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アメリカとイランの戦争の可能性は?
イランによるホルムズ海峡封鎖の脅しだとか、アメリカ空母がホルムズ海峡を通過したとかで、イランとアメリカの戦争の可能性があるという事をネット上で見たのですが、実際どうなんでしょう。 戦争の可能性は高くてアメリカとイランはもう激突寸前なのでしょうか? それとも可能性はとても低いのを針小棒大で言う人がいるだけなのでしょうか?
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>戦争の可能性は高くてアメリカとイランはもう激突寸前なのでしょうか? 激突する可能性は極めて低い 少なくとも、大規模な兵員動員した戦争の可能性は皆無である それだけの兵力移動も行なっていないし、戦時体制を形成してもしない >それとも可能性はとても低いのを針小棒大で言う人がいるだけなのでしょうか? 騒いでいる人がいるだけに過ぎない 国際政治学的視座でいえば、そういう喧しい人がいることが政治の不安要素として勘案するものでもあるが 私見を述べておきたい アメリカ単独での戦はない そもそもアメリカがイランへの戦時行動を行う大義名分がまだ成立していない 大義名分は、国連安保理決議であるが、ロシア・中国の拒否権を想起すれば、まず国連安保理上の戦争は困難だろう 他にNATO枠での介入の余地はあるが、アメリカの国内事情などを鑑みれば、まず「戦争はない」だろう ただし、投射(ミサイル)兵器をNATO枠で展開する可能性はあるが、いわゆる戦争とは次元が異なるだろう (投射兵器を打ち込むだけでも戦争ではあるが) イランへの戦時体制への警鐘は、原油・対イラン投資筋への危機管理のための情報提供であろう 実際に「戦争」というシナリオを選択しえるほどの国際環境にも国内環境もない オバマ大統領の改選期であることから、戦争という支持率集めの手段の可能性は皆無ではなかったが もはや大統領選挙においてのユダヤ系の影響力は昔ほどでもないのだろう。 イスラエル寄りの外交政策と一歩距離をおいているオバマ大統領の現状からして、戦争の可能性は低いだろう 米国もNATOもアフガン内紛介入で「派兵対応型部隊」の再編成の途上でもあることは大きいだろう なにより、イランは米国と戦争しようとは思っていない。急場で外交転身しえるように上手に立ち回れるし、立ち回るだろう。 キーはイスラエルではあるが、エジプト・シリア情勢を周辺危機が甚大になってきてイランの脅威が薄まりつつある状況下で、イスラエルが躍起になってイランを攻撃する可能性も低いだろう。
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- patent123
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まだ締め切っていないので、回答させて頂きます。 イランに対する戦争は不可避と考えています。 イランは核不拡散条約に批准しているのにもかかわらず、 イランは核開発をしています。 従って、イランという国家が、核不拡散条約という国際法に違反しているのです。 一方、国連憲章39条は、安全保障理事会に、 平和に対する脅威の存在を決定する権限を付与しています。 そして、核不拡散条約に違反する核兵器開発は、平和に対する脅威とされています。 国連憲章41条に基づいて、安全保障理事会は、 2006年12月に、イランに経済的制裁を課しています(決議1737)。 この決議を含めて、合計5回も経済制裁を課しており、 経済制裁の範囲が段々と広範になっています。 米国は、独自の経済制裁も課しており、 イラン中央銀行が米国で決済をすることができなくなっています。 イラン企業が米国に輸出、輸入しようとしても、資金決済ができなくなります。 国連憲章42条は、経済制裁では不十分な場合には、軍事行動を認めています。 要するに、戦争を開始することが国際法上、合法になるのです。 イランは、経済制裁が課されてから5年以上が経過しており、 未だに核開発を継続しています。 遅かれ早かれ、安全保障理事会の決議により、 イランに対する軍事行動が認められると予想されます。 その決議後、米国、イスラエルがイランに対して軍事行動をすると予想されます。 イラン核開発が契機となる戦争なので、 核開発施設の空爆だけで戦争が終結する可能性もあります。 イランは核開発を諦める気配がなく、 断固として核開発を継続する意図があるので、 イラン開戦は不可避と考えます。
お礼
開戦は不可避ですか。 困ったものですね。 回答ありがとうございました。
