆と重度の障害を持つ息子の一件です。もうアカン・・・ですよ。ご回答ありがとうございました。

回答No.3

hekiyu

偉い！

漢の中の漢や！

どうせ人間いつかは死ぬ。

君子危うきに近寄らず、と言います。
そもそもそういう危ないことはしない、
近寄らない、というのが武術の極意です。

敵のことも知らず、調べず飛び込むと
いうのは、俗に言う猪武者です。

すごいですね。

尊敬しちゃいます。

でも、もう止めましょうね。
貴方みたいに男気のある人を失うのは
もったいないです。

お礼

偉くはないでしょう・・・しかし、猪武者は酷いですよ。世渡り上手と言ってほしいです。いつもギリギリセーフですから。ご回答ありがとうございました。

回答No.2

noname#183132

私だったら即！逃げますね

元々、ケンカには全く自信がないので
直接直談判ではなく警察に行くと思います

命があって良かったですね(^^;)

お礼

あ～良かった・・・でも、成人してからはスリルもクソも無い日々で、悟りが開けてしまいました。ご回答ありがとうございました。

回答No.1

yasuto07

それでかねは取り戻せたの？

3でいいじゃn、男の中の男や、

ダガユルセナイノハ、いちいちこの質問をしたことで、

男を下げました、トホホホ、です。

お礼

金は取り返せませんでした。一応タイマンになったのですが、私が勝ちそうだと分かると、その場（山の中の工事現場でした）の見物人全員（みんな年上です）に一気にかかってこられ、角材などで殴られた私の頭には、ゲンコツぐらいの大きさのタンコブなどもできてしまいました。そのような１５歳の少年が、まさかあのような社会人になろうとは、その時点では誰も知るよしもありません・・・ご回答ありがとうございました。