戦争に勝利する事によって一番利益を得られる人達は戦場に立たず家でぬくぬくと生活をしています。一方、利益を殆ど得られない社会的に弱い立場の人達が、戦争になれば真っ先に戦場に駆り出されて命を落としていきます。戦争になれば一家の大黒柱を喪って路頭に迷う家族が大量に出ますし、従軍によって心身に異常をきたしてしまう人も沢山出ますし、戦場となった場所はあらゆる施設が破壊されて使い物にならなくなり、イラクやベトナムが示すように、巻き添えを食った市民は、足や腕を失ったり、被爆や毒ガスの後遺症で一生を棒に振るかもしれません。
戦争の本質は、弱者が淘汰され、強者がより強くなるだけです。戦争という時、多くの人々が死に、家族が路頭に迷い、都市や公共施設や自然が破壊され、経済も地域住民も壊滅的なダメージを受けるという現実を直視しなければならないでしょう。この言葉が使われる時、きちんとそこまで考えて使っている人が少ないように感じるのは私だけではないと思います。言葉に現実感がこもっていないのです。
ただ、国際貢献という形で、海外に自衛隊を派遣することについては賛成です。ただし、派遣する際は、きちんと国会で審議して、本当に必要なものに限定すべきです。例えば、民族紛争などで、どうしても調停役の第三者が必要なケースなど。そういう改憲ならした方がいいと思いますが。
お礼
まともな回答をありがとうございました。