- ninoue
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アメリカとイランの戦争が起るかどうかはアメリカ次第でしょうね。 自作自演の911事件を起してアフガンを無理やり侵略し、大量破壊兵器疑惑等の捏造情報でイラクに対して戦争をしかけたりしましたが、両国ともアメリカの傀儡政権樹立にも失敗し、後には破壊された国土と劣化ウラン弾の被害、宗派対立、民族間対立等を残すだけで早く出て行ってくれといわれている始末です。 それにも懲りずにリビアにも付け入ってカダフィ大佐を殺害してしまいました。 このままでは中東地域全ての国民からアメリカは嫌われ、イランやシリア等の支持するイスラム教の勢力拡大、イスラエル等の影響力は低下し、パレスチナ和平を受け入れざるを得なくなってしまいそうです。 また、中国は中東アジアやアフリカ各国と経済関係を強めてきており、石油油田開発、石油精製設備の建設を進めてきています。 しかし世界中を軍事経済政治等の多くの面で牛耳る覇権国アメリカは、このような状況を黙って見過ごす訳にはいかないでしょう。 このままでは国家財政赤字で軍関係の費用も削減を求められており、軍産複合体やWikipedia:民間軍事会社はジリ貧になってしまいそうです。 したがってアメリカ等はこれらの中東アジア諸国の国内経済を混乱に陥れ、国民の間に不満や政権への不信感を拡大させ、CIAやエセ人権団体等との繋がりも伝えられる反乱分子を活動させ、政権を潰しにかかっているのではないでしょうか。 次の田中宇の国際ニュース解説のサイトが広く世界の多くのサイトを調べて、そのURLも示して世界の動きを解説されていますので参考にされたら良いのではと思われます。 http://tanakanews.com/ http://tanakanews.com/111109iran.htm 米軍イラク撤退で再燃するイラン核問題 http://tanakanews.com/120209syria.htm シリアの内戦 また、現在のイラン国内情勢がどうなっているかは例えば次のようにサーチしてみて下さい。 "イラン 経済制裁 国内情勢 物価上昇" 日付:1か月以内 ==> http://uskeizai.com/article/250882925.html イラン通貨大暴落 実質インフレ50%で生活苦の市民 http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120206-00000057-reut-int イラン市民襲う経済制裁、生活困窮で「核問題よりパン」 一方ではイランの科学者の暗殺など色々な事件が発生しています。 http://www.asyura2.com/11/warb8/msg/781.html イラン人科学者暗殺はイスラエルの仕業か(ニューズウィーク) 暗殺を指揮したのはイスラエル軍特殊部隊のサエレット・マトカル http://tamekiyo.com/documents/W_Engdahl/libya.html リビア:ワシントンによる 「大きな中東を創造するための破壊」第二幕 次のカナダの独立系情報サイトは広く軍事、政治、経済、環境等について、世界の主要マスコミが報道しようとしない世界の動き等に付いての鋭い分析が行われていますので調べてみて下さい。 http://globalresearch.ca/index.php http://globalresearch.ca/index.php?context=region®ionId=7 Middle East その国の国債を円高対策との名目で買入れて、外国の財政赤字対策、戦費のバックアップ、さらには自国の会社の株式買入れ資金として差し出し、どうとでも自由にして下さいとTPP参加政策を推進するお人よしの国もあるようです。 何時までこのように世界各国に自分勝手な難癖を付けては経済制裁や軍事攻撃を続けるのでしょうか。
お礼
多くのサイトを紹介して下さってありがとうございます。 いろんな人が独自に分析してますね。 参考にさせていただきます。 回答ありがとうございました。
- patent123
- ベストアンサー率36% (260/719)
