日本には古来、政敵を陥れるのに「位打ち」という手法があります。
まず、その人の器以上の官位や役職を授けます。
すると、その人の実力以上の仕事が回ってくるため仕事でボロが出たり、あるいは分不相応の地位に着いたことから、本来その人の敵でないはずの人までも、嫉妬・その他の感情でその人の足を引っ張ります。
結果、その人は地位や役職を追われ、ついでに法律違反か何かで叩いておけば、政治的生命を抹殺することができるのです。(昔であれば、本当の生命までも奪われるもよくありました)
さて、橋下さんについてですが、大阪府知事の座を降りて大阪市長になりました。
これは「位打ち」とは逆手法であり、彼がまがりなりにも知事の仕事を一期勤め上げたことからすると、大阪市長は普通にこなしてしまい、将来の彼の政治的な実績を積ませるだけの結果となるでしょう。
では、どうするのか。
府知事以上の、誰がみても明らかに「不相応」と思われる地位に祭り上げてしまうことです。
府知事をこなせたことからすると、「国会議員」では少々弱いです。
一番いいのは「日本国総理大臣」にしてしまうことでしょう。
分不相応な人が「総理」になってしまうと、まあ一年でボロボロにされます。
「鳩ポッポ」しかり「空き缶」しかり。もうすぐ「泥鰌」も仲間入りするでしょう。
そして、「鳩ポッポ」も「空き缶」も、もう次の目はありません。
さて、橋下さんは、大阪市長選挙に大勝したので、最近は国政選挙に打って出ると喋っています。
そこに漬け込んで、本当に国政に参加させてしまうのです。
当然、大阪市長は辞職させます。
かなりの確率で当選するでしょうが、その後いくつかの党と手を組ませて、暫定的に首相にさせます。
あとは、一年もしないうちに、ボロが出まくって終わりです。
彼が首相として、絶対に成功しない理由はあります。
橋下さんは頭がいいですが、致命的に「マクロ経済」がわかっていません。
「マクロ経済」がわからないと、地方首長では実績を出せても、国家経済の運用ができないからです。
ですので、若い彼が政治家としての実績を積んで「マクロ経済」を理解してしまう前に、首相にして国家経済を任せてしまえば、必ず失敗し、そこで彼の政治生命は終了となるでしょう。
お礼
回答ありがとうございます。 なかなかクレバーな戦術ですね。 大阪市活性化のためなどと言って10個くらい大風呂敷を広げていますが 中には実現不可能ぽいものもありますよね。 そこを叩けばいいんですね。