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世界の正月について

西洋の国は宗教的な理由(キリスト教)の為かクリスマスの方を重要視し正月は普通の祭日扱いです アジアの国は日本と同じでほとんど正月重視ですが、殆んどの国は旧正月重視ですそれはどうしてですか。またイスラムの国では当然のことクリスマスを重視していないと思います。イスラムの国では 正月をどのようにしているのでしょうか。クリスマスがイエスキノストの誕生日の様に、モハンマドの誕生日を祝うのでしょうかどなたか教えてください。

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  • phj
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回答No.1

まず現在の暦はグレゴリオ暦はそれ以前のユリウス暦の春分の日を一致させるという当時のお祭り(つまり宗教儀式)の都合があったので、現在の日にちになっています。 そしてグレゴリオ暦は地球の公転周期と非常に近いため、現在では広く世界で一般的に利用されるようになっています。この点についてはイスラム教であってもグレゴリオ暦は無視できず一般的に利用されています。 しかし、そもそも元日の決め方が「宗教的な理由」だったように、暦というのは各国の宗教的文化的な慣習と深く結びついているのです。 日本においては例外的に多神教であったことと、明治維新後の西洋文明受容のために思い切った政策を取ったことなどにより、グレゴリオ暦が一般的なものとして定着してます。しかし、神社のお祭りとかお盆などの宗教的行事はいまだに旧暦で行うところも少なくなりませんし、大安は結婚式・友引は葬式をしないなどのグレゴリオ暦以外の暦を使うこともあります。 他の国はたとえ欧米であっても宗教的な内容を重視するため、従来通りの慣習に従ってお祭りなどを執り行うのです。 西洋に関して言えば、そもそもグレゴリオ暦の導入自体が宗教的な課題として問題になったためですし、西洋各国のグレゴリオ暦導入についてもカソリック・プロテスタント・正教などによってまちまちでした。 アジアの国に関して言えば、日本のような「国が率先して近代改革をして、西洋と肩を並べる」という目標はなく、特に植民地化されたところでは「植民地化されても文化や宗教は伝統を守る」というプライドが出てきますし、中国・韓国などのように「西洋文明など穢れたものは取り入れたくない」とかたくなな態度を取った国でもやはり「西洋かぶれの日本のようにはなりたくない」として旧来の習慣を守ったわけです。 この点日本はかなり思い切って国を変革したといえます。 イスラム教においては、正月という概念よりもラマダーン月に行う断食(サウム)のほうが重要であり、これが季節の節目になります。 このときは日中は断食しており、日没とともに食事ができるようになるため、日本の盆と正月が一緒にきたような感じになるそうです。 どの国でも「生活のリズム」というのがあり、砂漠の多い地域と北国ではまったくリズムが違います。 グレゴリオ暦は科学的に地球の自転周期と一緒ですので、世界共通のものさしとして24時間を1日とするのと同じぐらいどの地域でも通用するため、現在では世界標準になっています。 しかし日本のように四季がほとんどない国もあり、それぞれの生活様式に合った暦の取り方は伝統的なもののほうがリズムがあうことも多いのです。 ですから、世界中のそれぞれの文化や宗教的(ほとんどの国は文化=宗教です)な状態に合わせて、グレゴリオ暦と古くからの伝統的な暦を2本立てで利用しています。

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