「バランタイン30年」は、皆さんがおっしゃっておられるように、バランタイン社のブレンデッド・ウイスキーの中で最高級品であり、いつ頃ボトリングされたものかは分かりませんが、貴重なものであることは、改めて付け加えるまでもありません。
ただ、No.5の回答者の方の説明に若干誤解されている部分があることに気付きましたので、補足させて頂きます。
ブレンデッド・ウイスキーの年数表示は、ブレンドされたモルト原酒やグレーン原酒の樽詰め熟成期間の最低年数を表します。
モルト原酒もグレーン原酒も、数多くの熟成度合が違った個々の樽原酒を、まずヴァッティングしてから、モルト原酒とグレーン原酒のブレンドをします。
従って、「30年」物の場合は、樽貯蔵された原酒で一番若い原酒が30年貯蔵のものであることを意味します。
ですから、31年や32年のものも使われているでしょうし、ひょっとしたら40年の古酒も隠し味的に少量使われているかも知れません。
そういった原酒の配合割合は、メーカーのブレンダーが原酒の熟成具合や在庫量などを勘案して決定するものですし、企業秘密になります。
ブレンドした後、メーカーによっては後熟のために再度樽詰貯蔵することがあるかも知れませんが、その期間(年数)ではありません。しかしこれは、あまり一般的ではなく、せいぜいステンレス製の大きなタンクで、ブレンドによる分子レベルのゆらぎを安定させるのが後熟の主目的ですので、1ヵ月程度でしょう。
お礼
アメリカに輸出されたものを日本に再輸入したのですね!!! 勉強になります!!いろいろ解説ありがとうございます!