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微生物の画像は電子顕微鏡写真のみ?
- 微生物の判定において、プレートの画像で大腸菌のコロニーを見つけることは難しいと思われます。
- 大腸菌の同定には電子顕微鏡写真が主に使用されており、プレートのコロニーだけでは菌種の同定は難しいと考えられます。
- コロニー計数法は大まかな指標となり、大腸菌らしき菌の数を推定するために使用されます。
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「プレート上のコロニー」と一口に言っても、培地によって同じ細菌とは思えないくらい姿が違いますから。 例えばDHLに生えた大腸菌の画像を参考にして普通寒天培地上の大腸菌のコロニーを判定しようとしても、ただのひとつも判定できないことは保証します。 元々コロニーの形状だけで「同定」することはできないこと(みんなしてますけどね)と、培地と細菌の組み合わせが膨大になることが、そういう画像集のようなものが乏しい理由なのではないでしょうか。 webでは例えば大腸菌で画像検索をかけると培地上のコロニーの画像も多数出てきますが、培地名まで書かれているものは少ないのであまり役には立ちません。 こんな本があります。 「細菌・真菌・原虫用培地「ニッスイ」マニュアル」という本です。 要は培地メーカーが自社製の培地を使うと主要細菌がどんなコロニーを作るか、その画像と培地の作製法を書いている本です。 コロニーの画像はカラーなので参考になりますよ。 http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9870206565 今は絶版になっているのか入手しにくいようですが。 というより、細菌を扱っているラボならたいてい持っていると思うのですが。 ニッスイ(培地メーカー)と取引があれば、もしかしたら都合してくれるかもしれませんけど。
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- moto_koukousei
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このサイトにLB培地を使って、水道水から雑菌(細菌+カビ)がコロニーを作ったプレートの写真があります。 http://www.linkclub.or.jp/~amana/3/water-report2.html ここに[大腸菌の培養は無菌状態で行う必要がある。なぜならば、空気中や実験器具などには無数の微生物が存在しており、そのまま培養を行うと様々な微生物が増殖し、目的の大腸菌と混ざってしまうためである(コンタミネーションという)]との常識が書かれています。 http://www.geocities.jp/kagoshimahs/06keishitsutenkan.html 目的にあった培地を作った方が良いでしょうが、 http://www.kitasato-u.ac.jp/vmas/faculty/as/news/n20100203.html http://www.med.oita-u.ac.jp/tricho/tricho/index.html http://www.fruit.affrc.go.jp/seika/2009/fruit09-08.html http://www.city.odawara.kanagawa.jp/hospital/section/inspection/p00311.html
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ご回答ありがとうございます。 色々な培地があるんですね。 また大腸菌はデソキシコレート寒天培地にコロニーを形成するものと考えていましたが、 標準寒天培地にも大きな括りでは一般細菌に含まれるのでコロニーを形成しますよね。 貴重な画像だと思います。 ありがとうございました。
お礼
ご回答ありがとうございます。 コロニーの形状は培地による違いや大腸菌でも種類によってコロニーの色が違うなど 「この菌のコロニーはこんな形です!」と 定義できないのですね。(オーソドックスな例はあるかもしれませんが) お勧めいただいた本にかなり興味があります。 日水製薬さんとは会社が取引がありますが、頼むのは無理かもしれないですね。 厳しいかもしれませんが探してみます。