高校野球(硬式)経験者なら誰でも知っていると思われるレベルスイングの作り方を申し上げますので、参考にしてください。
1、バットをゆるく握り、腰をやや深く曲げた状態(足は肩幅)にて、体の下方で8の字を描きます。こうして、まず、手首の柔軟性を高めます。手首の強化にもなっています。
2、次いで、時計の振り子運動をします。突っ張らない程度に肘を伸ばし、当然やや動きますが手首(グリップ位置)を固定するよう努めて、そこを支点にして、左右の肩から肩までを振り幅にして、脱力状態で振り続けます。
3、右肩から左肩への振り子が安定しましたら、膝を緩めつつ、腰を徐々に伸ばします。その間も、安定状態を保ちつつ、振り子運動は続けます。
4、腰が立ったところで、腰を45度回し固定します。右打者ならば、右膝が投手方向を向いて曲がります。つまり、まさにインパクトの瞬間の下半身の状態を作ります。そのまま、振り子運動は続行していますが、この時、水平よりは、ややダウンスイングになるよう修正します。両手首の位置は、鳩尾(みぞおち)の真ん前(体の正面)にあります。ここでも手首位置をなるべく固定するよう努め、リストターンと言いましょうか、リストを利かせたスイングを心掛けます。これが、インパクト時の正しい形になります。フォロースルーでは、バットヘッドを背後まで運ぼうなどとは思わず、グリップ位置を固定したままにしてバットヘッドが左肩に触れるという感じで良いと思いますが、それが不自由ならば、ヘッドの重みに任せて、自然に背後に腕が回る形でも宜しいでしょうね。
5、4)までできましたら、バッティングの際の「構え」に戻ります。ポイントは、ヘッドを如何に遅らせるかです。なるべくヘッドの始動を遅くすることが大切になります。それには、構えた時のままグリップ位置を動かさないこと、下半身のみの動きで、腰が45度回った状態にもって行きます。つまり、腰から上の動きを一切しないで、謂わば腰から上が固定状態のまま、下半身のみで腰を45度回すのですね。
6、で、腰が45度に固定される瞬間に、やっと、ヘッドの始動が起こります。と同時に、右のストレートをボールに向けて放ちます。ボクシングのボディ・ストレートか、または、空手の中段逆突き(鳩尾への突き)ですね。昔は、右のストレートではなく、左の下段払いだったのですが、今日的には、左のリードというのは否定されているのはご存知だと思われます。こういうのは、アメリカ大リーグ流野球に教えられたことなんですね。あとは、4)までにやってきた振り子運動になれば良いのです。因みに、ストライクとボール(打つか打たないか)の判断は、腰が45度回った後になされるわけで、その前にヘッドの始動が開始されますと、その惰性(慣性)の勢いにより、ボール球なのにヘッドがグルッと回ってしまいます。
以上、こういう手法は、半世紀以上前からある、伝統的な硬式野球の為のスイング習得法です。昔は、中学では軟式のみで、軟式のバッティングでは、腰の回転と言うより腰の平行移動で打ちますので、それを改善するため、高校に入ると、皆、このレベルスイング習得に務めたものでした。質量のある硬式球は、腰を回して体の正面でボールを捉えると言いましょうか、体ごとボールにぶつかっていく感じが無いと、強い打球にはなりません。言葉を代えれば、ボールに向かって、両足タックルに入る直前の形に近いものが必要と言うことです。少なくても、一歩、力強く、右足から前に踏み出せる形でなくてはいけません。軟式流のバッティングでは、ピッチャーゴロになるばかりです。
ご参考にどうぞ。
補足
体の近くで打てと友人にも言われました やはり腰のヒネりなどといった 回転運動が重要となっていくのですね 腹筋と体幹をやれとよく言われます 腹筋はまだしも体幹は本を読みながらの まだペーペーですw あと、僕は高校ではやらずに 大学でやろうと考えている無謀な野郎なんですけど 硬式経験がないのですが大丈夫でしょうか? 今は大学で部に入れず浪人生です、、、