バンバン印刷しただけでは、インフレにはなりません。
印刷したお金を、バンバン市中に流し込んで「金余りの気分」を作り出さないと、インフレになりません。
国民(在日でもOK)にバンバン使わせてナンボ、のもんです。
将来を不安にさせて、タンスに預金させるような馬鹿な(立派な?)政策をしていてはインフレになりません。
ちなみに、紙幣を印刷するのは「造幣局」ではなく、「国立印刷局」ですね。昔は「大蔵省印刷局」だったのですが。
で、ザックリ言って、市中に流す(何時、どれだけ流すか決める)権限を持っているのが日銀です。
---<インフレへの道>-----
紙幣を印刷する。
例えば、日銀買いオペレーションを実施して、市中(銀行など)の国債・債券などを買い取る(印刷した紙幣で代金を支払う)。
市中銀行の金庫に紙幣が増える。
資金を眠らせていても利息が稼げないので、市中銀行は企業などに貸し付ける。
(資金はタップリあって、貸しはがしなどがおきないと確信させる政策の実行)
安心すると企業などは、その資金で物を買ったり、工場を建てたりする。
また、人を雇って給料を払う。
(資金はタップリあって、減給や解雇などがおきないと確信させる政策の実行)
安心すると、新たに雇われたり収入がアップした個人は、贅沢をする(飲んだり、食ったり、プレゼントしたり)
その結果、さまざまな品物等(資材、消費財、サービス)に対する需要が増える。
品物等が不足する。
高くてもいいから欲しい、という話になる。
品物等の値段が上がる。
それまで100円で買えていた品物等が、例えば130円でないと買えなくなる = みごと「30%のインフレ」達成
となります。
お礼
わかりやすいです! インフレの過程をイメージできました ありがとうございます!