1.前提 オバマ大統領は、2008年の選挙公約に、 イラン問題の解決に言及しています。 イラクとイランの両国に兵力を展開することはできないので、 大筋としては、イラク撤退後に、イラン派兵ということになります。 2.別の回答の理由 2月20日に、IAEAの調査団がテヘランに到着しました。 この調査団がテヘランに滞在中に戦争が起きるわけがありません。 これが、前回、1週間、10日で戦争が起きないと回答した理由です。 3.今後の展開 IAEA調査団が、イランの核開発に関して、 報告書をまとめます。 調査団の報告書作成後、IAEAは国際連合の機関なので、 舞台がIAEAから安全保障理事会に移ります。 安全保障理事会は、イラン核開発に関して、 何らかの制裁又は非難決議をするでしょう。 イランの一方的通告により、 石油が輸入できなくなったイギリス、フランスは イランに対する決議に賛成するでしょう。 安全保障理事会の決議を錦の御旗として、 イラン戦争が開始します。 4.レーザー兵器の威力 米国海軍は、指向性エネルギー兵器として開発されたレーザー兵器を イラン戦争に投入し、その威力を世界に見せつけるでしょう。 ミサイル、砲弾などを発射する従来の兵器と異なって、 レーダーと連動するレーザー兵器が イランの艦船、戦車などを破壊し、 イラン軍が発射したミサイルを迎撃することになります。 http://www.youtube.com/watch?v=vqLkpcHavZE レーザービームが実戦に投入され、 SFの世界が、現実の戦争に反映され、 世界が驚愕するでしょう。 イラン軍が敗退するのは明らかです。
お礼
補足への回答ありがとうございます。 IAEA調査団は不満足な結果でイランを出たようですし、これから戦争に向かっていくことになるのでしょうか。事態を注視しなければいけませんね。 回答ありがとうございました。
- SeydaNeen
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アメリカは実際のところ、戦争などしたくない。今は厭戦シーズンです。シリアに対してもリビアに対しても、大した行動は取ってないですし。イラクから撤退したばっか、というのもあるし。 ただ、イスラエルがイランの原子力施設を空爆する可能性があって、これをきっかけにホルムズ海峡封鎖をイランがしようとすれば、これに対して軍事行動が取られるでしょう。何か別の重大テロをイランが仕掛けた場合にも、アメリカは局地的に軍事作戦をするかもしれません。ただ、限定的なもの。 だと思いますけど。
お礼
他の人の別の質問でもやはり現在のアメリカは戦争よりも国内問題、経済問題の解決が先という説得力ある回答を見かけました。リビアやシリアのことを見ても、やはり今はアメリカは本腰を入れて動く可能性は低いかもしれませんね。 回答ありがとうございました。
- kojinteki2011
- ベストアンサー率12% (6/50)
どうなんでしょうね。 イランと戦争するほどの大義がアメリカにあるのでしょうか。 イラクの時はいいがかりで戦争をしかけましたが今回も何かいいがかりをつけるんでしょうかね。 支持率が落ちた時にいつも戦争をするのは共和党政権だったようにも思いますがオバマ政権があぶないので戦争するってことがあるのでしょうかね。 石油利権は魅力的かも知れませんが戦争してまで利益が得られるのでしょうかね。 日本人には覇権主義のアメリカの思想は理解出来ません。
お礼
そういえばイラク戦争も石油が目当てと言われてましたが、このカテゴリーで油田の権利はアメリカよりも他の国が得ており石油が目当てじゃないという説得力ある回答を見かけたことがあります。 なんかアメリカ国内でもイランへの姿勢は分裂しているようですし、どうなるんでしょうかね。 回答ありがとうございました。
- patent123
- ベストアンサー率36% (260/719)
1週間、10日以内に戦争が起きる可能性はほぼありません。 しかし、米国海軍を中心として、ホルムズ海峡界隈で軍事力を増強しており、 米国はイランとの戦争を準備しています。 戦争が始まる時期は、イラン核問題に関する外交の進展しだいです。
お礼
補足の質問にも答えていただき恐縮です。 参考になりました。 回答ありがとうございました。
補足
回答ありがとうございます。 patent123様は2月16日に他の方への回答で、イランと米軍主導の他国籍軍が戦うのは時間の問題と回答してらっしゃるようですが、何か変化する要因があったのでしょうか? アメリカ大統領選挙と結び付けてもいたようですが、その考えが変化する要因もあったのでしょうか? http://oshiete.goo.ne.jp/qa/7308022.html
お礼
明快なお答えありがとうございます。 私見の方も興味深く読ませていただきました。 特にイスラエルの攻撃の可能性が低いというのは新鮮な驚きを持って読みました。 他の質問者様の質問にもイスラエルの攻撃の可能性を言う人は多いので特に興味を引きました。 国際関係は複雑ですね。 とても参考になりました。 回答ありがとうございました。